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紫外線&日焼けは、がんの危険増大!特に夏の昼時は要注意!
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/121.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 5 月 20 日 07:43:05: igsppGRN/E9PQ
 

紫外線&日焼けは、がんの危険増大!特に夏の昼時は要注意!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150520-00010003-bjournal-bus_all
Business Journal 5月20日(水)6時1分配信


 初夏を迎えました。衣替えも終わり、思わず外出が楽しくなる季節です。しかし、この時期は紫外線が強まる季節でもあります。「紫外線は肌の老化に影響を及ぼすので、十分な対策が必要」と力説するのは、すがわら皮膚科クリニック副院長で美容皮膚科医の菅原由香子氏です。

 今回は菅原氏に、

・なぜ紫外線に当たってはいけないのか。
・なぜ日光浴が推奨されてきたのか。

などについて話を聞きました。

●なぜ紫外線に当たってはいけないのか

--「紫外線は皮膚に害を与える」とよく耳にしますが、どのような影響を及ぼすのでしょうか。

菅原由香子氏(以下、菅原) 強い日差しに数時間当たると、皮膚が赤くなる反応をサンバーンといいます。その後、3〜4日程度で皮膚は褐色化していきますが、その反応をサンタンといい、このサンバーンとサンタンを総じて「日焼け」と呼んでいます。日光に当たって皮膚が赤くなる人もいれば、すぐに褐色化する人もいます。これは皮膚の質に差があるため、影響にも違いが生じるのです。

 日焼けした皮膚が赤くなるのは、皮膚のDNAに傷がついたことを意味しています。多少DNAが傷ついても、皮膚はその傷を元通りに修復させる力を持っています。ところが、あまりに強い日焼けをしてしまうと、修復遺伝子の酵素の働きが追いつかなくなります。DNAに傷が残り、適切に修復されなかったものが突然変異として皮膚がんになるのです。このように、強い紫外線は皮膚がんの元になることを認識しなければいけません。

--強い紫外線に当たると、皮膚の修復機能を超えてダメージを与えるということでしょうか。

菅原 がんを抑制する遺伝子の一種に、「p53遺伝子」があります。p53遺伝子は、がん化した細胞にアポトーシス(細胞死)を起こさせ、腫瘍の成長を妨げるといわれています。ところが、日光によく当たる箇所の皮膚では、衣類に覆われている部分と比較するとp53遺伝子の変異が多く起こっていることがわかっています。しかも、そのp53遺伝子の変異は、加齢とともに増加します。つまり日光によく当たるほど、がんの抑制効果が減退すると考えられます。

●なぜ日光浴が推奨されてきたのか

--かつては、日光浴をすることで健康の増進が図れるといわれていましたが、それは間違いだったのでしょうか。

菅原 日光浴は気持ちをリラックスさせる効果があります。部屋に閉じこもっているよりは、日光に当たってストレスを発散させたほうがよいという考え方は間違いではありません。しかし、皮膚科学的な見地から申し上げるなら、十分な紫外線対策をした上で日光浴をしなければなりません。

 また、くる病というビタミンDの欠乏による骨格の発育障害があります。骨が軟らかく、発育が不完全なため曲がってしまう病気です。皮膚に紫外線を当てるとビタミンDが生成されるため、クル病には日光浴が必要と考えられてきました。しかし、1日に必要なビタミンDは、日光を手のひらに2〜3分浴びるだけで生成できます。長時間、日に当たる必要性はありません。

--これから紫外線が強くなる時期ですから、より注意が必要ですね。

菅原 紫外線対策が最も重要なのは、7〜8月の真夏です。地上に到達する紫外線量は、オゾン層の厚さに関係してきます。オゾン層は春頃日本付近には多く、夏から秋にかけて少なくなります。昨今、「5〜6月に一番紫外線が多い」といわれていますが、それはオゾン層にほとんど吸収されない紫外線A波(UVA)のことです。皮膚がんをもたらす紫外線B波(UVB)はオゾン層に吸収されやすいので、春は少なく夏に多くなります。したがって気をつけなくてはいけないのは、やはり真夏です。時間帯で見ると、お昼時の12時前後が最も多く、午後2時くらいまでがピークです。日の出や日の入りの時間帯は紫外線の影響はほとんどありませんが、5月の朝8時頃の紫外線は、冬の正午と同じくらいです。また、曇りの日でも快晴の日の60%くらい、雨の日でも30%くらいの紫外線量があります。

 またオフィス街ではアスファルトコンクリートからの反射が加わって、紫外線量が20%程度増加します。これは冬の雪山で日焼けをする状況とよく似ています。雪は普段の地面と比較して2倍近く反射するといわれています。季節は冬でも、雪が積もれば夏のような紫外線量になるのです。私は普段から帽子と腕カバーと日傘を欠かしませんが、最近ではUVケア商品も豊富にありますから、ご自身に合った対策を心がけるようにしてください。

--ありがとうございました。

尾藤克之/ジャーナリスト、経営コンサルタント


 

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