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よく噛んで食べるということは、胃腸に負担をかけないだけでなく、様々な効果がある。
あなたの便秘、よく噛まないことが原因かも?
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151218-00010000-biz_dime-nb
@DIME 2015/12/18 20:02 DIME編集部
「よく噛んで食べなさい」
昔、母親にそんな風に言われて、耳がタコのようになっている人はいないだろうか。そもそも、よく噛むことは非常に多くの効果があるといわれているのだ。その中には、耳にタコになっている人も、ぜひ知っておいてほしいことがある。それは、よく噛まないと、便秘になる可能性があるということだ。
逆をいえば、いつも便秘がちな人は、よく噛んでいないことが原因である可能性もある。しかし、よく噛んで食べるということは、ダイエットや消化吸収の観点からも非常に重要なこと。そこで、便秘とよく噛むという行為の関係について考えてみた。
■よく噛まないとなぜ便秘になるのか?
普段の食事のとき、よく噛むことを意識している人はどれほどいるだろうか。実は、よく噛むことは、消化がされにくいだけではなく、便がカチカチに堅くなるというリスクもあるのだ。「よく噛まなくても、水分をたっぷりとれば便通は良くなるのでは」と感じるかもしれないが、水分は唾液がメインでないと、ちょうど良い便にはならない。
例えば、お茶漬けが良い例だ。お茶漬けを食べるときというのは、よく噛まずに形の残ったまま、さらさらとかきこむので、唾液があまり分泌されない。よっていくら水分が多くても、便は柔らかくならないのである。よって、よく噛むことは、便秘になりにくいともいえるのだ。
■よく噛むことの豊富な効果
また、よく噛まないと、当然胃腸に負担がかかり、消化機能がヒートオーバーしてしまう。消化しきれなかった食べ物は、便秘という不健康につながるというわけだ。それならば、しっかりと噛んでスムーズなお通じで健やかに過ごすほうが賢明である。一口30回は、しっかり噛むことを目標にするとよいという説もある。実はよく噛むことは、胃腸に負担をかけないだけでなく、他にも次のような様々な効果があるのだ。
・味覚が発達する
・表情筋が鍛えられ、表情が豊かになる
・脳が刺激されて物忘れ防止になる
・食べ過ぎを防ぐことができる
・免疫力が上がる
特に噛むことは一種の運動であり、脳の活性化も期待できることは見逃せない。岐阜大学の実験では、チューインガムを噛むことで記憶力がどれくらい変わるのかが検証された。結果、チューインガムを2分間噛んだだけで、高齢になるほど、記憶力が平均10ポイントもアップしたという。認知症の人が増える中、しっかり噛むことは、自分はもちろん、親世代にとっても差し迫る課題といえる。
食べ過ぎを防ぐことができるのは、よく知られていることだ。よく噛むと満腹中枢が刺激されるために、少ない量でも早く満腹感が得られるからだ。よく噛む癖をつけておけば、食べ過ぎや暴食を防ぐことができるので、肥満防止につながる。また、噛むことは。実は唾液と一緒に出る「パロチン」というホルモンが、免疫力を高めることも知られている。
よく噛むと唾液が多く分泌されるため、アミラーゼという唾液の消化に役立つ成分が働き、胃の負担を軽減させてくれるのだ。栄養素の吸収がアップすれば当然、免疫力が上がる。よく噛んで食べることは消化を高めるだけでなく、便秘予防や認知症予防、肥満防止、免疫力向上にもつながるのだ。
大人になった今「よく噛みなさい」という幼い頃から受けた母親からの言葉が、ここまで科学的に証明されていることだったというのは驚きである。今は自分が親の立場という人も多いだろう。よく噛むことは、様々な効果があることを、子ども世代はもちろん、認知症予防のためにも、親世代にも伝えていきたいものである。
文/石原亜香利
@DIME編集部
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