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大注目のブドウ糖、脳の空腹感解消でダイエットにも効果的(週刊女性PRIME)
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/739.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 6 月 12 日 08:52:20: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

大注目のブドウ糖、脳の空腹感解消でダイエットにも効果的
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160612-00028209-jprime-life
週刊女性PRIME 6月12日(日)5時0分配信


 今、お菓子のラムネにすごいリカバリー効果があると話題を集めている。注目されているのは、その主原料であるブトウ糖の効果。これからの季節には特に助かる、即効性と安全性も高い成分。

 ネットを中心に「二日酔いに効く」「頭がシャキッとする」などと、さまざまな健康効果が話題になり、非常に売れているのだとか。

 メディカルリテラシーをテーマとした啓発活動を展開している老年病科医の岡本宗史先生と、『ぶどう糖.com』を運営する小笠原久雄さんに、シーン別の効果的なとり方を聞いた。

【糖尿病】怖い低血糖の症状に即効性が

 ブドウ糖を必要とする病気としてよく知られているのが糖尿病です。膵臓で作り出されるホルモン・インスリンの作用が不足すると、ブドウ糖を取り込んでエネルギーとして利用できなくなり、血中のブドウ糖濃度が高くなる。

 この高血糖の状態が糖尿病で、治療しなければ神経障害や網膜症、腎症などを引き起こしてしまう。そのため血糖値を下げる治療として、薬を服用したり、インスリン注射を打つが、その副作用として起こるのが、高血糖とは逆の低血糖。

「糖尿病の患者さんには、動悸、冷や汗、手指の震えなどの低血糖の症状が出たときのために、ラムネなどのブドウ糖を携帯することを指導します。砂糖が入ったアメ玉でもいいのですが、ブドウ糖のほうが吸収が早く即効性があるのです」(岡本先生)

【熱中症】水分+塩分+ブドウ糖で酷暑を乗り切る

 熱中症とは、高温多湿な環境などで、身体の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節ができなくなり、身体に熱がこもってしまう状態のこと。症状としてめまいや吐き気、手足のしびれなどが起こり、とくに高齢者は死に至ることもあるので、注意が必要。

 熱中症対策に必要なものといえば、水分や塩分の補給が知られているが、ブドウ糖も大切。こまめにとるようにしよう。

「大量に汗をかいて熱中症になると、水分だけでなく塩分も失われて、身体に異常をきたします。塩分をとる際には、ブドウ糖を一緒にとることで、塩分だけのときよりも、腸に素早く吸収され、さらに水分の吸収も早くなることがわかっています。ブドウ糖によって身体に必要な塩分と水分を素早く取り込むことができるので、ブドウ糖は熱中症対策として有効なのです」(岡本先生)

【二日酔い】飲む前後に補給すれば、肝臓の代謝に役立つ

 ブドウ糖が二日酔いに効くことがわかり、お酒を飲む人たちにラムネが大人気になっている。でもどういう仕組みで効くのか?

「お酒を飲んだとき、肝臓がアルコールを代謝する際にできるのが、アセトアルデヒドという成分。このアセトアルデヒドの分解にはブドウ糖が大量に消費されますが、ブドウ糖が不足するとアセトアルデヒドが体内に残り、低血糖になってしまうことが二日酔いの原因に。

 飲んだ翌日に頭痛や身体のだるさが起こってしまうのです。しかし、お酒を飲む前、飲んだ後にブドウ糖を含むラムネなどを補給すれば、ブドウ糖不足に陥らず、二日酔い防止に役立ちます。

 お酒を飲んだ後にラーメンやごはんもの、甘いものを食べたくなるのは、炭水化物を食べることで、身体がブドウ糖を補おうとしているからかもしれません」(岡本先生)

【ダイエット】砂糖より低カロリー。上手に取り入れて空腹感をOFF

 ブドウ糖は砂糖よりもカロリーが低く、上手にとればダイエットにも効果的。

「空腹を感じたときにブドウ糖を少しとるだけで、血糖値がアップし、脳の空腹感が解消されます。カロリーの高いスイーツを食べるよりも、ラムネやブドウ糖のタブレットを少しとることで満足感が得られるので、間食防止にもなります」(岡本先生)

「ブドウ糖をとることで、疲れている脳が回復し、イライラがなくなったり、精神的にリラックスできる面もあります。ダイエットによるストレスを減らすためにも、空腹を感じたら、ブドウ糖のタブレットを1〜2粒なめるというのもおすすめです。

 砂糖の甘さは快楽につながり、やめられなくなりがちですが、スッキリした甘さのブドウ糖は、たくさんとりたいと思うものではありません」(小笠原さん)

【頭がスッキリ】脳にエネルギーを送れば成績も上がる!?

 農林水産省による「めざましごはんキャンペーン」では、朝ごはんを食べて1日をシャキッとスタートさせることを推奨している。

「文部科学省のデータによると、朝食をきちんと食べる習慣のある学生ほど学力調査の正答率が高いことがわかっています。これは脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を、朝食を食べることでとっていることが関係していると考えられています。また、残業などで疲れてきたときにも、ブドウ糖をとることで下がってきた脳のパフォーマンスを元に戻すことができます」(小笠原さん)

「寝ている間も脳は活動してブドウ糖を消費しているので、朝起きたときにはブドウ糖が不足し、血糖値が下がっています。そのため、朝はブドウ糖を補給することで、脳にエネルギーを送り、頭をスッキリさせることができるのです」(岡本先生)

【スポーツ・トレーニング】マッチョになるにもラムネが効く!?

 身体を鍛えていて、ふだんはプロテインなどタンパク質が中心の食生活を送り、糖質を控えているマッチョな人でも、筋トレの最中は糖質をとることが常識となっている。

「運動をすると、疲労回復のため筋肉が糖質を必要とします。このときに吸収力が早いブドウ糖を補給すると、筋肉に素早くエネルギーが与えられて、トレーニングの効果がアップすることがわかっています」(岡本先生)

 糖質に反応して分泌されたインスリンが、筋肉の材料となるタンパク質を糖とともに筋肉の中に入りやすい状態にしてくれるそう。なんとトレーニングの最中に、ラムネやようかんなどの糖質をとるボディビルダーもいるのだとか。

 ただし、スポーツなどで持久力を保ちたいときにとる糖質としては、即効性の強いブドウ糖は不向き。マラソンなどの長時間のスポーツでは、ブドウ糖よりも蔗糖(砂糖の主成分)や、糖質が凝縮されているお餅などがおすすめ。

■1度に大量に摂取しても効果なし

 ブドウ糖は乳幼児や高齢者に与えても問題がない、安全な食品。医療現場でも点滴の原料として使われており、副作用はほとんどない。一方、ブドウ糖は1度に大量に摂取しても貯蓄することはできない。

 摂取制限は定められていませんが、とりすぎて必要なカロリーをオーバーしてしまうと肥満につながるので注意。健康補助食品としてブドウ糖を摂取する際は、商品に記載されている使用量を目安に摂取しよう。

 また、ブドウ糖を購入するときは、原材料をチェックして、余計な成分が入っていない商品を選ぼう。ラムネ菓子の中には、ブドウ糖ではなく、砂糖を使って作っているものもあるので注意。

イラスト/ちんぱん
 

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