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原油安 背景に熾烈な生産競争、供給過剰に 今後の展開見通せず
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150823-00000002-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/8/24 08:15
原油安に歯止めがかからないのは、石油輸出国機構(OPEC)と米シェールオイル勢が熾烈(しれつ)な生産競争を繰り広げ、世界的な供給過剰が続いていることも背景にある。今秋には1バレル=30ドル近くにまで下がるとの見方もある中、財政悪化に直面して体力が落ちつつある産油国がどこまで耐えられるのか。価格低迷が長期化するかは見通しにくい状況になっている。
今月11日、OPECの盟主サウジアラビアが8年ぶりの国債発行を発表し、市場に驚きが広がった。額は200億リヤル(約6600億円)。輸出の大半を原油や石油関連が占めるサウジの2015年予算は原油価格の低迷が響き、4年ぶりの財政赤字となっている。
米国産標準油種(WTI)の先物相場は昨年7月まで1バレル=100ドルを超えていたが、1年で半値以下となった。急落の引き金は、OPECが昨年11月の総会で日量3000万バレルの生産目標維持を決めたことだ。
採掘コストが高く、原油安で採算割れを起こしたシェールオイルの一部業者は破綻に追い込まれた。ただ「半年で掘削コストの3割削減に成功した」(石油元売り幹部)ことから、高水準な生産が続いている。
現在、世界の原油は供給が需要を日量200万バレル上回っている。景気後退による中国の需要減だけでなく、核問題での制裁解除に伴うイラン産原油の増産観測も今後、供給過剰に一段と拍車をかけるとの見方が強い。石油天然ガス・金属鉱物資源機構の野神隆之主席エコノミストは「10月前半に35ドルを割り込む可能性もある」と予測する。
サウジのほかイラクでも財政危機が深刻化するなど、原油安の長期化は産油国に打撃を与え始めている。
シェール業者も全てが採算を確保しているわけではなく、今秋以降にも生産調整が始まり、原油価格が反転に向かうとの見方も一部にある。
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