1. 2015年10月05日 15:23:05
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加工肉と赤身肉の多量摂取が膵ガンリスク高める ホットドッグやソーセージなどの加工肉のほか、牛肉や豚肉の赤身を多量に摂取すると膵ガンリスクが増大することが、先ごろアナハイムで開かれた米国ガン学会(AACR)で報告された。膵ガンの原因は、食肉の脂質ないしコレステロール量によるものではなく、その加工方法に関係するという。 膵ガンは特に進行性の高いガンであり、米国ガン協会(ACS)によれば、米国でのガンの死因において男性では第4位、女性では第5位を占めている。しかし、米ジョンズ・ホプキンス大学医学部腫瘍学、泌尿器科学、薬学および分子科学教授のWilliam Nelson博士は、世界のその他の地域では膵ガンは比較的頻度の低いガンであることから、米国人の環境に膵ガンリスクを高めるものが存在することが示唆されるという。 ハワイ大学ガン研究センターのUte Nothlings氏らは、今回の研究でハワイあるいはロサンゼルス在住の白人、ハワイ原住民、日系など5つの民族グループに属する男女計約20万例を対象として、食事と膵ガン発生率との関係を検討した。その結果、平均7年間の追跡期間に膵ガンが発生したのは482例であった。加工肉の摂取量が最も多いグループは最も少ないグループよりも膵ガンリスクが67%高く、また赤身の豚肉および牛肉の摂取量が多いグループは約50%高かった。鶏肉、魚肉、乳製品および卵の摂取量のほか、脂肪ないしコレステロールの総摂取量と膵ガンリスクとの間には何ら関係は認められなかった。 このことから、食肉の加工過程で生じる何らかの化学反応がガン発生を招く可能性が示唆された。化学反応によって、ヘテロサイクリックアミンまたは多環芳香族炭水化物などの発ガン物質が発生する可能性があるという。Nelson博士はさらに研究を進める必要があるとしたうえで、この試験結果は「焼いたり蒸したりする安全な方法で調理した魚肉や鶏肉を摂取することが、妥当な選択として勧められるものである」と述べている。 原文[2005年4月20日/HealthDayNews] ____
米国産の食肉に潜む健康リスク コラム Reuters 2015年 4月 1日
[31日 ロイター] - 欧州連合(EU)のどの国でも、中国やロシアにおいてでさえも、牛肉や豚肉を食べるときに化学物質「ラクトパミン」のことを気にする必要はない。これらの国では、家畜の成長促進剤としてラクトパミンを使用するのを禁止しているからだ。 しかし、米国で肉を食べるのなら、消費者は用心すべきだ。ラクトパミンは豚などの家畜にとって間違いなく安全ではないばかりか、それを食べる消費者にとっても安全ではない可能性がある。ラクトパミンは多くの豚に歩行障害などを引き起こしたり、死に至らしめたりしている。 米国の養豚業者は、食肉処理場に豚を出荷する前の数週間、成長を速めて赤身肉を増やす目的でラクトパミンを飼料に添加する。 養豚業者だけでなく、米経済誌フォーチュンによると、肉牛農家もラクトパミンに殺到している。大手食肉加工会社が、別の成長促進剤「ジルマックス」を与えられた肉牛の扱いを拒否したことを受けての動きだという。 ロイターの調査報道では、タイソン・フーズとカーギルをはじめとする食肉加工会社は2013年後半、食肉処理場に運ばれた牛から足に疾患を持つ個体が複数確認されたのを受け、ジルマックス投与牛の買い取りを中止したことが明らかになっている。 テキサス工科大とカンザス州立大が2014年3月に出した報告書は、「(ジルマックスを)投与された牛の死亡率は80%高かった」としている。 食肉加工会社がジルマックス投与牛の購入を中止して以降、同成長促進剤の製造発売元である米医薬品大手メルクは、安全性に問題がないことを示す研究を行っている。ただ、これまでのところ、食肉加工業界は同社の主張を受け入れていない。 しかし、一方で肉牛農家らは、ジルマックスの代わりとして、牛に深刻な健康被害をもたらす恐れがあるラクトパミンを使用している。ラクトパミンはこれまで、約25万頭に上る豚の薬害反応に関係しているとされ、その症状として歩行困難や震え、活動過剰、ひづめ障害、呼吸困難、衰弱死などが報告されている。 牛肉を食べる人は気を付けた方がいい。米食品医薬品局(FDA)による1999年のラクトパミン認可には、人間に対する安全性評価は含まれていない。 FDAは、食肉処理場への出荷前に豚にラクトパミンを与えることを認めており、米有力消費者団体コンシューマー・リポーツの2013年の調査では、スーパーマーケットの店頭に並ぶ豚肉製品の5分の1からラクトパミンが検出されたという。 食肉業界の生産性改善への重点的取り組みは、食の安全や動物愛護への意識がかつてないほど高まっている消費者の利益とは相反する可能性がある。 外食業界ではこのところ、劣悪な環境で育てられた家畜や化学物質を投与された家畜の肉の不使用を売りにする「ファストカジュアル」業態が成功を収めている。このことは、消費者が健康的に育てられた畜産品を求め、そうした肉には相応の金額を払うことを浮き彫りにしている。 この流れに気付いた米豚肉加工最大手のスミスフィールド・フーズは、ラクトパミンの本格的な削減に乗り出したほか、妊娠した母豚を狭いおりに入れて管理する飼育方法(クレート飼育)を中止する姿勢も明らかにした。 消費者の間ではすでに、高級子牛肉を生産するための子牛のクレート飼育や養鶏場でカゴ飼育に反対する機運も出ている。成長促進剤が家畜に与える悪影響を知るようになれば、同じような反応が起きるかもしれない。 食肉業界は、責任ある畜産について議論を進めている。しかし、一部の業者は生産性改善のため見境をなくしているようにも見える。 需要拡大に応えるべく食肉生産の増大に注力してきた畜産業界はこれまで、家畜を狭い屋内に閉じ込め、本来よりも大幅に速いペースで成長させ、ホルモン剤や抗生物質などを投与してきた。 しかし、食の安全と家畜の健康を理由に、EUはこうした化学物質の多くを使用禁止にした。食品安全性に関する厳しい規制では知られていない中国やロシアも同様だ。 米畜産業界ではいまだに使われているが、その理由は何なのだろうか。 _____
アメリカ産牛肉と豚肉の半数以上から耐性菌が! 効率重視の工業的家畜生産では病気予防や治療のために抗生物質や合成抗菌剤が頻繁に投与され、飼料添加物としての利用も一般的です。 こんな現状に世界保健機関(WHO)の専門家は 「抗生物質の多用が抗生物質の効かない耐性菌を出現させる」 と警告。2013年4月には、米国食品医薬品局(FDA)が「全米耐性菌監視システム」の年次報告書のなかで、アメリカ国内で流通している多くの食肉から抗生物質に耐性を持つ細菌が検出されたことを明らかにしました。 http://www.seikatsuclub.coop/item/taberu/knowledge.html 危ない! 中国産 「豚肉」 日本の店頭では中国産の豚肉がそのまま売られていることは、ほとんどないと思われる。 しかし、弁当や総菜、ハムなどの加工品、冷凍食品のチャーハンや餃子などに、中国産の豚肉は多く使われている。 メラミン入り粉ミルクのように世界中にばら撒かれていることも懸念される。 当面はハムなどの加工品・豚肉の入った弁当や冷凍食品などは、見合わせた方がよさそうだ。 __________________________________ 豚肉で中毒症状70人、手足の震えや発熱 2009年2月23日10時29分 NNA 18日から20日にかけて、広州市の天河区、越秀区などの食品市場で購入した豚肉を食べた市民計70人が、手足の震えや発熱などの食中毒症状を訴え、一部が病院に搬送される騒ぎがあった。22日現在、3人が病院で治療を受けている。 同市食品安全辧公室の発表によると、豚肉からは化学物質の塩酸クレンブテノールが検出された。湖南省の冷水江市や新化県などの養豚農家から出荷された豚肉とみられ、偽造した検疫検査の合格証を使用、広州市内で販売されていたもよう。公安当局は養豚業者3人を拘束し、出荷ルートなどについて詳しい調べを進めている。 塩酸クレンブテノールは中国語で「痩肉精」と呼ばれる。豚の飼料に混ぜて食べさせると豚肉の脂肪が減り、高く売れるとされており、過去にも全国各地で混入による食中毒事件がたびたび起きている。 http://together1.blog.so-net.ne.jp/2009-02-23 ❈豚肉・・・ 茹でるか、2度漬け、基本はこれで良し! 豚肉にもいくつか種類があります。選ぶなら、ちょっと予算をオーバーしそうですが、産地がはっきりした黒毛豚肉(黒豚)かSPF豚肉がベスト。黒豚は時間をかけてじっくり育てるので、安全度が高いと言われています。SPF豚は、豚舎を消毒し、滅菌処理した餌を与えて育てています。その為、抗菌性物質を使う必要が少ない部分がより安心です。さて、普通の豚肉を安心して食べるには、茹でてアクを取ったり、下味をつけるようにします。薄切り肉は、肉の脂身の部分を取り除き、 水から茹でるのがコツ。この方が油がよく抜けるし、抗菌性物質等の不安物質を減らせます。また、不安物質がアクになって浮いていくるので、それを丹念にすくえば万全。 この後、水気を切って料理に使うもよし、そのまま野菜と一緒にサラダにしてもおいしくいただけます。「豚肉の生姜焼き」は、下味をつける調理法が安心のお勧めメニュー。 コツは途中で漬け汁を変えること。最初の漬け汁は、水で倍に薄めて使います。漬ける時間は10分くらい。抗菌性物質など不安物質が漬け汁に溶けだすので、肉を引き上げて、漬け汁を捨てます。漬け汁を薄めるのは、味が濃くなり過ぎない為のワザ。次に、漬け汁を普通の濃さにして本漬け。味が染み込んだところで、ジュッと炒めます。同じように、「味噌漬け」「粕漬け」も安心度アップのメニュー。但し、不安物質が溶け出した味噌や粕は、肉をぬぐってよく落とし、捨ててしまうこと。 「豚肉のソテー」や「とんかつ」のように、下ごしらえのできない単純な料理の場合は仕方ありません。黒豚やSPF豚のような上質で安心の肉を選び、美味しく頂きましょう。 尚、豚肉にもJAS法による原産地表示が義務ずけられています。原産地表示に関しては、牛肉の場合と同じです。また、最も有名な「黒豚」にだけには法律上の 基準があります。「バークシャー純粋種のみを黒豚と表示できる」というものです。「○○黒豚」と地域名が入っているものもあるが、この場合の地域名と原産地とは一致しているものが殆どです。黒豚は、市場に出るまで8か月から12か月はかかります(普通の豚は6か月)。肥育期間が長いので品質が良くなり、管理もよいので、抗菌性物質などの不安が少なくなります。唯、純粋な黒豚肉の供給量は豚肉の2%程度と言われており、そんなに多くは出回っていないはずなのです。ですから、黒豚表示が多い店では、偽装表示の恐れがあると見てよいでしょう。地名豚肉は、国産表示の豚肉よりは安全度が高いと考えて構いません。また、「国産」とのみ表示されている豚肉があり、これは、大変多く見かけられるが、抗菌性物質などの不安があります。徐毒過程のある料理、豚汁、酢豚、煮込み、シチューなどの料理に利用するのが良いでしょう。最近は輸入豚肉も増加しているが、生産現場が見えないだけに、国内産より汚染物質への不安があります。国産と同じく、徐毒メニューで対処しましょう。また、「SPF豚」は銘柄ではなく、育てられ方の区別によっています。一般に特定病原菌(豚流行性肺炎など)不在の豚のことです。但し、無菌豚ではありません。現実的には無菌豚は存在しません。抗菌性物質の不安は少ないでしょう。一時期は市場でよく見かけたが、最近ではあまり見かけなくなりました。 尚、豚肉も牛肉と同じく、種類(豚)、部位(ロース、ヒレなど)、用途(トンカツ用、ポークソテー用など)を表示することになっています。表示に関する抜け道は以下の通り。 @外国で生まれ育ち、生きたまま日本へ輸入された場合、日本で2か月以上飼育された後に処理された豚の肉は「国産」という表示になります。 Aパン粉を付けたトンカツ用の豚肉は加工食品となり、原産地表示の義務はなくなります。 B焼き肉のタレや塩ダレを付けた豚肉、スパイスをかけた豚肉は、いずれも加工食品となります。 C豚だけの挽き肉は生鮮食品で、豚、牛の合びきは加工食品となります。
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