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誰にでもできるシンプルな「ミトコンドリア健康法」を紹介。
体内のミトコンドリアを増やして元気になるための3つの方法
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160623-00010002-wired-sctch
WIRED.jp 6月23日(木)11時10分配信
人間が、動いたり、考えたり、はたまた恋をしたりすることができるのは、ひとえにエネルギーがあるからだ。そのエネルギーをつくっているのが、「ミトコンドリア」と呼ばれる細胞内小器官である。
「人間を含めた高等生物は、もともとは遺伝子をつくる生物とエネルギーをつくる生物の2つが合体して生まれています。そのエネルギーをつくる生物が、現在のミトコンドリアです。ミトコンドリアがなければ、間違いなくわたしたち人間は存在していないでしょう」
そう話すのは、日本医科大学教授の太田成男。30年以上にわたってミトコンドリアと健康の関係を追い続けてきた、ミトコンドリア研究の第一人者だ。
ミトコンドリアが増えるほどカラダは元気になる、と太田は続ける。「極端に言えば、病気とは『ミトコンドリアが足りなくなった状態』のことをいいます。身体には悪くなったところを治す力がもともと備わっていますが、治すためにはエネルギーが必要。エネルギーが十分にあれば、すなわちミトコンドリアが十分にあれば、病気になっても必ず健康になることができるのです」
では、ミトコンドリアを増やすにはどうしたらいいのだろう? 太田が教えてくれた3つの方法は、とってもシンプルだ。
「エネルギーが足りない、と細胞が感じると、ミトコンドリアは増えるようにできています。そのためには、ひとつは身体に寒さを感じさせること。ひとつは運動によってエネルギーを消費すること。そしてカロリー制限をすること。強めの運動を心がける、あるいは週に1回1食抜くといった習慣を続けるだけでも、2週間でミトコンドリアは増えていく。鍛えれば鍛えるほど、ミトコンドリアは増えてくれるし活性も出るのです」(ちなみに太田自身のミトコンドリア増殖法は社交ダンスだそうだ)
健康も病気も、「ミトコンドリア」というひとつのレンズを通して説明をしてしまう太田の考えは、まさに目から鱗だった。
「すべての細胞に存在するミトコンドリアの研究は、全身を対象とするものです」と太田は言う。「ミトコンドリアを考えることで、脳や心臓といった身体の部位を一つひとつ切り離すのではなく、総合的にとらえる視点を得ることができるのです」
WIRED.jp_U
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