http://www.asyura2.com/15/health17/msg/717.html
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常に倦怠感を覚える20代スタッフの自律神経年齢と疲労度は…? 疲労回復プログラムも体験!
疲労の原因はすべて脳にあった! 最新研究からわかった自律神経の矛盾とは…
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160601-00066014-playboyz-soci
週プレNEWS 6月1日(水)15時0分配信
ゴールデンウィーク終了後、海の日まで68日間も祝日がないこの時期、疲労もピークに違いない!
【写真】自律神経年齢と疲労度を2分で測定!
http://wpb.shueisha.co.jp/2016/06/01/66014/images/1
毎日だるい、頭が重い、いくら寝ても疲れがとれない…なんてことに覚えがある人は多いと思うが、実は疲労とは体そのものが疲れているのではなく、脳が疲れていたのだ!
集英社新書の最新ベストセラー『すべての疲労は脳が原因』の著者・梶本修身(かじもと・おさみ)先生に聞いた。
■日常的な疲れは自律神経の防衛本能が原因だった!
運動後に体に疲れを感じるのは当たり前だ。普通は走る、泳ぐ、踊るなど、動けば体が疲れるため…と考えられるが、「体は疲れていません」と言うのは大阪市立大学病院疲労医学講座特任教授で「東京疲労・睡眠クリニック」の院長でもある疲労のエキスパート・梶本修身先生だ。
「その疲れは脳が感じているだけなんです。運動をすると心拍数や血圧が上がって、呼吸が速く大きくなり、体温も上がります。この働きを秒単位で制御しているのが自律神経。運動が激しくなると『これ以上、自律神経を酷使するのを避ける』ため『身体が疲れた』と誤解させて無茶をさせないようにする。だから疲労を感じるんです」
運動で肉体的に疲れていると思いきや、その原因は自律神経。筋肉の疲労を招くのは筋肉を激しく酷使するボクシングやスクワットで、ジョギングなどの一般的有酸素運動では筋肉の疲労にはつながらないという。そして、疲労について日本疲労学会では、こんな風に定義されている。
【一般的に運動や労力などの身体作業(運動)負荷あるいはデスクワークなどの精神作業負荷を連続して与えられた時にみられる、身体的あるいは精神的パフォーマンス(作業効率)の低下減少】
運動でもデスクワークでも疲労はすべて同じメカニズムで起こる。実はスマホの普及で増加している眼精疲労も、目ではなく自律神経の疲労だという。
物を見る時の距離と自律神経は関連性がある。野生の動物を例にとると、ライオンなど動物は狩り=仕事をする交感神経優位な時は目は遠くを見るよう解剖学的に設計されている。遠くを見たほうが獲物を見つけやすいからだ。逆に、赤ちゃんにおっぱいを与えるお母さんのようにリラックスしている副交感神経優位な時は近くを見るよう設計されているという。
ところが、現代生活において、交感神経優位な仕事モードでパソコンやスマホなど近くを見なくてはいけない状況が生じた。その結果、仕事中、脳は交感神経優位であるにもかかわらず、目に対しては近くを見るために副交感神経の刺激を出さなくてはいけない。この自律神経の矛盾が眼精疲労の正体なのだ。
そのため、梶本先生は「現代社会は非常に疲れやすい時代といえます」と言うが、一方で疲れについての研究も進み始めていて、疲労の真実や取り除き方などが徐々に明らかになっている。なんと、疲労も数値化できる時代なのだ!
■2分で判明! 自分の自律神経年齢と疲労度がわかる
梶本先生が院長を務める「東京疲労・睡眠クリニック」では、疲労を客観的に検査することができる。その最初の一歩が、心拍と脈拍の変動による交感神経と副交換神経のポテンシャルとバランスを測定する「自律神経疲労度検査」。2分計測するだけで、自身の自律神経年齢と疲労・ストレス度合いががわかるという。
疲れの原因は脳=自律神経とは前述の通り。自律神経の状態がわかれば、疲労の度合いもおのずと判明するというわけだ。
そこで今回、常に倦怠感を抱える編集・タケダ(28歳)、年齢とともに日々疲れを感じやすくなったフリーのスタッフ・ニシザワ(42歳)が測定をした。
結果、まずニシザワは「良好」。自律神経機能は実年齢より+7歳で活動モードに切り替えにくいタイプと出たが、交感神経と副交感神経のバランス、自律神経機能活動は正常だ。
問題は若いはずのタケダのほうで、判定は「注意」。自律神経機能は42歳相当と+14歳だった!
「この若さでこの結果は普通ないですね。結果を見ると、自律神経のポテンシャルが低くて、疲れやすいタイプです。周りと同じ負荷でも疲れが残ってしまいやすいし、徹夜をしたら結構キツいはずですよ」
そんな人がぜひ試したいのが、「東京疲労・睡眠クリニック」でのみ利用可能な「疲労回復CPAP」だ。タケダも早速、この器具を装着してみたが、これは“呼吸を補助して自立神経の負荷を軽減するプログラム”というものを搭載した医療機器とのこと。
空気を押し込むことで細くなった気道を太くし、呼吸を補助することで息をしやすくするそうだが、呼吸が楽になれば、おのずと呼吸を司る自律神経も楽になり、疲弊の要素がひとつ減るのだとか。
実際には、タケダ本人に呼吸トラブルを抱えている自覚はなかったが、「すごく楽です」と終わった後は少しだけスッキリした顔をしていた。
しかしながら、これは「東京疲労・睡眠クリニック」でしか行なわれていない治療。誰もが受けられるわけではない。そこで、次週は日常生活での注意点、一般的に信じられている疲労回復方法の効果を探る!
(取材・文/渡邉裕美 撮影/五十嵐和博)
取材協力/梶本修身先生
医学博士。大阪市立大学病院疲労医学講座特任教授。『東京疲労・睡眠クリニック』院長。2003年より産官学連携「疲労定量化及び抗う疲労食薬開発プロジェクト」の統括責任者。
「東京疲労・睡眠クリニック」
住所:東京都港区新橋1-15−7 新橋NFビル3F 電話:03―3504―0555(完全予約制)
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