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むし歯・歯周病の予防が、認知症や転倒・骨折のリスクを抑える〈dot.〉
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/380.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 28 日 16:22:30: igsppGRN/E9PQ
 

            第5回歯科プレスセミナーで発表する、神奈川歯科大学大学院歯学研究科の山本龍生教授


むし歯・歯周病の予防が、認知症や転倒・骨折のリスクを抑える〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151028-00000010-sasahi-hlth
dot. 10月28日(水)16時10分配信


 いつまでも健康で長生きしたいというのは誰もが抱く共通の願いだ。健康寿命、つまり健康上の問題で日常生活に制限を持たない期間をいかに伸ばすためにどのような心がけが大切なのだろうか。(一社)日本私立歯科大学協会は第5回歯科プレスセミナーを開催。この中で、神奈川歯科大学大学院歯学研究科の山本龍生教授は、歯の健康が要介護リスクと関わりを持っていることを明らかにした。

 山本教授は「歯の健康とその後の認知症・転倒・要介護の関係」について講演した。日本人の平均寿命は84歳(2014年版世界保健統計による)と、世界一の長寿国を維持している。一方で、厚生労働省科学研究班の2010年の試算によると、要介護期間は男性で9.2年、女性は12.8年だという。

「80年を超える長寿をまっとうしても、終盤の10年程度は日常生活に支障のある要介護期間で、健康とは言えません。一般的に海外の要介護期間は約7年ですから、日本の要介護期間は突出しています」(山本教授)

 要介護の状態になると日常生活に支障が生じる。例えば自分で歯磨きができないため、歯のケアがおろそかになることがある。
「確かに要介護者は歯の健康が不良になりがちです。これまでは、要介護状態になったため、歯の手入れができにくくなり、その結果、歯が不健康になるという順番が想定されていました。しかし、これとは逆に、まず歯の健康が悪化し、それが認知症や転倒・骨折のリスクを高めることが最近の研究で分かってきました」(山本教授)

 山本教授らは歯の健康と認知症の関係を調べてこれを裏付けた。まず、65歳以上で認知症になっていない健康な人4,425人を対象に、残っている歯の数と義歯使用の有無を調べた上で、4年間にわたる追跡調査を実施。その結果、歯がほとんどなく、義歯も使っていなかった人は、歯が20本以上残っている人よりも1.85倍も認知症になりやすいという。

「同様の調査手法で、歯が19本以下で義歯を使用していない人は、歯が20本以上ある人に比べて、2.5倍も転倒リスクが高いという結果が出ました」(山本教授)

 この20本という歯の数は、80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという「8020運動」に由来するものだ。歯がほとんどなくても、義歯を使用することで、認知症のリスクは軽減されると山本氏は言う。自分に合った義歯を使用することで、食べる喜びを得るだけではなく、生活も向上するというのだ。

「要介護になる原因と歯の健康の関連を予想してみると、歯を失うことで咀嚼能力が低下し、かむことによる脳の刺激が少なくなるため、脳の認知領域に退行性変化が起きて認知症になりやすくなるという可能性があります」(山本教授)

 それでは、歯の健康を維持するにはどのような対策が有効なのだろうか、山本教授によると
 「歯を失う主な要因の約90%は虫歯と歯周病です。むし歯予防にはフッ素含有の歯磨き粉がお勧めです。歯ブラシを用いて歯間までしっかり磨くことが、歯周病予防につながります。フッ素を含んだうがい液も効果が期待できます」

 さらに、かりつけの歯科医を持って定期的な歯科受診することで、経過観察も行える大きなメリットがあるという。長く健康でいるためにも、日頃からしっかりと歯のケアを心がけることが大切だと言えるだろう。

長寿社会の日本で、課題となっている健康寿命をのばすこと(要介護の防止)のために、まずは歯科から日常生活を考えてみてはいかがだろうか。

 

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コメント
 
1. 2015年10月28日 23:09:04 : J8MtcHXDKo
yahoo知恵コレ

フッ素いりの練り歯磨きって良くないって本当ですか?

voa_3さん


はい。本当です。
そして。ウソです。

さてさて・・・・・・・

まぁ、この論争に関しては、歯科医師の間でも ものすごい大論戦が繰り広げられているのですよ(^o^;...
結果、「良い/安全」とする見解と 「悪い/害がある」とする見解が入り乱れています。…
____

未だわからんが、歯磨き粉つけるのをやめた途端にわいは歯痛が無くなった。フッ素のせいか否かもわからん。歯磨き粉って口腔の血行をかなり阻害するのではなかろうか。


2. 2015年11月11日 07:28:17 : jXbiWWJBCA
【第43回】 2015年11月11日 浅川澄一 [福祉ジャーナリスト(前・日本経済新聞社編集委員)]
認知症に有効な環境作り「回想法」とは?
認知症の人への接し方がなかなか多くの人に理解されない。 
「記憶が消えて、その苛立ちから粗暴な行動に走る人」「突然大声を出して周りを困らせる人」「家を勝手に出て行って、そのあとを追い駆けるのが大変」――。こうした行動にはいずれも原因があり、それなりの理由がある。周囲からかけられる声や物言い、行動などで不快な思いをしても、なかなか反論できない。きちんと声を上げることができ難い。「それは違う」「やめて欲しい」と伝えられないもどかしい思いが募る。それが時に、周囲を惑わす言動となって現れる。
新しい事態や環境にすぐに対応することが難しいのが認知症の人たちである。そのため以前の生活と大きく異なる状況が目の前に現れると、なかなか馴染めない。そのストレスや軋轢が元で、周囲の人たちを戸惑わせる言動につながってしまう。深刻な事態を呼びみかねない。 
こうした現場体験から、認知症の人が、かつて暮らしていた生活に出来るだけ近い環境や状況が大事だと判明してきた。言葉かけひとつでも、初めてのことには困惑してしまう。 
そこで、以前の生活環境に近い暮らしをできるだけ「再現」する試みが生まれてきた。グループホームというケア様式である。スウェーデンで1980年代に創出された。小さな家庭的な雰囲気の中で、少人数で暮らすスタイルだ。 
10人内外の認知症の入居者がスタッフに見守られながら、24時間、365日生活を送る。掃除や洗濯、調理、食器の片づけなど今まで自宅で行ってきた家事をスタッフも交えてみんなで取り組む。 
かつての楽しい暮らしを思い出しながら過ごすと、落ち着いた気持になる。よく見知った世界に入ると安心感が沸くからだ。同じような試みとして「回想法」がある。 
例えば、アルバムを見ながら子供時代や新婚時代を思い出す。若かったころに流行った歌を口ずさむ。認知症の人は、直前の行動は忘れても、昔の楽しい思い出はよく記憶に残っているからだ。 
英国やオランダへの視察から、日本ではあまり見られない「回想法」に近い仕掛けについて考えていきたい。 
元気なころの暮らしを思い出せる環境を絵画で再現
ロンドンから北へ列車で2時間余り。英国第5の都市、リーズの駅に着いた。そこから郊外に建つ3階建ての高齢者施設「スプリング・フィールド・ケアホーム」に向かう。 
1967年と2010年にそれぞれ開設された2棟に、合わせて70人の要介護高齢者が暮らしている。元は診療所兼大邸宅だった。広い敷地には樹木や芝が生い茂り、今でも裕福な個人住宅のようにみえる。 
2棟目から認知症の人が急増し、「今は全員が認知症ケアが必要です」と女性施設長は話す。普通の暮らしが営まれていた個人の住宅なので、認知症の人には違和感がなく、これまでの生活が続けられそうだ。認知症ケアにふさわしい家庭的な雰囲気が自然に漂う。 
外観だけではない。中に入ると、居室の連なる廊下や食堂などの壁に、古いポスターや手書きの絵が溢れている。白壁の余地がないほど次から次へ。あまりに賑やかな光景に圧倒される。 
居室のドア近くに張られた横幅2b近い大きなポスターが目を引く。郊外住宅の芝生の庭で若夫婦と子供が庭いじりをしながら談笑している。幸せそうなファミリーだ。全盛を誇った懐かしのスーパーマーケット、「ウールワース」の宣伝画である。菓子やレコード、DIY品などを売り物に英国全土に展開していた米国発のチェーンストアだ。 

高齢の入居者たちにとっては、元気なころの日々の暮らしの中で最も身近な店だったに違いない。 
食堂兼リビングルームには、やはり懐かしの石鹸、「ピアーズ」のポスター。赤い石鹸とろうそくを手にした愛らしい少女の笑顔が古き良き時代をしのばせる。 

なぜ、このようなポスターを並べたのか。施設長は答える。 
「ここは病院ではありません。入居者たちが普通の暮らしを送っているところです。病院のように、白い壁のままにしておきたくなかった。だから、入居者たちがよく知っている古いポスターを探し出してきました。昔の思い出は忘れませんから」
ゆったりと椅子に座る高齢者たち。少し雑然とした雰囲気だが、スタッフの暖かい気配りが感じられる。 
ポスターの隣の窓には朱色のカーテンが下がる。と、よく見るとカーテンは本物ではない。手書きだった。トリックアートである。なかなか洒落た仕掛けだ。 
赤い郵便ポストが壁からにゅっと顔を出している絵には「エッ」と驚かさられる。なにしろ本物と同じ大きさなのだから。ユーモアたっぷりである。 

もうひとつ傑作な絵を見つけた。廊下の壁に、青や赤の一軒家の家が天井まで届く大きさで描かれている。隣の家との間に洗濯干し用のロープが渡され、そのロープから吊るされているのは、なんと、男女のパンツ。視察団一行は全員で思わず笑ってしまった。 

どの絵も美術館にあるような「芸術作品」ではない。庶民の日常生活をそのまま描写している。入居者たちが過ごしてきた生活と重なる。それも、素人が描いた素朴なタッチだ。 
「従来の生活を継続する」という考え方
次に、車で10分ほど離れた同じ会社が運営する新しい集合住宅「シークロフトグレンジ」を訪ねた。新築で高級感が漂う。 
裕福な階層の入居者を意識したのか、壁は白一色である。同じ経営陣だとは思えない。疑問に思って責任者に尋ねると「これから壁の色を考えていきたい。今のところ青い色を検討しています」という答えが返ってきた。 
古いポスターや手書きの絵は想定にないようだ。建物内のインテリアや設えについては、現場の責任者の権限に委ねられているのだろう。 
ただ、目を引いたのは、階段の踊り場付近の窓辺に置かれたミシンだ。使い込んだ「シンガー」ブランドである。 
SINGERの文字を刻みこんだミシンは1900年代前半に世界中の家庭で使われていた。黒地に金色のしゃれたデザイン。英国だけでなく、欧州諸国やオーストラリアや米国などのナーシングホーム(日本の特別養護老人ホームにあたる)でも、よく目にする。 
母親が家族の衣服を手作りしていた時代。多くの家庭で必需品だった。家庭電器製品が生まれる前の時代の象徴と言えるだろう。高齢者施設に入居している80歳代以上の女性には懐かしい思い出の「貴重品」だ。 
リーズ市内に3年前に開設された高齢者施設「ウィロー・パーク」では、1階に軽度者、2階は認知症者、3階は重度者が暮らす。それぞれ20室、25室、19室。「ここで最期まで過ごして頂きます」と施設長が自信に満ちた表情で話す。 
館内は上質な家具が整然と配置され、上流階級の自宅の延長のようだ。往年の名作映画「カサブランカ」や「サウンド・オブ・ミュージック」の写真やポスターがきちんと額縁に入れられ廊下に並ぶ。 

40年前に没した人気画家、ラウリーの絵も壁面を彩る。工場街で暮らす多くの庶民の姿が細かく描写されている。 
洗面台と便器、浴槽が並ぶ共用の水回りの部屋にも、壁に田園風景の写真があった。富士山の絵がある日本の銭湯の英国版のようだ。 

こうして、ポスターや写真、絵画が従来の生活をできるだけ継続する手立てとして大きな役割を果たしている。 
高齢者ケアには3原則があるといわれる。1982年に福祉先進国のデンマークで提唱され、その後世界に広まった考え方だ。 
まず、第一に自己決定権の尊重である。何事も本人次第にせよ、本人に聞いてから決めなさい、ということだ。次に、残存能力の活用。脳卒中などで、例えば右半身麻痺になったら、左半身の能力をフルに引き出して生活を続けましょう、という意味だ。 
そして、第三に、生活の継続性を上げる。住み慣れた環境を変えるのはよくない。ずっと続けてきた昔からの生活を奪ってしまうことになる。環境の激変は、高齢者にとっては大きなストレスをもたらし、負担を負わせてしまう。だから、生活環境はできるだけ同じように維持すべきだ、というものだ。 
認知症高齢者にとっては、第一、第二も重要ではあるが、周囲がたやすく対応できるのは第三であり、これがまた、ケアとしての効果も高い。古いポスターや日常生活をテーマにした絵画は、この第三の生活の継続性を実現させる一つの手法と言えるだろう。 
オランダの施設にも取り入れられている「絵画」による環境づくり
オランダの高齢者施設でも、こうした暮らしの場面を描いた絵が印象的な高齢者施設をのぞくことができた。 
オランダの第2の都市、ロッテルダム。介護大手のローレンスが運営する認知症専門のナーシングホーム「ホフステイ」を訪ねた。 

居室が並ぶ廊下の壁にさまざまな風景が描かれている。路面電車、レストラン、犬がいる民家の窓辺、鴎が飛ぶ港、畑が広がる農場…。オランダの各地でよく見る光景ばかりだ。 
入居者にとっては長年暮らしていた自宅の近辺そのものだろう。廊下を歩いていると、図書館や映画館、カフェも居室と隣合せに並ぶ。普通の街を再現しようという意気込みが感じられる。 
1980年に開設した時は「4人部屋がほとんどで病院に近い状態だった。それでは利用者の満足を得られないので2002年に改修した」と施設長のボブ・ヤンセさん。 

「病院ではなく自宅のつもりで運営しています。街中にある集合住宅ですから廊下は街路だと思って、都会や田舎の様々なシーンを絵画で表現しているのです」
生活感あふれる絵画が、自宅暮らしに近い雰囲気を醸し出す。 
「病院・施設」から「ケア付き住宅」へと、世界の高齢者介護の流れは大きく変わりつつある。その次のステージは、単なる住宅ではなく、住宅が連なる「街並み」づくりであろう。その手助けとなるのが日常生活の色彩を高めるポスターや絵画である。

http://diamond.jp/articles/-/81442 


3. 2015年11月11日 09:30:13 : w3O9UNwB4U
予防は大事だけどこの国では通用しない
病人はお客さんだからな
ほっといて、病気にさせて薬を売って無理やり生かすサイクルがもう組み込まれている

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