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糖質制限ダイエットは危険!死亡率増?脳卒中や糖尿病、内臓障害の恐れ(Business Journal)
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/386.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 30 日 00:43:45: igsppGRN/E9PQ
 

糖質制限ダイエットは危険!死亡率増?脳卒中や糖尿病、内臓障害の恐れ
http://biz-journal.jp/2015/10/post_12174.html
2015.10.30 文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士 Business Journal


 ここ2〜3年、「糖質制限食」『ローカーボ(低炭水化物)ダイエット』「糖はいらない」「断糖」「米(パン)は食べるな」『炭水化物が人類を滅ぼす』などという、「糖」を悪者にする書籍が多数出版され、「糖質制限」をすることこそが健康につながるなどという主張がなされている。

 これによると、米、芋、パン、ラーメン、うどん、そうめんなどの炭水化物(多糖類)、アメ、チョコレート、ケーキ、砂糖、ハチミツ、まんじゅうなどの甘味、赤ワイン、日本酒などの醸造酒、くだもの、根菜など、糖分を含むものはすべてNGで、結局食べてよいのは「肉類と野菜」くらいなものになってしまう。

 この「糖質制限食」を実践して2〜3カ月間という短期間で数キログラム〜数十キログラムの減量に成功し、高脂血症、高血糖(糖尿病)、痛風、脂肪肝、高血圧などが改善した、という人は多い。つまり、カロリー制限による面倒くさいダイエットと違い、簡単にやせられ病気も改善できるとして、人気を博しているわけだ。

 しかし、問題が残る。

 地球上に、水(蒸気)やガスなどしか存在しなかった太古の時代に、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)に太陽光が作用して、ショ糖(C6H12O6)と酸素(O2)がつくられ、生物が生きていける環境が整った。

 つまり、地球上に最初にできた栄養素(有機物質)が糖である。糖を構成する「炭素(C)」「水素(H)」「酸素(O)」を並べかえると、「脂肪」はすぐ合成できるし、糖に「チッ素(N)」や「硫黄(S)」をくっつけると、タンパク質の素のアミノ酸もつくられる。
 
 つまり、「生物」は糖を元に発展してきたということになる。よって、「低血糖発作」は存在するが、「低タンパク発作」や「低脂肪発作」は存在しない。

 生きていくのに一番大切な「食欲」も糖が調節している。血糖値が低下したら、脳の空腹中枢が「空腹」を感じ、モノを食べて血糖値が上昇したなら、満腹中枢が「満腹」を感じる。

 「糖」こそ生物にとって最重要の物質であるからこそ、「食べすぎる」傾向にあり、それが中性脂肪に変化し、肥満、高脂血症を惹起し、その結果、糖尿病、動脈硬化、高血圧、血栓症(脳梗塞、心筋梗塞など)を誘発することになる。

 よって、糖が悪いのではなく「食べすぎ」がこうした生活習慣病の要因なのである。その証拠に、100歳以上の長寿者に、好きな物は何かと尋ねると、必ず1位、2位には「甘いもの」と「果物」が入る。

■糖質制限と病気の関係

 このように、生命必須の物質である糖を制限ないし拒否し、肉を中心とする高タンパク・高脂肪食を摂ると、必ずや体に不調が生じてくる。草食動物の象やキリンに肉を食べさせるようなものだからだ。

 動物の食性は、歯のかたちで決まっている。人間は32本の歯のうち20本(62.5%)が臼歯(穀物を食べる歯)、8本(25%)が門歯(野菜を食べる歯)、4本(12.5%)が犬歯(肉、魚を食べる歯)であることからして、全体のうち87.5(62.5+25)%が炭水化物(糖)を食べる歯である。

 米国のハーバード大学は、糖質制限食を続けると心筋梗塞や糖尿病の発症率が高まるとの研究結果を報告している。日本の国立国際医療研究センター病院も、「糖質制限食を5年以上続けると、死亡率が高まる」と、約1万6000人の死亡者の調査から結論づけている。糖質制限食の問題点・危険性は、以下のとおりとなる。

(1)脳卒中、心筋梗塞などの危険性、死亡率が上がる。
(2)肝機能障害、腎機能障害を誘発する(肝、腎がタンパク質の最終産物の解毒排泄)。
(3)ケトアシドーシス(ケトン酸血症) 糖を制限すると、体内の中性脂肪が肝臓でケトン体という酸性のカロリー体に変化するので意識不明になる危険性がある。

 減量するために一時的なショック療法として糖質制限をすることを否定はしないが、数カ月以上続けると危険が伴うことを肝に銘じられたい。なお、糖質制限の危険性について詳しく知りたい方は、拙書『「糖質制限」は危険!』(海竜社)を読んでいただきたい。

(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)

 

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コメント
 
1. 2015年10月30日 08:04:19 : jXbiWWJBCA
体脂肪を減らすには糖質制限より脂質制限?カラダご医見番
【第266回】 2015年10月30日 井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-

 食事中の炭水化物を制限する「糖質制限」は市民権を得たが、「体脂肪」を減らすには「脂質制限」が有効らしい。

 世に糖質制限vs脂質制限の報告は数多いが、ほとんどが自己申告や外来での問診によるもので、厳密な「事実」に基づくデータとは言い難い。先日報告された米国立衛生研究所(NIH)の研究は、対象者を全員入院させて食事や運動量などを管理し、データを取った点がミソだ。

 対象者は平均BMI(体格指数)が35.9の肥満者19人(男性10人、女性9人、平均年齢35.4歳)。全員がNIHの関連施設に2週間×2回入院し、毎日1時間のトレッドミル運動をこなし一定の身体活動量を維持した。

 入院初日からの5日間は総エネルギー量2740キロカロリーのうち、50%を糖質で、脂質25%、たん白質15%のバランスの良い基本食。それに続いて、初回入院時に6日間の糖質制限+2回目の入院時に6日間の脂質制限の群と、その逆のパターンを行う群に無作為に割り付けられた。糖質制限は糖質を800キロカロリー分減らし(糖質30%、脂質50%、たん白質20%)、脂質制限も脂質を800キロカロリー分減らしている(糖質71%、脂質8%、たん白質21%)。両制限食の総エネルギー量は1928キロカロリーだった。

 その結果、1日あたりの体脂肪減少量は糖質制限で35グラムだったのに対し、脂質制限では89グラムと有意に多かった。糖質制限では、インスリンの分泌量が低下し、脂質燃焼量が増加したにもかかわらず、である。研究者は「体脂肪の減少には、インスリン分泌が関与する必要はないのかもしれない」と推測している。また、総コレステロール値など脂質の検査値は脂質制限で改善していた。

 さて、貴方がすでに2型糖尿病予備群であれば、インスリン分泌の負担軽減が期待できる糖質制限は一考に値するだろう。一方、心筋梗塞の既往や家族歴がある方は、脂質制限の改善効果が望ましい。

 ただし研究者はこうも言っている。「実生活では“続ける”ことが重要であり、自分はどちらの食事療法なら続けられそうか、を考えて選択すべきだろう」と。

(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)
http://diamond.jp/articles/-/80555


2. 2015年11月06日 06:23:40 : jXbiWWJBCA
http://jp.wsj.com/articles/SB12055383950015144394104581337050775793370?mod=wsj_nview_latest
世界で最も肥満率が高い国は? 途上国で深刻に

発展途上国でも肥満などが深刻な問題になってきた PHOTO: GETTY IMAGES
By
CIARA LINNANE
2015 年 11 月 5 日 19:52 JST
 世界保健機関(WHO)によると、世界の肥満率は1980年から2倍以上に拡大し、肥満はもはや脂肪や糖分、炭水化物の多い食料を大量に摂取する裕福な先進国に限られた問題ではなくなった。
 最新のWHOデータによると、太りすぎとされた成人の数は2014年に19億人以上、肥満とされたのは6億人だった。つまり、この年に太りすぎとされたのは世界人口の39%、肥満は13%に上ったことになる。
 下の地図が示すように、肥満は発展途上国で急速に問題化しており、すでに栄養失調や感染症が蔓延している国に追い打ちをかけている。その理由は、脂肪や糖分の高い食物は微量栄養素を欠いている半面、一段と入手しやすくなってきたためだ。
ENLARGE
肥満は発展途上国で急速に問題化している GRAPHIQ
 WHOは「こうした食生活と運動不足とが重なり、子どもの肥満が急増する一方で栄養失調の問題が未解決のまま残されている」と指摘した。
 肥満率の高さで世界ランキングのトップはサモアで、肥満率は43.4%。米国は33.7%で9位に入っている。上位にランクインした国の多くはカタール(2位、42.3%)、クウェート(3位、39.7%)、アラブ首長国連邦(4位、37.2%)など中東諸国だが、豊富な石油を持つこれらの国々では猛烈な暑さのため、人々はどうしても座る時間が長い生活を送っている。
ENLARGE
肥満率の高い世界10カ国 GRAPHIQ, WORLD HEALTH ORGANIZATION
 WHOによると、肥満率の高い国々が直面する最大の問題は、それが原因で発症する心疾患や糖尿病、骨関節炎など筋骨格障害といった病気だという。
原文(英語):This is how the world looks measured by obesity rates



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