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日常ではまぶたを温めてケアを(C)日刊ゲンダイ
2つの最新対策法に注目 もう「ドライアイ」で悩まない
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/166806
2015年10月20日 日刊ゲンダイ
目が疲れる、ゴロゴロする、重い、しみる、ヒリヒリする、見えづらい、涙や目やにがよく出る、充血する……。さまざまな不快症状があるドライアイは、1000万人超が悩んでいるといわれる。最新治療を「南青山アイクリニック」の戸田郁子院長に聞いた。
ドライアイの原因は多岐にわたる。パソコンやスマートフォンなどの見過ぎによるまばたきの減少、コンタクトレンズの長時間・長期間使用、ストレス、エアコンによる空気の乾燥などで、これらの原因がいくつも絡み合っている場合がほとんどだ。また、シェーグレン症候群やスティーブンス・ジョンソン症候群といったドライアイを症状のひとつとする病気が関係していることもある。
最新の考えでは「ドライアイとひとくくりにした治療では効果がイマイチ」。ドライアイは、涙が分泌されにくいタイプと、涙が蒸発しやすいタイプに大別され、タイプに応じた治療が必要だ。
「ドライアイの治療は、点眼薬、保護用メガネ、涙の“流れ口”に栓をする涙点プラグなどが一般的。涙が分泌されにくいタイプではこれらの治療でも効果が期待できますが、涙が蒸発しやすいタイプでは、不十分に感じることも少なくありません」
しかも、ドライアイの8割は、この「涙が蒸発しやすいタイプ」だということも明らかになってきた。
「そのうちのほとんどが、涙の成分であるムチンや油脂の分泌異常です。ムチンに関しては点眼薬が複数の製薬会社から発売されており、適切に使えば効果的です。一方、油脂の分泌異常に関しては、2つの新治療が注目されています」
■副作用の報告なし
油脂は、上下のまぶたの縁にある「マイボーム腺」から分泌される。どちらの治療もマイボーム腺に働きかけ、分泌をよくするものだ。
ひとつは、米国で開発された「LIPIFLOW(リピフロー)」治療。まぶたを挟む専用の機器で41〜43度の熱と圧力を12分ほどかけ、マイボーム腺に詰まった汚れや角質などを取り除き、正常に油脂が分泌されるようにする。
「治療後1、3、6、9、12カ月ごとに経過観察を行います。目のアレルギー、重度のまぶたの炎症、抗精神薬など乾燥の原因になる薬を飲んでいる人、シェーグレン症候群の人、目が開きにくい人は、効果が期待できない可能性があります」
もうひとつは、「E−Eye(イーアイ)」治療。こちらはフランス発で、2014年に登場したばかり。フラッシュを照射してマイボーム腺を刺激し、油脂の分泌を促進させる。
「色素が濃いところに反応しやすいので、目の周りに毛が生えていると痛みを伴うことがあります。事前に毛を剃ります」
新しい治療法のため、「LIPIFLOW治療と比べてどちらがよりベターか」はまだハッキリしていない。ただ、「マイボーム腺の出口の詰まりが原因ならLIPIFLOW治療、マイボーム腺が一部萎縮しているならE−Eyeが適していると思う」と戸田院長は言う。
どちらも副作用は報告されておらず、ほかの治療が妨げられたり、何らかの病気のリスクが上がる可能性はほとんどないとのこと。これら2つの治療で、「ドライアイのつらさが軽減した」と話す人は多い。
しかし、日常的な対策も怠ってはいけない。
「毎日のケアとして、アイシャンプーというまぶたの専用洗浄剤で目の周りを洗い、まぶたを温めてマイボーム腺の詰まりを防止するようにしてください」
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