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危険な虫歯や口内感染症が、心筋梗塞や脳卒中など万病の原因?歯周病がアルツハイマー病を起こす?
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/361.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 20 日 00:35:00: igsppGRN/E9PQ
 

危険な虫歯や口内感染症が、心筋梗塞や脳卒中など万病の原因?歯周病がアルツハイマー病を起こす?
http://biz-journal.jp/2015/10/post_12011.html
2015.10.20 文=蒲谷茂/医療ジャーナリスト Business Journal


「芸能人は“歯が命”」というコマーシャル。流行語にもなったので、ご記憶の方は多いだろう。白いきれいな歯を持っているのは、芸能人にとって大事な条件である。確かに、テレビに出てくる芸能人の多くはきれいな歯を見せて話すし、笑う。なかには口元を隠す人もいるが、多くは少しご高齢の方たちである。歯を出して笑ってはいけないといわれて育った人たちだ。

 歯を見せたくないもうひとつの理由は、おそらく入れ歯だからだろう。入れ歯と知られたくないという人がまだまだいる。なかには入れ歯が合っていないと思われるが、語尾がはっきりしないご高齢のタレントもいる。

 それにしても、「歯が命」というのは少しオーバーなのでは、と思われた方もいるはず。しかし、口の中の病気、特に歯周病とさまざまな病気が密接に関係する論文が次々と発表され、「歯が命」は単なるコマーシャルのコピーではなくなってきている。

 たとえば、歯周病とアルツハイマー病の関係である。世界各国からアルツハイマー病に関する研究成果などを収集し、信頼できるものを発表している「ジャーナル・オブ・アルツハイマーズ・ディジーズ」という論文誌がある。昨年、アルツハイマー病で亡くなった人の脳から歯周病菌が見つかったという論文が発表された。被験者数は20人。アルツハイマー病で亡くなった10人のうち4人の方の脳から歯周病菌が見つかった。一方、アルツハイマー病以外の病気で亡くなった10人の脳からは歯周病菌は見つからなかった。

 論文の発表者は、アルツハイマー病以外の病気で亡くなった人の脳から歯周病菌が見つからなかったことから、「歯周病菌とアルツハイマー病の発生には無視できない関係がある」としている。

 歯周病といえば、歯と歯茎の間で起こる病気である。その原因となる歯周病菌がどうして脳にまで入り込むのか。口の中の細菌と虫歯や歯周病の関係を研究し、日本ではじめて除菌外来を設立した鶴見大学歯学部の花田信弘教授は、次のようにいう。

「アルツハイマー病の人の脳から歯周病菌が見つかったのですが、正確にいえば歯周病菌の痕跡が見つかったということです。菌そのものではなく、歯周病菌がいた痕跡です。脳に歯周病菌が侵入していることは確かです。じつは、歯周病が進んでくると、歯周病菌が噛むたびに血液の中に侵入することがわかっています。これは歯原性菌血症といいます。その一部が脳に入ったのです」

 歯原性とは、口の中の細菌が原因となるという意味で、菌血症とは血液の中に細菌が入り込んだ状態で、さまざまな病気を引き起こす。心筋梗塞、動脈硬化、脳卒中、リウマチ、早産などを起こすことがすでにわかっている。虫歯、歯周病はもちろんだが、これらの病気を予防する上でも、重要なことは元となっている細菌を殺すか、少なくとも少なくすることだ。

■どぶの中で治療

 虫歯にしても歯周病にしても、虫歯菌や歯周病菌による感染症なのに、「除菌しましょう」「殺菌しましょう」などと歯科医からいわれたことがあるだろうか。医科では、細菌の感染に関して、殺菌だけでなく抗菌、除菌などの対策がとられているのに、歯科の世界でそれがあまり行われていない。

 口腔の細菌に注目している歯科医の中には、虫歯菌、歯周病菌がどのくらいいるのか、それを調べないで治療をするのは「どぶの中で治療しているようなもの」だと主張する人もいる。患者に対し、治療の前に口の中をきれいにしてからでないと虫歯の治療をしないという歯科医もいる。歯が虫歯に侵されているなら、それだけ虫歯菌が口中にいるという証拠である。プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング(PMTC)という、歯科衛生士がおもに行う歯のクリーンニング法があるが、これを行い、さらに正しい歯磨き法によって虫歯菌を減らしてから治療をするのだ。

 患者からすぐに治療してくれないというクレームがくるが、感染症であることを説明し、理解を求める。しかし、こうした歯科医はまだまだ少ない。

■口の中の細菌を調べることが重要

 ところで、「虫歯菌、歯周病菌を歯科医で調べてくれるのか」と疑問を持たれそうだが、すでに虫歯菌、歯周病菌がどのくらいいるのかをチェックするキットがあり、使っている歯科医も出てきている。ちなみに保険が効かないので、患者の全額自己負担となる。

 医科では、血液検査をはじめさまざまな検査が行われる。より正確な診断を行うためだが、歯科ではレントゲンという画像診断は行うが、血液検査に相当するような検査は行われてこなかった。歯科において、血液検査に相当するのは唾液検査である。唾液検査は、虫歯菌などの細菌の量、唾液の量、pHなどがわかる。虫歯や歯周病にかかるリスクが確認できる。さらに、虫歯菌などの除菌の成果を知ることができる。歯科においても、口の中の細菌の量がわかる検査が進むことが望まれる。これが一般に行われるようになれば、保険適用の道も開けていくだろう。

 筆者は『歯は磨くだけでいいのか』(文春新書)を上梓した際、読者の方々からいい歯医者さんを紹介してほしいといわれたが、先ほど紹介したPMTCをルーティンにしていること、できれば検査を取り入れていること、感染症の対策をしているところ(治療が個室であるなど)をあげて、まずそれを確かめることをお勧めしている。ぜひ参考にしてください。

(文=蒲谷茂/医療ジャーナリスト)

 

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コメント
 
1. 2015年10月20日 20:30:00 : OO6Zlan35k
食事中の「くちゃくちゃ」、気にしすぎは病気か
THE WALL STREET JOURNAL
By ELIZABETH BERNSTEIN
2015 年 10 月 20 日 14:13 JST

 米カンザス州ミッションヒルズ在住のクリスティン・ロビンソンさん(49)は、夫のロバートさん(53)との夫婦水入らずでのディナーを楽しみにしていた。彼女は野菜のピザを焼き、カベルネのワインボトルの栓を開け、キャンドルをともした。

 夫はワインを一口すすり、口の中で回して味わった。その後、バリバリと音をさせながら、ピザをほおばった。「生地のパリパリという音、ピザのトッピングをかむ音、ワインをすする音、それが(その後の夫婦げんかの)原因だった」。妻クリスティンさんはそう述懐する。

 クリスティンさんはすっくと席を立ち、クラシック音楽をかけた。しかし、それでも夫のかむ音がなお聞こえ、音量を上げたが、それでもダメだった。そこで夫にこう頼んだ。「お願いだから、ゆったりして食事を楽しみましょう」。

 すると、夫は「申し訳ないけれど、そんなに気になるのなら、同じ部屋にはいられないね」と言い返し、部屋をすっと出て行った。

 食事中に他人が出す音に耐えられないとき、その人が口を閉じてかむべきなのだろうか。それとも、口を閉じて我慢すべきなのは、あなたのほうだろうか。

妻クリスティンさんと夫ロバートさん ENLARGE
妻クリスティンさんと夫ロバートさん PHOTO: RYAN NICHOLSON PHOTOGRAPHY FOR THE WALL STREET JOURNAL
 専門家たちは、あなた方が我慢すべきだと指摘する。

 確かにマナーの悪い人は存在する。しかし、気になるからと言って、他人の食べ方を変えさせることはできない。

 特定の音を極端に嫌う人は、いわゆる「ミソフォニア(音嫌悪症)」に悩まされている。何かをかむ音や唇を鳴らす音など「口から出る音」を嫌う人が最も多いが、貧乏揺すりの音、ペンをカチカチ鳴らす音、鼻をすする音などを嫌がる人もいる。日常生活で一部の音を不快に思う人は少なくないが、音に過敏なことで生活に支障が出ている音嫌悪症の人は、人口の20%に上る可能性があると専門家は指摘する。

 これを精神疾患として扱うべきか否かについては、医師たちの間で現在議論が交わされている。音嫌悪症を扱ったドキュメンタリー映画「Quiet Please...(原題)」は来年夏に公開される。

 2014年10月に医学誌「Journal of Clinical Psychology」に掲載された483人を対象にした研究論文によると、音嫌悪症に悩まされる人々は、生活に最も大きな支障が出ている要因として、職場や学校での食事の際に出る音に自分たちが敏感なことを挙げている。家族との食事の際はそこまでは敏感にならないという。

 研究では、音嫌悪症に悩む人に不安症、強迫神経症ないしうつの症状がしばしばみられることが判明した。だが、それらと音嫌悪症の因果関係は分からないと研究チームは指摘している。専門家は音嫌悪症の原因の1つとして、脳の聴覚系、辺縁系、自律神経系間の神経結合の高まりにあるかもしれないと論じている。

 中には、ポップコーンを食べる音が気になるために劇場で映画を見られない人、ガムをかむ音が気になるために店で列に並べない人や、スープ類が出された時は家族のそばにいられない人もいる。どの食べ物、どの食事、どの人が最も嫌な音を出すかについての見方は、人によって異なる。

 冒頭に紹介したクリスティンさんは、夫の食事の音に耐えられないと最初に気付いたのは20年前だった。当時、2人はデートを重ねる間柄で、より静かな自宅で食事する機会が増え始めていた。

 クリスティンさんは長い時間をかけて、あらゆる対処法を試した。ジャズ音楽をかける、ヘッドホンをする、自宅でシリアルを禁止する、家族で朝食を抜く、耳をふさいで「ラララ」と口ずさむ、部屋を出る、などだ。彼女は何年もの間に何百回もの食事を逸してきたと推測する。それでも、いまだにかじる音やすする音で家族ともめる。娘の1人も今では、かむ音に極めて敏感だという。

 クリスティンさんは、夫だけでなく、他の人のかむ音にも悩まされている。医師から診断を受けたわけでないが、音嫌悪症であることは自覚しており、自分だけが悩んでいるわけではないと知って心が軽くなったと話している。

 冒頭のディナーで、怒った夫が出ていった時、彼女は後を追いかけ、またしてもこう言った。「悪いのはあなたではなく、わたしの方だ」と。

 一方、夫のロバートさんは「障害がある人と生活しているようなものだと思っている。家族と充実した時間を過ごしたいのであれば、わたしがそれに配慮しなければならない」と話した。

 専門家たちの意見ははっきりしている。音をうるさく思う人が変わる必要のある人で、対応法を学ぶ必要のある人だ。

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