3. 2015年12月08日 13:31:22
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リノール酸の少ない食用油ってなんですか? makaronmilkyさん 2008/12/2101:16:08 リノール酸の少ない食用油ってなんですか? リノール酸はアトピーによくないようで、あまり摂りたくないのですが 植物油にはだいたい含まれているとの事で リノール酸の少なめな食用油を探しています。 グレープシードとかオリーブとかでしょうか? ベストアンサーに選ばれた回答 runsuke_8さん 2008/12/2104:02:02
なたね油、オリーブオイル→オレイン酸が多い ▼高温調理にも酸化しにくい。 黒い瓶に入ったエクストラバージンオイルがお勧め。 紫蘇油、あまに油、えごま油→αリノレン酸が多い ▼体内でEPA、DHAに変換される。 高温に弱いので、生で摂取するか、炒め煮程度の低温調理向き。 リノール酸はn-6系脂肪酸になります。 リノール酸は、酵素を経てγリノレン酸になり、これがセラミドに関係しています。 なぜリノール酸が悪く言われるかというと、過剰に摂取したリノール酸は体内でアラキドン酸(これもn6脂肪酸)に変換され、このアラキドン酸から作られる生理活性物質〈プロスタグランジン、ロイコトリエンなど〉が湿疹、炎症、アレルギーの原因になっています。 アラキドン酸は、動物性の脂質になります。肉、卵、乳製品に多いですね。 リノール酸とアラキドン酸を減らしながら、αリノレン酸(海藻や紫蘇に多い)やEPA、DHAを増やす(要は肉より魚を食べる)とアトピー改善に効果があります。 またリノール酸は、大豆や胡麻、米を食べるだけで極端な欠乏にはなりません。 油としてではなく、脂質の高い食品からリノール酸を摂取する事が望ましいです。 n3系とn6系の脂質割合は、1:1〜4が理想とされていますが、アトピーなら1:2ぐらいがいいでしょうね。 厳密なカロリー計算はしないと思いますが、肉1回:魚2回ぐらい。(n3:n6が1:2ですが、脂質含有が違うので魚が多くなります) 動物タンパク質(肉、卵、乳製品全部含む):魚タンパク質:大豆タンパク質を1:1:1ぐらいだと、タンパク質も脂質もバランスいいです。 リノール酸をγリノレン酸にするためには、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6が必要になります。 これらのビタミンやミネラル不足から、アトピーを悪化させている場合もあるので、、ただ油だけやめればいいのではなく、正しい食生活を行う事が大切でしょうね。 リノール酸もαリノレン酸も、サプリや油になるべく頼らず、それらを含む食品の摂取が大切です。 またどんなに良い油でも、1日の総カロリーの20パーセントぐらいを脂質が占める割合にする事が大切です。 脂質は1グラム9キロカロリなので、40〜50グラムぐらいですね(食品に含有されているものも含めてなので、油としての摂取はわずかになりますよ) http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1421577119 花粉症、アトピー、アレルギーの人に「良い油」と「悪い油」2012年10月05日 なんらかのアレルギーを持つ人は「エゴマ油(しそ油)」か「亜麻仁油」を使いなさいと言われますが、それはなぜなのか簡単に説明したいと思います。 植物油は脂肪酸で構成されていますが、ここでは「リノール酸」「オレイン酸」「αリノレン酸」に着目します。
各油によって脂肪酸の比率は様々。 どれも人間に必要な脂肪酸ですが、極端な偏り方をすると様々な不具合が生じてきます。 細かい事は省略して簡潔に書くと、 「リノール酸」を多く含む油に偏ると・・・アレルギーを悪化させる。 食物アレルギー、アトピー、花粉症、鼻炎等のアレルギー反応を強めるだけでなく、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中、発がんのリスクも上げると考えられています。 揚げ油やスナック菓子、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシング等に多用されている他、乳製品、卵、肉等にも含まれるため、日本人は摂取しすぎている傾向にあります。 *各油のリノール酸を含む割合
紅花油(サフラワー油)・・・・72% ひまわり油・・・・・・・・66% グレープシードオイル・・・・・65% 大豆油・・・・・・・・・・50% コーン油・・・・・・・・・47% ゴマ油・・・・・・・・・・・42% ・ ・ キャノーラ油(なたね油)・・・・・20% エゴマ油(しそ油)、亜麻仁油・・・・15% オリーブ油・・・・・・・・・・・10% * * * * * * リノール酸の割合が少ないのは、キャノーラ(なたね)油、エゴマ(しそ)油、亜麻仁油、オリーブオイル。 中でもリノール酸の代わりに「オレイン酸」を多く含むのが、オリーブオイル(70%)、キャノーラ(なたね)油(55%)です。 オレイン酸は熱に強く酸化されにくいので、加熱調理に最適。 アレルギーやガンの影響は特になし。 悪玉コレステロールを下げる効果もありますが、油なのでカロリーは同じ・・・摂り過ぎには注意が必要です。
リノール酸の代わりに「αリノレン酸」を多く含んでいるのが、エゴマ(しそ)油、亜麻仁油(各60%)です。 αリノレン酸は熱に弱く、加熱調理にむきませんが、炒めもの程度の加熱ならOK。生で摂取するドレッシングなどに最適。 酸化しやすいので開封したら早めに(1〜2カ月程度で)使い切らなければならないのと、非常に高価なのが欠点。 アレルギーを抑える効果がある。ガンへの影響は特になし。 αリノレン酸は野菜、魚、海藻にも多く含まれます。
*アレルギーを抑えたい時、具体的にどうすれば効果的なのか。 ・肉よりは魚介類を食べる頻度を増やす。 ・豆類、緑黄色野菜、根菜、きのこ類、海藻類などを積極的に摂る。 ・加熱調理に使う油は「オリーブ油」か「キャノーラ油(なたね油)」、生で摂取する場合は「しそ油」か「亜麻仁油」を意識する。 ・マーガリンをバターに変える。(マーガリン・・・コレステロールは含まないがリノール酸を多く含む) ・外食では揚げものをなるべく控える。 ・ここでは触れていませんでしたが、白砂糖を摂る量を減らす。 →てんさい糖、メープルシロップ、はちみつ等も併せて使う(花粉症の人は蜂蜜は控えた方が良い)。 *最後に。
図書館で色々な本を借りて読みましたが、 アレルギーは様々な原因が積み重なって自分の許容量を越えたことで発症することであり、「これさえ変えればアレルギーが治る!」というものでは無いのですね。 魚介はいいとわかっているのに・・・「海の汚染によって魚に有害金属(水銀や鉛など)が蓄積し、食べると害を起こす」「養殖魚に打っているワクチン、抗生物質が人間の体にも悪影響を及ぼす」という記述も読みました。 アレルギーは「小麦の摂取が増えたからだ」 「地球の環境が変わったから」 「食の欧米化が日本人の体質にあっていないから」 等々・・・ 何が原因か、何がアレルギーを悪化させているか、答えはひとつではないのでしょう。 その中で、リノール酸とαリノレン酸のことが一番気になったのでブログに書きました。 私のお菓子レシピはキャノーラ油(なたね油)やオリーブオイルを使用しているものが多いのですが、このことを意識してレシピを作っているからです。 http://blog.goo.ne.jp/tukamotochigusa/e/29cdd5adfe7e594b70b89b4f627decc6 「オリーブオイルは健康に良い」は本当か?
ダレが言い出したのか知りませんが オリーブオイルは健康に良いのだと、家族が言うのです。 なぜ健康に良いのかと聞くと、サラダ油より身体に良いからとか 花粉症の症状が軽減される気がするだとか まるで理屈がなっていません(苦笑) なので、少し調べてみました。 まず、ここでは、いわゆる食用の植物性「油」のことは 「油脂」と表現させていただきます。 基本的に、油脂は4種類あります。 ・リノール酸(n-6系脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)) ・α-リノレン酸(n-3系脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)) ・オレイン酸(一価不飽和脂肪酸) ・パルミチン酸(飽和脂肪酸) 飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸は 単純に、化学式で記述したときに、炭素の量が偶数か奇数かの 違いです。 不飽和……「不」とついているからといって 身体に悪いものという意味ではありません。 さて、身体に良いと噂されてるオリーブ油はというと オレイン酸が多く含まれています。 その含有量はというと、8割がオレイン酸です。 では、オレイン酸とはどんな油脂なのでしょうか。
ひらめきオレイン酸 1.血中のLDL(悪玉)コレステロールを下げるがその作用は弱い。 2.血中のLDLコレステロールの酸化を抑制して 動脈硬化の進行の予防に働く。 3.HDL(善玉)コレステロールは下げない 4.比較的酸化しにくい(劣化しにくい) おおよそはこんな感じです。 そして、オリーブ油だけかと思ったら ひまわり油や、紅花油にも8割くらい含有されています。 やっぱりオリーブオイルいいじゃんと思う前に 他の油脂のことも見てみましょう。 ひらめきリノール酸 1.血中のLDL(悪玉)コレステロールを下げる(オレイン酸よりは強め) 2.HDL(善玉)コレステロールは下げない 3.体内で一部炎症を起こすホルモン様物質に変わるのでとりすぎないように 注意が必要と考えられている 4.比較的酸化しやすい(劣化しやすい)
ひらめきα-リノレン酸 1.体内で一部がEPAやDHAに変わり、健康機能を発揮する 2.血中の中性脂肪を下げるほか、血栓の生成を防ぐ、不整脈を 防ぐなど、さまざまな生理作用で生活習慣病を予防する 3.免疫機能をととのえる作用があり、炎症性の疾患に向くと 考えられている 4.非常に酸化しやすい(劣化しやすい) ひらめきパルミチン酸 1.血中のLDL(悪玉)コレステロールを上げる 2.血中のHDL(善玉)コテステロールは変化させないか、やや上げるとされている 3.摂取量の多い人では、心筋梗塞の死亡率が上がる 4.常温で固体なので、この割合が多いと低温で固まりやすい 5.酸化しにくい(劣化しにくい リノール酸はたくさん摂取しないようにしたいと思う感じですね。 α-リノレン酸はよさげな事がいっぱい書いてありますし 免疫機能を整えるということは、アレルギー体質の人に なんらかの期待がもてそうな油脂です。 パルミチン酸なんか、悪玉コレステロールは増やすし たくさん摂る人は心筋梗塞の死亡率が上がるなんて 恐ろしいことも書いてありますよね。 ということは、パルミチン酸が多く含まれている油脂は避けて オレイン酸、α-リノレン酸をなるべくメインに、そうでなければ リノール酸をとりすぎないように心がけようと そんな感じになります。
さて、ではα-リノレン酸はどういう植物油にたくさん含まれて いるのでしょうか。 残念ながら、α-リノレン酸が8割以上という油を見つけることは できませんでした。 菜種油(キャノーラ油・カノーラ油)に1割程度 大豆油に1割程度でした。 アマニ油やえごま油にも多く含まれるとありますが 具体的にどの程度含有しているかわかりません。
菜種油はα-リノレン酸のほかに、オレイン酸が6割、リノール酸が 2割とあります。 大豆油はα-リノレン酸のほかに、リノール酸が5割、オレイン酸が2割 パルミチン酸が1割とあります。 市販に流通している一般的に「サラダ油」と呼ばれるものは この菜種油と大豆油を半分ずつくらいの割合で混ぜているものが多いので サラダ油とはどういうものか、大体わかってきたのではないでしょうか。 キャノーラ油に関しては、良いと思われるα-リノレン酸と オレイン酸を足せば7割含有ですし、残りはリノール酸と ビタミンEなどですから、総合的に健康被害が出にくい油だといえそうです。 ちなみにオリーブオイルは、オレイン酸が8割、パルミチン酸1割 リノール酸が1割とのこと。 ところで、食用油というと、食品を炒めるときに使う 炒め油や、揚げ物に使う揚げ油、ドレッシングに使う油などを 想像されているかと思いますが 実はかなり摂取量がある油に「パーム油」というものがあります。 油ヤシから作られてる油なのでパーム油と呼ばれるのですが 脂肪酸はパルミチン酸が4割、オレイン酸が4割、リノール酸が1割です。 飽和脂肪酸が多いので酸化安定性に優れ、その性質を利用して マーガリンやショートニング、インスタントラーメンや アイスクリームなどの加工食品に幅広く使われているとのこと。 つまり加工食品をよく食べる人は、必然とパーム油を 摂取する量が多いということです。
さて、そのパーム油に含まれているパルミチン酸の特徴を もう一度おさらいしてみましょう。 ひらめきパルミチン酸 1.血中のLDL(悪玉)コレステロールを上げる 2.血中のHDL(善玉)コテステロールは変化させないか、やや上げるとされている 3.摂取量の多い人では、心筋梗塞の死亡率が上がる 4.常温で固体なので、この割合が多いと低温で固まりやすい 5.酸化しにくい(劣化しにくい
まぁ、多少摂取したからといってすぐに健康被害がでるほどの 毒ではありません。 ただ子供の頃からアイスクリームや、クッキーやポテトチップなどのお菓子 インスタントラーメンや調理済み冷凍食品を日常的に食べるというのは 避けていかないと、蓄積して蓄積していった結果 大人になって健康被害がでてくるという可能性も否定できません。
マーガリンもパーム油が使われている事があるというわけですから マーガリンを材料の一つにする、市販の食パンも できれば毎日摂取するというのは避けたいですよね。 日本はもともとコメ文化ですので、マーガリンに関しては 摂取量について問題ないとされていますが パンが主食の欧米などでは、マーガリンの摂取について 注意が必要といわれているようです。 (パルミチン酸のほかにも、トランス脂肪酸が問題視されています) http://家庭の化学.net/article/109897560.html
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