http://www.asyura2.com/15/health17/msg/177.html
Tweet |
コレステロール・ショック(8) どうすれば良いのか?
http://takedanet.com/archives/1029381784.html
2015年06月01日 武田邦彦 (中部大学)
「コレステロールの量は食事では変えることができない」と厚労省と動脈硬化学会は、いわば白状した状態だ。そして血圧は表紙に載せたように、食塩とかならず関係がある人は日本人の5人に1人。約半分の人は「血圧とお塩」は関係がない。だから、自分の血圧が「食塩採取感受性」であるかどうか、測定してもらわないと血圧も変えることができない。
「コレステロールが少し低く、血圧が高めですね」と医師に言われても、どうしようもない。コレステロールを増やそうとして脂身の肉を食べて、卵を一日2ヶづつとってもコレステロールは変化しない。また、自分が幸いにも5人に1人のグループに入っていて「減塩食」を食べれば血圧が下がるなら良いが、感受性の低いグループなら減塩食は効果がない。
一体、今まで私たちは何をしていたのだろうか? 油が少なく減塩の食事を「ヘルシー」と言って商売をしていた会社の責任はどうなるのだろうか? 私はかつて「低カロリー、減塩」の食事をテレビで「ヘルシー食」として紹介することに抵抗して、コメントをしなかった時期があったが、テレビ局からは「武田独自の見解」として退けられた。
テレビ局は本当に視聴者の健康を考えているのではなく、「空気」とか「皆が考えていること」をそのまま放送する。そして、もしそれが間違っていたら、「皆が言っていたから」、「厚労省の基準だから」で逃げる。
科学者でないからそれでも良いのかも知れないが、電波を使う権利をもらい、社会のために放送を業としているなら、「誰がなんと言おうと、自分が正しいと思うこと、伝えて良いと自分で判断できること」を伝えるべきであり、そこに厳しさがなければ放送業とは言えないと私は考えている。
だから、分からないときには「分かりません」と答える。美味しくない時には、「ええ、私にはまあまあ」と言う。放送を見ていただく人が私を信用したらダメということはしたくない。自分の放送を見てくれているのだから、自分が根拠を持って、最後まで自分の責任で発言しなければならない。
時として間違えば、それは厚労省や東大教授、NHKが悪いのではなく、そこからの情報を信じて、伝えた私の方に責任がある。厚労省が悪人だからといって、私が悪人で良いと言うことではない。
これから大急ぎで国民が「健康な生活」を送るためにはどうしたらよいかを整理しなければならない。私は痛風もちだが、痛風も体内合成量が約70%なので、プリン体の食事をしても問題は無いことが分かっているが、多くの人はこれも誤解している。
「生活習慣病」というものの指針の大半が間違っていたのだから、厚労省も各学会も自らのメンツを捨てて、早く「何をすれば良いのか」をはっきりさせる必要があるし、コレステロールなどについてあれだけ放送し、「悪玉」という名前も創造したNHKは、今は沈黙を守っているけれど、今まで煽ってきたからという「自分のこと」だけを考えずに、視聴者の立場で報道をして欲しい。
運動が健康に良いのか、野菜というのはどういう役割を果たすのか、タバコもおなじだ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 不安と不健康17掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。