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八重洲ブックセンター日本橋三越店で(C)日刊ゲンダイ
テーマは“満遍なく鍛える” 第2次「脳トレ」ブームが到来中
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/159594/1
2015年5月9日 日刊ゲンダイ
「ここ数年、脳活に関する本の出版点数は着実に増えていますね。少なくとも月に10冊の新刊が登場しています」
こう言うのは八重洲ブックセンター日本橋三越店の高橋雄大氏。
実際、同店にも脳活・脳トレ本のコーナーが設けられている。ほかの書店でもこうした傾向があるばかりか、TV番組でも脳の特番が増え、さしずめ第2次脳トレブーム到来の感さえある。
あの第1次脳トレブームが起こったのは2004年。きっかけは東北大学の川島隆太教授の「脳を鍛える大人の計算ドリル」(くもん出版)だった。コレが100万部超えのメガヒット。その後、携帯ゲームソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」にもなり、一大ブームが巻き起こったのは記憶に新しい。
05年には「大人のぬり絵」シリーズ、06年には「えんぴつで奥の細道」、その他パズルや数独など、「大人の脳トレ」をキーワードにした本が続々と登場したっけ。
■脳は筋肉と同じ
そして現在。第2次脳トレブームを牽引しているのは、脳科学者の中野信子氏、池谷裕二氏、林成之氏らのメンメン。そんな中で特に人気なのが、累計24万部を記録した「脳の強化書」(あさ出版)シリーズの著者で脳科学者の加藤俊徳氏だ。先日、「脳の学校 ワークブック」(ポプラ社)を上梓したばかり。
脳科学教育研究所の桑原清四郎所長が言う。
「第1次脳トレブームのときは、記憶力がテーマでした。手を動かし、計算など考えることが脳の活性化、物忘れ防止につながるというコンセプトで作られた本が多かった。ですが、現在は加藤氏が提案したように、満遍なく脳を鍛えるという考え方に注目が集まっています。脳には記憶、思考や理解、さらには、感情や聴覚などそれぞれの働きをつかさどる“脳番地”があり、それらは連携している。事実、あらゆる脳番地を身体運動と共に刺激すると年齢に関係なく、脳全体が活性化されることがMRI(磁気共鳴画像装置)で証明されています」
会議だ、企画書作成だと忙しく頭を働かせているのに「最近、人の名前が出てこない」なんてことがあるが、それはルーティンワークで決まった脳機能しか使っていないせい。つまり、計算を繰り返しても脳全体への新しい刺激にはなりにくい。だから、あらゆる脳番地を刺激しようということだ。
そのためには何をすればいいのか。「脳の学校 ワークブック」によると、たとえばモノの名前が出てこない人は「記憶」よりも「伝達」する脳番地を鍛えることが大切と説く。誰かに伝えるために普段からどんなモノなのか、どんな人なのか説明し、「想起」の道筋を鍛えておく。整理整頓が苦手な人は、日ごろからモノの分類を意識することで、整理や空間認識に関係する理解系脳番地が鍛えられるという。
脳は筋肉と同じ。自分で鍛えられる時代なのだ。
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