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危険な抗生物質乱用が横行!EUで死亡者急増、食肉にも大量に使用(Business Journal)
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/326.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 18 日 00:43:40: igsppGRN/E9PQ
 

危険な抗生物質乱用が横行!EUで死亡者急増、食肉にも大量に使用
http://biz-journal.jp/2015/09/post_11616.html
2015.09.18 文=宇多川久美子/薬剤師・栄養学博士 Business Journal


 朝晩だいぶ冷え込むようになり、もうすぐ風邪が本格的に流行する季節がやってきます。6月15日付本連載記事『風邪薬は飲んではいけない!海外では常識 恐怖の薬漬けスパイラルの入り口』において、風邪薬の危険性について言及しましたが、今回は抗生物質を乱用することで起こる耐性菌についてお話します。

 2002年から5年間、フランスでは風邪がはやる冬場になると「抗生物質を無条件に飲んではダメ!」「抗生物質を処方されたら、医師に『本当に必要ですか?』と尋ねましょう」と訴える抗生物質の乱用を戒めるテレビCMが頻繁に流されていました。

 スポンサーはフランスの社会保険省で、日本の厚生労働省に相当します。「麻薬をやめよう!」というCMなら世界各国で何度も流れたことがありますが、抗生物質をターゲットにしたCMはこれが初めてです。

 フランス政府がここまで踏み込んだのは、このまま抗生物質の乱用を放置すれば、将来抗生物質の効かない人が大量に出るだけでなく、新たな耐性菌の出現や院内感染の増加などで医療費が増大し、政府が莫大な負担を強いられるという危機感があったからです。

 フランスに限らず、EU全体で抗生物質が効かない耐性菌に感染して死亡する人は急増しており、その数は毎年2万5000人を超えています。そのため、これまでごくマイナーな死因だと思われてきた「耐性菌感染死」は一気に重大な社会問題になりました。EUは、その対策に15億ユーロ(約2000億円)の支出を余儀なくされています。

 そのEUで、最も抗生物質の乱用が顕著だったのがフランスでした。風邪をちょっとひいただけで、誰もが当たり前のように抗生剤を欲しがり、子どもにも平気で飲ませていました。

 医師も軽い中耳炎から症状の重い肺炎まで何にでも抗生物質を使うため、フランスはずっと欧州最大の抗生物質消費国でした。そこで当時のシラク政権は草の根の意識改革から取り組む必要があるということで、テレビCMを使ったキャンペーンを始めたのです。

 目標は5年間で国全体の抗生物質の消費を25%減らすことでしたが、最終的に26.5%減らすことに成功しています。

 EUでは、長い間、家畜のエサに混ぜて使われていた抗生物質の使用も06年に禁止されました。使われていた抗生物質は、テトラサイクリン系、アミノグリコシド系、マクロライド系などで人間に使われているものと同じですから、家畜は耐性菌ができる温床になっていたのです。

■抗生物質乱用続く日本

 翻って、日本の現状を見るとどうでしょうか。

 抗生物質の乱用は収まる気配を見せておらず、『アエラ』(朝日新聞出版/2014年10月27日号)が行った新潟県の小児科医を対象にした調査では、48%が子どもの風邪の治療に抗生物質を使っていると回答しています。

 町のクリニックに行けば、炎症の指標のひとつであるCRP(Cタンパク反応性)の数値がちょっと高いというだけで自動的に抗生物質が処方されています。手術後などに予防目的として1週間くらい少量の抗生物質を服用させることも、頻繁に行われています。これは無意味な投与で、耐性菌を生む大きな要因になっているのです。

 日本では、家畜のエサに抗生物質を混ぜて豚、肉牛、ブロイラーを飼育することが禁止されていません。EUだけでなく、米国も家畜に対する抗生物質の日常的な使用を禁止する動きが出ているので、数年後には抗生物質入りの飼料を家畜に与える国は、先進国では日本だけになるかもしれません。

 抗生物質をエサに混ぜるのは、病気予防という目的もありますが、それ以上に大きいのは「成長促進」が狙いです。胃や腸から悪玉菌が減って栄養の吸収がよくなるのです。

 主婦を中心に、抗生物質やホルモン剤を投与した家畜の肉に対して、とても神経質になっている人が多くいますが、そのような人のうちでも、自分自身が病気になった場合に抗生物質を飲んでいるケースを見かけます。まるで、人間用の内服薬と家畜に投与されている抗生物質をまったく別物と考えているようですが、家畜用に開発された抗生物質などありません。どちらの抗生物質も同じものです。

 日本では家畜に人間の2倍以上の抗生物質が使われており、多剤耐性菌を生む温床になっているのが現状です。多剤耐性菌の代表格はMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)ですが、EUの調査機関であるEARSS(抗菌性の抵抗監視システム)の調査によると、黄色ブドウ球菌の多剤耐性率はオランダ、スウェーデンが3%以下、ドイツが20 %以下、イタリア、ギリシャが30〜40%、イギリスが40〜50%、米国が50%、日本が50%以上という数字が出ています(EARSS『年次報告2008』)。

 結核菌、肺炎球菌、大腸菌なども高い割合で耐性化しています。欧州では多剤耐性菌による死者は2万5000人以上確認されており、このうちの5000人は英国です。米国は2万3000人です。一方、日本では一部のメディアで約2万人との推計を報道していますが、正式発表はありません。

 毎年、老人施設などで繰り返し問題となる多剤耐性菌による死亡事例。本当に必要な時に細菌に対する効果を発揮させるためにも、抗生物質の安易な使用は避けたいものです。

(文=宇多川久美子/薬剤師・栄養学博士)

 

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コメント
 
1. 2015年9月18日 22:35:17 : OO6Zlan35k

遺伝子は異種間をどう移動しているのか−研究者が新論文

By GAUTAM NAIK
2015 年 9 月 18 日 13:51 JST

 科学者たちは、一つの生物種の遺伝子が別の種(しゅ)へ直接飛び移ることができる道筋を発見した。自然界が遺伝子組み換え生物(GMO)を創造する際の道筋だ。

 この発見は、遺伝子組み換え作物をめぐる論争にも関係する。GMO反対派は、実験室で行われた異種間の遺伝子移動(例えば、トウモロコシにバクテリア遺伝子を挿入して、害虫に抵抗力のあるものにする)は、自然界で決して発生せず、したがって非倫理的であり、潜在的に安全でないとしばしば主張してきた。

 新たな研究論文は17日、科学誌「PLOSジェネティクス」に掲載されたもので、こうした反対派の主張の根拠を揺るがすものだ。

 スペイン・バレンシア大学の遺伝学者で、論文の共同執筆者のサルバドール・エレーロ氏は、「自然界は常にGMOを創造していることが認識できる」と述べ、「遺伝子をある生物から別の生物に移動させるのは、それほど奇怪ではない」と語った。

 遺伝子は通常、同一の生物種の間で受け継がれて行く。親から子どもへの移動がそれで、「遺伝子の垂直伝播(VGT)」として知られるプロセスだ。しかし近年、科学者たちは「遺伝子の水平伝播(HGT)」の多くの例を発見した。遺伝子がある生物種から、同じ環境でたまたま生きている全く無関係の生物種に運ばれるプロセスだ。

 例えば、コーヒーの実を食べ尽くす害虫「コーヒーボーラー・ビートル」のゲノムの中からバクテリアの一種の遺伝子が発見された。このバクテリア遺伝子は、この昆虫がもっぱらコーヒー豆のみを食料にして生きていくのを可能にしている。バクテリアが通常、抗生物質耐性を持つのは、遺伝子の水平伝播を通じてである。

 英国の研究チームは数カ月前、人間はその進化の過程で「ジャンプする遺伝子」方式によって、バクテリアやウイルス、菌類から145以上の外来遺伝子を獲得できたという結論を出した。

 大きな謎は、これがどのようにして生じるかだ。最新の研究論文で、エレーロ氏ら研究者チームは、寄生蜂の遺伝子がチョウやガのゲノムにジャンプする(飛び移る)と考えられるルートを示唆している。

 寄生蜂の一つであるアオムシサムライコマユバチは、チョウやガの幼虫であるアオムシやケムシの体内に卵を産みつけるが、その際にハチはチョウやガの幼虫の自然免疫反応を無力化するウイルスも体内に注入している。その結果、ハチの幼虫は何ら妨害を受けないままチョウやガの幼虫に寄生できる。この過程で、ハチに属する遺伝子はまた、ウイルスにかくまわれながら、最終的に宿主であるチョウやガの幼虫に組み込まれる。

 通常、ハチの幼虫は生き残るが、チョウやガの幼虫は死ぬ。このシナリオでは、挿入されたハチの遺伝子はどこにも行かない。

 しかし時にはこのハチは、間違えて通常の宿主ではない種類の幼虫を攻撃し、卵を産み付けるかもしれない。その場合、卵はこの幼虫の体内で生き残らないが、挿入されたハチの遺伝子は非宿主の幼虫のDNAに組み込まれ、将来の世代に続くチョウの子孫に伝播される。かくして、ハチの遺伝子はチョウにジャンプするかもしれないのだ。

 このジャンプが発生すると科学者たちが知っているのは、ハチのDNAの配列がチョウやガの幼虫のゲノム内部で発見されてきたためだ。しかし、厳密なメカニズムは依然として不明だ。

 最新論文の執筆者たちは、2種のチョウ(オオカバマダラ=北米で一般的な、黒と白の斑紋があってオレンジ色の羽を持つ大型のチョウ=を含む)と、3種の幼虫(カイコを含む)でハチの遺伝子を発見したと述べている。

 通常、遺伝子が存続するのは、その遺伝子によって何らかの恩恵がある場合だ。PLOS論文によれば、ハチから獲得した遺伝子のうち2つは、ブラコウイルスという敵から幼虫を守るタンパク質を製造する。製造されたタンパク質は、幼虫に感染するブラコウイルスの能力を妨害し、ウイルスの複製能力を阻害することで、幼虫を保護しているのだという。

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人間は元来残忍なのか―祖先のチンパンジーにみる本性
http://jp.wsj.com/articles/SB10922328955711303277604581239990569981916?mod=wsj_nview_latest

[12削除理由]:管理人:無関係の長文多数

2. 2021年12月29日 00:36:16 : AMvZXCZpvg : N3IxdDhyNThIdE0=[1] 報告
厚生物質の乱用禁止はよいが、この記事、もしかして、フランスにおけるある厚生物質の禁止を正当化してないか?

保健相VERANは、コロッケに効く、アジーという構成物質を簡単に使えないようにしてしまった。知り合いはアジーだけでコロッケから回復した。
こうした政治家たちの作で、フランスは、お注射3か月ごとに打つように強制されるようになるらしい。

大統領選の際、皆がだまされてろす茶の行員を選んでしまったのが、運の尽きだが、独も墺もひどいのは同じ。だぼーすの手話ちゃんが捕まったというニュースを見たが、どうなったのか? 後継ぎの芸津はどうしてるのか?

世界が共産主義になっていく。日本は鎖国するか、中韓と仲良くやるしかないと思う。

3. 2021年12月29日 00:38:37 : AMvZXCZpvg : N3IxdDhyNThIdE0=[2] 報告
失礼、記事は2015年のものだった。

自分が書いたのは、リアルタイムの校正物質関連ですた。
でも、こうしたことが起こっているのを知ってほしかった。


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