http://www.asyura2.com/15/health17/msg/471.html
Tweet |
異論続出! 『「平熱37℃」で病気知らずの体をつくる』という健康本〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151213-00010001-shincho-life
「週刊新潮」2015年12月3日号
巷に溢れる“健康本”の中には、異論が続出している健康法がある。例えば、クリニック真健庵の吉村尚美院長が提唱する、『「平熱37℃」で病気知らずの体をつくる』というのもその一つ。なぜ、世には怪しい健康法が多くあるのだろうか――。
***
『「平熱37℃」で病気知らずの体をつくる』で説明されるのは、以下である。人間が生命活動を維持するための重要な酵素が活発に働くのは、37度前後。低体温は、老化スピードを早め、免疫力も低下させるから、がんや脳梗塞、心臓病など重篤な疾患の引き金になる。従って、体を温める食事を摂ったり、エクササイズで体を動かしたりして、平熱を37度にすることが肝心なのだとか。
ところが、
「実は、これまでの調査では、むしろ低体温の人の方が長寿というデータが多いくらいなのです」
と明かすのは、おおたけ消化器内科クリニックの大竹真一郎院長である。
「たとえば、米国ボルチモアで65歳以上の男性約700人を20年以上、追跡調査した結果、長生きするのは、体温が低い人が多かった。さらに、遺伝子操作で通常よりも体温を0・3〜0・5度低くしたマウスでも同様でした。万一、体温が高い方が長生きだとしても、どちらにしたって、人間は体温をコントロールできないのですから、その健康法は何の意味もないのです」
確かに、人間は定温動物であると理科の授業で習ったはず。
なぜ、巷には怪しい健康法がはびこるのか。
医師で医療ジャーナリストの森田豊氏がこう語る。
「世はまさに健康ブームです。テレビをつければ、健康ノウハウを紹介する番組が流れ、本屋にもその類の本が所狭しと並んでいる。その背景には、高齢化社会による国民の健康志向の高まりがある。ただ、問題は、“トンデモ健康法”がそこに紛れ込んでいること。それを見分けるのは一般人には簡単ではありませんが、ポイントは医学的根拠があるかどうか。著者の素性を確認するのも大事ですが、たとえ、医師という肩書でも、商売のために突飛なことを書く人もいますから注意が必要です」
間違った健康法を鵜呑みにして、逆に健康を害するほど馬鹿らしいことはないのだ。
「特集 巷にはびこる『怪しい健康法』の真贋判定」
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 不安と不健康17掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。