★阿修羅♪ > 不安と不健康17 > 102.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
毎日のコーヒーで「病死する確率」が減少することが判明!コーヒー1日3〜4杯で4割低下!全ての死亡率も24%減る!
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/102.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 5 月 08 日 13:07:05: igsppGRN/E9PQ
 

毎日のコーヒーで「病死する確率」が減少することが判明!コーヒー1日3〜4杯で4割低下!全ての死亡率も24%減る!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6406.html
2015.05.07 15:54 真実を探すブログ



国立がん研究センターや東京大などの研究チームが行った調査で、コーヒーや緑茶を毎日飲んでいる人は飲んでない人よりも病気で亡くなるリスクが低下することが分かりました。
これは全国の40歳から69歳の男女、およそ9万人を2011年まで対象に行った19年間の追跡調査の結果から判明した情報です。


調査結果を見てみると、コーヒーを飲む量が多いほど死亡の危険性は減り、「1日3〜4杯」と答えた人は、狭心症や心筋梗塞などの心臓病で死ぬ危険性が「ほとんど飲まない」とした人に比べて36%も低下していました。


脳内出血や脳梗塞などの脳血管病は43%、肺炎などの呼吸器病は40%も低く、緑茶も1日5杯以上飲む人は死亡率が低下している傾向が見られます。
ただし、コーヒーを5杯以上も飲む人の場合は数が少なく、どの程度の効果があるのかは分かっていません。


研究チームはコーヒーに含まれ血糖値や血圧を調整するクロロゲン酸や、血管の健康を保つカフェインの効果が健康に作用している可能性があると発表しています。
東京大学大学院医学系研究科の井上真奈美特任教授は「詳しい仕組みは不明だが、常識的な範囲であればコーヒーや緑茶を飲むことは、健康的な習慣であることが確認できた」と述べ、コーヒーや緑茶が健康に効果的だと強調しました。


☆国立がん研究センター 緑茶と死亡・死因別死亡、コーヒーと死亡・死因別死亡について
URL http://epi.ncc.go.jp/jphc/745/3533.html
引用:
 また、多目的コホート研究から、コーヒーと死亡・死因別死亡の関連を分析した結果を最近報告しています(American Journal of Clinical Nutrition WEB先行公開中)。コーヒー摂取により、全死亡および心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡リスクの低下が確認されましたが、がん死亡リスクとは関連がみられませんでした。5杯以上の群では統計学的有意なリスク減少がみられませんでした。詳細については、HPの概要版をご覧ください。





:引用終了


☆コーヒー1日3〜4杯で病死の危険減 東大など調査
URL http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG07H17_X00C15A5000000/
引用:
 コーヒーを1日3〜4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて心臓や脳血管、呼吸器の病気で死亡する危険性が4割ほど減るとの研究結果を、国立がん研究センターや東京大などの研究チームが7日、公表した。がんによる死亡との関連は見られず、全ての死亡の危険性で比較すると24%減だった。


 1990年代に10都府県に住んでいた40〜69歳の約9万人を2011年まで追跡し、生活習慣と日本人の主要な死因との関係を調べた。
:引用終了


☆コーヒー飲む人“病気で死亡の危険性低下”
URL http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150507/k10010072081000.html
引用:
国立がん研究センターや東京大学などのグループは、全国の40歳から69歳の男女、およそ9万人を対象にコーヒーを飲む習慣についてアンケート調査を行い、その後、19年間追跡して病気による死亡との関係を調べました。
その結果、コーヒーを1日に1杯から2杯飲むと答えた人は、病気などで死亡する危険性がほとんど飲まない人に比べ0.85倍と低く、3杯から4杯飲むと答えた人では0.76倍と、さらに低くなったということです。
また、緑茶についても同様の調査を行ったところ、毎日5杯以上飲む人では1杯未満の人と比べ、死亡の危険性が男性で13%、女性で17%低くなっていたということです。
:引用終了


☆緑茶やコーヒーの摂取量が多くなると死亡率が低下する研究結果(15/05/07)


☆おいしいコーヒーの入れ方(基本編)


コーヒーと緑茶が健康に良いのは嬉しい知らせですが、個人的には研究の期間が2011年までというのが気になりました。2011年に発生した福島原発事故の影響で、今も静岡県等のお茶の産地でセシウムが相次いで検出されています。
厚生労働省の健康認定商品にも色々と問題が指摘されていますが、今回の研究調査もある種のステマ(ステルス・マーケティング)っぽい感じが強いです。


別の調査では、コーヒーの飲み過ぎで頭が半分覚醒状態となってしまい、人によっては悪い影響が出るという事例も報告されています。更には「カフェインの効果は合理的思考には向かない」という発表もあり、必ずしも良い効果が期待できるわけではありません。
12時間後も25%のカフェインが体内に残ると言われていますし、何事も適量が丁度良いと言えるでしょう。
*コーヒーは円安で大幅値上げもありましたね。



 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2015年5月08日 13:44:07 : b5JdkWvGxs

緑内障とカフェイン


「コーヒーやお茶」に配合されている「カフェイン」が緑内障に密接にかかわっている。

残念なことに「悪い方に・・・」。

カフェインが眼球を高める?

私も緑内障に関して図書館などに行き本を開いて調べているんですが、けっこう昔の本にでも記載されていて、「コーヒーやお茶」についてかかれていました。

コーヒーやお茶に含まれている成分の一つであるカフェイン。まず、このカフェインにもイイ所があり、「眠気覚まし、脂肪を分解、脳の疲労回復」など、健康的なところがたくさんあります。

しかし、カフィインの悪い所が、私の悩みである緑内障と相性が悪い・・・。1日に大量のコーヒーを摂取することで、含まれているカフェインが「眼圧を高くし緑内障に支障をきたす」わけです。

つまり、コーヒーやお茶に含まれているカフェインは、緑内障の症状の人にはお勧めではない飲み物。

1日の理想のカフェイン

しかし、ここで気になるのが、「どれだけのカフェイン量で眼圧が高くなるのか?」。この部分が大事。私もできることなら眼圧に負担をかけたくない、やけどもコーヒーは飲みたい・・・。

海外の実験データによると、カフェインの量はで眼圧が高くなるのは「約200mg以上」とのデータがでています。。(これはあくまでも基準値で、年齢層や男女によって異なります。)

つまり、毎日生活する中でカフェインを摂取する量を「200mg以下」にこだわれば大丈夫だということになります。


「カフェイン200mg」
緑茶30〜50mg=2〜3杯
紅茶50mg=2〜3杯
コーヒー豆100mg=2〜3杯

私も「カフェインと緑内障の関係」を全く知らなかったために、コーヒーの1日の摂取量がヒドイ時で5杯も6杯もガブガブと飲んでいました。これで緑内障に悪いとなると反省しなくてはいけない。しかも私が飲んでいたマグカップで360mlは入るためんい、かなりカフェインを摂取していたと思う・・・。これからは意識して、計画的に飲むようにしないと。
http://ryokunai.net/coffe.html


02. 2015年5月08日 13:50:38 : b5JdkWvGxs

飲むならコーヒー・お茶よりココア

ココアにカフェインはどれくらい入っている?妊娠中は大丈夫?


妊娠中に、カフェインは
なるべく避けたいもの。

コーヒーや紅茶にはカフェインが
入っているのは知っている。

でも、大好きな、甘ーいココアにも
カフェインが入っているらしい。

ココアにカフェインはどれくらい
入っているの?

妊娠中にココアを飲んで大丈夫なの?

スポンサードリンク

そんな心配をする新米ママさんに
ココアのカフェイン情報をお届けします。

いろいろ調べていくうちに、
ココアよりこわい飲み物も発見してしまいました。
妊娠中や授乳中には、ぜひ知ってほしい情報です。

では、最後までお付き合いください。

ココアのカフェイン

具体的に、ココアにはどれくらいの
カフェインが含まれているのでしょうか?

森永のHPのココアに関するQ&Aをみてみました。


Q:ココアにはカフェインは含まれていますか。

A:ココアにも、わずかにカフェインが入っています。

ココアに含まれるカフェインは、お茶やコーヒーに
含まれる量より、はるかに少ないので、
あまり気にせず、お飲みください。

ー森永製菓 ココアに関するQ&Aよりー

次に、明治のHPのココアに関するQ&Aをみてみました。


Q:ココアに含まれるカフェインについて

カフェインを制限していますが、
ココアには、カフェインが、どのくらい含まれていますか?

A:コーヒーやお茶に比べ、ココアは
カフェイン含有量が少なく、明治ミルクココアの
カフェイン量は、レギュラーコーヒーの約1/16、
煎茶の約1/5です。

ー明治 ココアに関するQ&Aよりー

代表的なココアのメーカーをみると、
コーヒーより少ないという表記のみです。

具体的なカフェインの量に関しては、
触れられていませんでした。

比較するために、まずは、
他の飲み物のカフェイン量をみてみましょう。


1杯当たりのカフェイン量

コーヒー  100mg〜150mg
紅茶     30mg〜75mg
緑茶     40mg〜50mg

カフェインの代名詞のコーヒーは
やはり突出していますね。

ココアに関して、
いろいろリサーチしてみると、

ココア1杯あたり、10mg〜50mgと
かなり幅広いデータが、みつかりました。

高いものでは、50rです。
この量は、紅茶や緑茶と同じくらいの
カフェインの量です。

カフェインの量が決して低いとは言えません。

気にせずにお飲みください。と言われても
気になりますよね。

どうしてでしょう?

それは、ココアの原材料や
製造プロセスに関係します。

カカオ豆
カカオの実

ココアのカフェインは
原料であるカカオ豆に含まれています。

カカオ豆からココアバターを分離して
油脂を減らしたものがココアの原料の
ココアパウダーになります。

ココアパウダーにいろいろなものを
加えて作られたのが、ココアミックス。
一般的に、調整ココアと言われるものです。

ココアパウダーの含まれる割合が、
多くなれば、当然、カフェインの
含有量は高くなります。

ピュアなココアになれば、なるほど、
カフェインの量が多くなるのです。

100gあたりのカフェインの量をみると、

純粋なココアパウダーは、230mg
無糖のココアミックスになると、19mg

これほどの差があるのです。

お店で、ココアとして
売られているのは、調整ココアです。


スポンサードリンク

純粋なココアパウダーとは
まったく、別のものです。

森永や明治のHPの答えに、納得できました。

妊娠中にとれるカフェインの限度額は?

調整ココアといえども、カフェインは0では
ありません。

飲んでも大丈夫な量が気になりますよね。

妊娠中のカフェインの限度額は
どれくらいなのでしょうか?

せっかくの機会ですので、
妊娠中におけるカフェインの基準を
世界レベルでみてみました。

世界保健機関(WHO)が2001年に公表した
データがあります。


紅茶、ココア、コーラ飲料は、ほぼ同程度のカフェインを
含み、コーヒーには、これらの約2倍のカフェインが含まれている。

このため、カフェインの胎児への影響については
まだ確定していないが、妊婦はコーヒーの摂取量を
一日3〜4杯までにするべきである。

出典:Healthy Eating during Pregnancy
and Breastfeeding, Booklet for mothers, 2001

WHOでは、ココアには、コーヒーの半分の
カフェインが含まれていると、前提しています。

日本の調整ココアより、かなり高い
カフェイン量で計算しているようです。

計算すると
それでも、6〜8杯までは大丈夫そうです。

ココアを飲む

明治のミルクココアの場合は、
カフェイン量は、コーヒーの約1/16
ということなので、

1日に、48〜64杯までなら大丈夫!!
極端ですが、そんな計算になります。(笑)

イギリスの英国食品基準庁(FSA)では、
2008年に、妊婦がとるカフェインの上限を
300mgから200mgに変更しました。

コーヒーだと、2杯飲めないくらいの
厳しいカフェイン制限です。

ココアに入っているカフェイン量を
高く見積もって、50mgで計算しても
それでも、1日に4杯くらいまでは飲めます。

どんなに、厳しく見積もっても、ココアを
1日に1〜3杯くらいの量では、影響はないのでは?

ココアのカフェインより怖い飲み物

ココアのカフェインをいろいろ調べているうちに
ちょっと怖い情報をゲットしました。

カフェインというと、
ついつい、コーヒーや紅茶などの
飲み物に注意が行きがちです。

その矛先が、ココアなどにも向きがちです。

でも、ココアより注意したほうがいい
飲み物が、実はありました。

カフェインは、コーヒー豆やカカオなどの
自然なものだけに、含まれているわけでは
ないのです。

カフェインを抽出して、食品添加物として
使用されることが、国に認められているのです。

例えば、
•清涼飲料水
•エナジードリンク

に多く、使われています。

妊娠中も、仕事を続けている女性は、
ついつい、日頃飲んでいる
エナジードリンクに、手が伸びてしまいませんか?

レッドブルは、100ml飲んだだけで、
カフェインが80mgも入っています。

ペプシコーラのペットボトル1本(500ml)には
カフェイン50mgが含まれています。

飲み物や食品だけではなく、
他にも注意しなければいけません。

風邪薬などにも
カフェインが配合されているものが多いです。

薬だけではありません。

ココアと同じく、カカオ豆から
作られたチョコレートにも、カフェインが
含まれます

ダークチョコレートで、
100gに43mgのカフェイン。

ミルクチョコレートには
100gあたり、20mg。

普段口にするいろいろなものに
カフェインは含まれます。

妊娠中のカフェインの量に関しては、
ココアだけに気をつける。

それだけでなく
全体として何を食べたか?何を飲んだか?

それにも、気をつけたほうがよさそうです。
http://priaf.com/cocoa-2089.html


03. 2015年5月08日 13:54:23 : b5JdkWvGxs

飲み物のカフェイン含有量一覧
http://www.berry-counseling.com/1362/

04. 2015年5月08日 14:01:59 : b5JdkWvGxs
妊婦が1日に摂取してもよいカフェイン量は?


まず初めに、妊娠中1日に摂取してもよいとされるカフェイン量について確認しておきましょう。

WHO(世界保健機構)では1日に300mgまでとされており、インスタントコーヒーでいうと、 1杯あたりカフェイン60mg含まれているので、WHOにあてはめると、5杯ということになります。

日本でもWHOのカフェイン量を適用しているのですが、 産婦人科の医師によって見解はことなりますが、1日にコーヒー1〜2杯程度は良いとされる医師は多くおられます。

詳しくはこちらを参照ください

⇒妊娠中の1日のカフェイン摂取量!どれくらいなら大丈夫?
http://ninpy.com/archives/25

ココアに含まれるカフェイン量は?


ココアに含まれるカフェイン量は、メーカーなどによって異なりますが、コーヒーの1/6程度と考えて良いかと思います。

これは、お湯で溶こうが牛乳で溶こうが入れるココアの量が同じならカフェイン量も同じです。

ちなみに、バンホーテンの純ココア(ピュアココア)の場合ですと、コーヒーや紅茶の1/10と言われています。


参照:バンホーテンココアよくある質問より
http://www.kataoka.com/contact/vanhouten.html


1/6 で考えた場合、ココア1杯あたり10mgのカフェインが含まれているということになります。

これを、コーヒー1〜2杯というものに当てはめると、1日あたり、6〜12杯程度ならカフェインに関しては問題がないということになります。

といっても、1日にこんなに飲んだら糖分や脂質の方が気になりますので、ココアしか飲めない食べれないという場合以外は、 実際にはこんなにも飲まないようにしましょう。


飲むとしたら何時頃がいいの?

基本的にはいつの時間に飲んでも構いませんが、
ココアの主成分であるカカオには、
カフェインの他にテオブロミンという
覚醒作用のある成分も含まれています。


テオブロミンについて

テオブロミンは胎児に影響があるかというと、
悪い影響はありません。
むしろ妊娠中毒症予防に効果があると
言われています。

もしこれらに対し感受性が強いようであれば、
寝る前に飲むと、少量のカフェインであっても、
眠れなくなったり、寝れても浅い眠りになることが
ありますので、そういう場合は寝る3〜5時間前には
飲まない方が良いでしょう。

これはたとえホットミルクココアだとしても
作用するのはカフェインなので、
感受性の高い人は、眠れなくなったり
眠りが浅くなることはあるかと思います。

そういった場合は、寝る前の3〜5時間程度を避ければ良いので、それ以外の時間だったら いつでも良いかと思います。


どうしてもココアのカフェインが気になる場合は?

ココアに含まれるカフェインは少量であっても、やっぱり気になるという場合は、

現在はあまり見かけませんが、白ココアというものがあります。これには、カフェインが通常のココアよりも少ないと考えて良いそうです。

また、ココアの変わりにミロを飲むというのも一つの方法かと思います。

ミロにはココアパウダーが使用されており、 多少カフェインは含まれていますが、
通常のココアよりもカフェイン量は少なく、ノンカフェインコーヒーよりも少し多いといった程度です。


※コーヒーと比べると、1/10未満のカフェイン量
※ネスレに問い合わせてみて確認しました。

ちなみに、ノンカフェインココアというものは、
ないようです。

まとめ

ココアは、妊娠中に飲んでも特に心配になる影響は
ありません。
ただし、多量に飲むと糖分や脂質の摂りすぎが
気になりますので、1日に飲んでも数杯程度に
しておいた方が良いかと思います。

カフェインやテオブロミンに感受性が強い場合、
ココアを飲むと寝つきが悪くなったり
眠れなくなったりするような場合は、
飲む時間帯だけ考えれば良いかと思います。
※通常は気にすることはないかと思います。

どうしてもカフェインが気になる場合は、
上記で紹介したようにカフェイン量が
極めて少ないミロなどを飲むと良いでしょう。
http://ninpy.com/archives/438


05. 2015年5月21日 10:28:10 : pymZnasxY2
アングル:ニコチン悪玉論は本当か、喫煙めぐり誤解も
2015年 05月 21日 10:05 JST
http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPKBN0O602720150521&channelName=topNews#a=1
1 of 1[Full Size]
[ロンドン 19日 ロイター] - ニコチンは体に悪いのか──。科学者の間では、喫煙による健康問題とニコチンの関係をめぐる議論が高まっている。ニコチンに依存性はあるものの、コーヒーに含まれるカフェインと同程度に無害であり、それ自体は直接的な死因にはならないという指摘もある。

ロンドンの金融業界で忙しい日々を送るダニエルさんは、5年前まで「マルボロ・ライト」を吸っていたが、禁煙してからはフルーツ味のニコチンガムを毎日12─15個かむのが習慣となった。今では数箱を常備しているが、自身をニコチン中毒だとは思っていないという。多くの人と同様ダニエルさんも、ニコチンガムは喫煙に比べれば体への害が大幅に少ないと考えている。

ニコチンをめぐる議論は、電子タバコの人気拡大によっても拍車がかかっている。煙の代わりにニコチンを含む蒸気を吸う電子タバコは、禁煙の役に立ったという声も聞こえる。ニコチンが比較的無害だという考えは、喫煙による健康被害が明らかになる中で築かれた従来のマイナスイメージとは反するものだ。

心理学者や喫煙依存に関する専門家らは、今こそニコチンと喫煙を明確に区別すべきだと指摘する。寿命を短くするのは喫煙であり、ニコチンではないというのが彼らの主張だ。

「ニコチンの悪者扱いをやめる必要がある」。こう語るのは、英キングス・カレッジ・ロンドンの精神医学・心理学・神経科学研究所のアン・マクニール教授。禁煙方法に関する研究を続けてきた同教授は、喫煙による健康リスクとニコチンの関係を正しく理解していない人は、禁煙の相談を求めることに二の足を踏む傾向があり、それが禁煙をさらに難しくしている可能性があると語る。

一部の研究では、ニコチンにはカフェイン同様、プラスの効果があることも分かっている。ニコチンには心拍数上昇や感覚情報処理機能の向上のほか、緊張緩和や覚醒効果などの作用があるという。

こうしたニコチンの特性は別の疑問も想起させる。ニコチンは若者の脳がより強い刺激を求める呼び水にならないだろうか。一方で、ニコチンの刺激特性によってアルツハイマー病の予防につながったり、パーキンソン病の進行を遅らせることはできないだろうか。

これまでのところ、これらの疑問に対する明確な答えはない。科学的な観点と同じぐらい、政治的そして感情的に見解が割れているのが現状だ。

<静脈注射より「効率的」>

マクニール教授は自身の研究について、かつて指導を受けた精神科医マイク・ラッセル氏の功績を一部引き継いでいると説明。ラッセル氏は今から約40年前、喫煙者が「ニコチンを求めてタバコを吸い、タールによって死亡する」と説いた最初の研究者の1人だった。この考えは後に、ガムやパッチや電子タバコなど、ニコチン置換療法を用いた禁煙ビジネスの基礎となった。

一方、一部の研究者は、ラッセル氏の見識をタバコ業界が悪用してきたと語る。豪カーティン大学で保健政策を専門とするマイク・ドーブ教授は、タバコの「ライト」という表現が喫煙者を増やすことにつながったと指摘。「われわれは60年以上にわたり、タバコ業界の欺まんを見てきた。彼らは健康リスク低減や健康効果さえも暗示する広告を打ってきた」と批判した。

世界保健機関(WHO)によると、喫煙者本人が煙を吸う一次喫煙のみならず、受動喫煙でも年間60万人が死亡しており、今世紀中には喫煙による累積死亡者数は10億人に達する見通しだという。

ニコチンの依存性に異を唱える人はほとんどいない。マクニール氏は、どれだけ早く依存するようになるかは、ニコチンが脳に届くスピードに密接に関係していると説明する。ニコチンパッチは非常に遅く、ガムは若干速い。ただ、パッチもガムも、有意な数の使用者が依存状態になったという証拠はまだない。冒頭に紹介したダニエルさんは、スポーツに興じたり子供と外出したりするリラックスした週末は、ニコチンガムの使用量が減ると話している。

マクニール氏によると、喫煙の依存性が非常に強い理由の1つは、ニコチンが非常に効率よく脳に運ばれるからだという。「タバコを吸うことは脳にニコチンを取り入れる最高の方法の1つ。静脈注射より速いほどだ」と同氏は語る。

純粋なニコチンは、多量に摂取すると生命にかかわる有害物質だ。若年期の脳の発達、特に言語や記憶などをつかさどる部分に変化をもたらす可能性も一部で指摘されている。

米カリフォルニア大学のスタントン・グランツ教授は、ニコチンを摂取し始める年齢が低ければ低いほど、依存は強くなると指摘。その理由は「脳がまだ発達段階にあるからではないか」と語る。

一方、ニコチンがアルツハイマー病の予防につながったり、パーキンソン病の進行を遅らせたりする可能性についての研究も行われている。

学術誌「Brain and Cognition」は15年前の段階で、「ニコチン刺激はパーキンソン病の認知的・運動的機能の改善に有望かもしれない」との研究論文を掲載。別の学術誌「Behavioral Brain Research」も「近い将来、治療への応用にかなりの可能性がある」としている。

このほか、ニコチンが注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状を緩和させる可能性に関する研究も行われている。

<クリーンなニコチン>

スウェーデンでは、煙の出ないタバコ「スヌース」を愛用する人が多い。現地の調査によると、スウェーデンは肺がんや心臓疾患など喫煙に起因する病気の確率が欧州で最も低い方だという。

とはいえ、「安全なニコチン」という考えはまだ主流とは言えない。

英ブリストル大学のマーカス・ムナフォ教授(生物心理学)は、1970年代と80年代に展開された禁煙啓発の公衆衛生キャンペーンが、「ニコチン・依存・喫煙」を強く結びつけたと指摘。この連想性が、喫煙者をタバコから引き離すための「クリーンなニコチン」の可能性をかすませたと語る。

ムナフォ教授は、ニコチン依存そのものが悪いことだという考えに疑問を呈する。同教授が率いる「喫煙ラボ」では、人々は管理された条件下で喫煙を楽しんでいる。ラボの研究者は現在、ニコチンへの依存度などを分析するプロジェクトの一環として、喫煙者の遺伝的差異を調べているという。

(Kate Kelland記者、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0O602720150521?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29&sp=true


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 不安と不健康17掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
不安と不健康17掲示板  
次へ