http://www.asyura2.com/15/hasan99/msg/867.html
Tweet |
「世界の工場」中国の苦境鮮明 “期待のエンジン”推進力を発揮できず
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150821-00000005-biz_fsi-nb&ref=rank
SankeiBiz 2015/8/22 08:15
洪水のような製品輸出で「世界の工場」と呼ばれた中国の製造業が苦境にあえぎ始めた。製造業の好不況を示す購買担当者景況指数(PMI)が、英調査会社マークイットの21日の発表で8月は47.1と前月比0.7ポイント下がり、リーマン・ショックが深刻化した2009年3月以来、6年5カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。
幅広い業種の製造業が生産計画の引き下げや設備投資の延期に動いている。輸出低迷をカバーすると期待された新車販売など国内消費が、不動産市況の低迷や上海株の下落を受けて伸び悩んだことが背景にある。輸出と消費、投資の悪循環が鮮明になり、政府にさらなる景気対策を求める声が市場で強まっている。
同指数が景気の拡大と縮小の分かれ目となる50を下回ったのは8月で6カ月連続。PMIは中国国家統計局も毎月1日に発表しているが、市場では英金融HSBCから調査を7月に引き継いだマークイットの数値に信頼が置かれている。PMIの落ち込みは、中国の製造業が輸出も内需も先行き不透明と判断、今後の生産計画や投資、資材の調達計画などを引き下げていることを意味する。
習近平政権は人件費高騰などで国際競争力を失いかけた輸出に代わって、所得増大を受けた国内の個人消費拡大を成長エンジンに育成する方針だったが、期待のエンジンはなかなか推進力を発揮できずにいる。米調査会社が20日発表した今年4〜6月期の中国でのスマートフォン販売台数が前年同期比4%減少。四半期ベースで初めて前年を下回った。また新車販売台数は7月に前年同月比7.1%のマイナスで、前年割れは4カ月連続だ。
今年6月まで上海株の高騰で個人消費の拡大も見込まれたが、そのもくろみは崩れ去った形だ。中国は雇用や社会安定の確保を目指し、今年の経済成長率目標を前年比7.0%としているが、このままなら達成は困難。景気減速の下支えとして追加利下げなど金融緩和策と、高速鉄道網の建設加速など国内公共投資の増大は避けられない情勢になっている。(上海 河崎真澄)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。