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レバーは焼いて(C)日刊ゲンダイ
最強はOかBか 血液型で違う「食中毒」発症する人しない人
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/161012
2015年6月23日 日刊ゲンダイ
集団食中毒が相次いでいる。大阪の居酒屋で、鶏ユッケを食べた大学生33人がカンピロバクターに感染。京都の老人ホームや藤沢のBBQイベントなどでは、100人超がノロウイルスに苦しんだ。しかし、同じものを食べても、食中毒になる人とならない人がいる。発症を左右する原因のひとつに、血液型が関係しているという。
感染症の権威で、東京医科歯科大名誉教授・藤田紘一郎氏が言う。
「ABO血液型は、人間と同じように地球上のあらゆる動物や植物にも当てはまります。食中毒を起こす細菌やウイルスは比較的B型が多く、B型の抗体を持っているO型とA型の人は、食中毒になりにくいのです」
A型は抗B抗体、B型は抗A抗体、O型は両方があるが、AB型はどちらもない。外敵から身を守る免疫力を抗体の有無だけで考えると、O型は“オールマイティー”、AB型は武器を持たない“丸腰”。A型とB型はケース・バイ・ケースといったところだ。
血液型の一般論として食中毒のなりやすさを調べると、O型が最強なのだが、こと食中毒の7割を占めるノロウイルスに限ると、話は変わる。
「ノロウイルスは複数のタイプがありますが、最も典型的なタイプは、O型の赤血球の表面にあるレセプターに結合しやすいことが分かりました。逆にB型とAB型には、レセプターがないため、理論上はほとんど感染しません」
血液型のほか、体の特徴からも食中毒のなりやすさが分かる。
たとえば、排便の状態なら便秘の人、肌ツヤは吹き出物やヘルペスなどができやすい人、食べ物の好みは肉好きで野菜嫌いの人が食中毒になりやすいという。
「食中毒のなりやすさは最終的に免疫力の強さで決まります。その免疫力を左右するのは、腸内細菌の状態。便秘の人は腸内細菌が不十分なので、食中毒になりやすい。腸内細菌は野菜や海藻に含まれる繊維質をエサに活動しますから、肉ばかり食べている人は危うい。また、腸内細菌はビタミンやミネラルなどの合成にも関与。吹き出物などができやすい人は、そういう合成が不十分と考えられ、やっぱり腸内細菌の状態がよくない。ですから、こういうタイプは食中毒になりやすいのです」
免疫力は常に一定ということはなく、仕事の仕方や生活パターンの変化によって、強まったり弱まったりする。毎日のちょっとしたことからも食中毒になりやすい人の特徴があるという。
「仕事や家庭でトラブってイライラしていると、免疫力はベースラインから3割ほどダウン。睡眠不足のときも同様です。ですから、睡眠不足で疲れているのに嫌いな上司に付き合ってグチを言われながら飲むような状況はよくありません。そんなときに生肉や貝を食べると、あたりやすい。そうならざるを得ないときは、『彼も一緒にどうですか』などと周りに声を掛けて、少しでもつらい状況を薄めるのです」
下痢や嘔吐で苦しみたくなければ、日ごろから気をつけておくことだ。
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