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ブロック崩しゲームの記録保持者でも…(C)日刊ゲンダイ
大山のぶ代さんは認知症に…脳トレゲーム「予防効果」なし?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/160020
2015年5月22日 日刊ゲンダイ
認知症に効果があるとされ、一大ブームを起こした脳トレが再ブームの兆しだが、気になるのが「ドラえもん」の声、大山のぶ代さんのことだ。
先日、認知症での闘病生活が明らかになったが、大山さんはブロック崩しゲーム「アルカノイド」(タイトー)が得意で、テレビ番組で紹介されるほどの腕前だった。何でも公式2位に匹敵する自己記録があるというし、大の料理好きとしても知られ、著書も20冊以上ある。
ブロック崩しやパズルゲームは脳を活性化させるとして“脳トレ”系ゲームに取り入れられているし、料理など手先を使う作業は認知症予防効果があるとされる。それだけに関係者はショックを受けている。
大山さんは2008年に心筋梗塞、脳梗塞を発症した。それが影響したのだろうか。高血圧、動脈硬化、糖尿病患者はリスクが高いことは分かっているからだ。神経内科が専門の医師・米山公啓氏が言う。
「脳梗塞を患っているため、動脈硬化などもともとリスクを持っていた可能性もあります。ですが、少なくとも書籍や市販のゲームで簡単にできるレベルの脳トレでは認知症予防になりません。医学界でも、この数年で否定の動きが出ています」
新渡戸文化短大学長の中原英臣氏(医学博士)も同意見だ。
「脳トレすれば、認知症予防になるというのは、現時点で、医学的根拠がありません。10年にロンドン大などが1万人以上を対象にした実験で『健康な人の認知能力を高める効果は期待できない』とネイチャー誌で発表しているし、医学的に、脳トレで予防や進行を抑える効果は認められていません。そもそもアルツハイマーや認知症の原因は不明瞭で、予防の方法が確立されていないのです。“脳トレ”は、人間ドックと同じで、いま認知症かどうかを図る目安と考えた方がいいでしょう」
厚労省は、2025年には全国で認知症を患う人の数が700万人を超えると発表。65歳以上の5人に1人が罹患する計算だ。それだけに最近、書店では脳活関連本が増えているが、過度の期待はしないことだ。
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