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早くも賛否両論 ユニクロ「週休3日制」導入“本当の狙い”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162964
2015年8月22日 日刊ゲンダイ
柳井正社長のもくろみどおりになるか?(C)日刊ゲンダイ
「もっと酷使されるに違いない」
「でも、オレはガンバる」
ネット上では、賛否両論、沸き起こっている。ユニクロが、10月から「週休3日制」を導入するのだ。対象は、国内約840店で働く転勤のない地域型正社員約1万人。希望すれば、週休3日でシフトを組む。店が混む土日や祝日は原則ダメで、平日のうち3日を休日にするという。
しかも給料は、週休3日も週休2日のときと同じ。休みが増えても、手取りが減らないのはうれしいが、ユニクロはブラック企業の“代名詞”のように語られてきた過去がある。狙いは何か。
ブラック企業アナリスト・新田龍氏が言う。
「週休3日制導入は、ブラック批判を返上して、やる気のある人だけ募集するための両にらみのプランです。ブラック批判にさらされたユニクロは制度改革を進め、300万円の新卒社員から4億円の執行役員まで年収と序列を公開。転勤を伴う正社員のほかに地域型正社員も導入し、上を目指す人と“ほどほど組”を分ける仕組みを整えています。それが実り、5割だった新卒3年目の離職率は3割まで改善。店舗の正社員比率は2割にアップし、今後は5割に引き上げる方針。ところが、昨年12月、文春との訴訟で敗訴が確定し、さらなるブラック対策が必要になったのです」
■文科省も検討する重要テーマ
文春訴訟とは、週刊文春と単行本「ユニクロ帝国の光と影」で店舗や工場の労働環境が批判されたとして、ユニクロが文春を訴え、2億2000万円の損害賠償を求めたもの。
その裁判資料として、全店長の残業を含む月間労働時間が240時間をわずかに下回るリストが提出されたが、実際には240時間をオーバーした分はサービス残業だったとされる。ブラックな過去が最高裁に認定されたらたまらない。
「週休3日制は、労働時間を1日単位ではなく、週や月単位でとらえる変形労働時間制がベースになります。だから、働く4日は10時間になり、残業も増えるでしょう。しかし、労働日数が減った分、1日当たりの労働時間が増えるのは当然。一連の制度改革で、社員の覚悟が決まり、新入社員も意識の高い人が集まるのです。そうなると、今後はブラック批判が収まります」(新田龍氏)
週休3日は、文科省が五輪イヤーに向けて検討している「夢ビジョン2020」に含まれる重要テーマのひとつ。それを真っ先に導入したら、世間へのアピールも強い。柳井正社長のもくろみ通りホワイト企業に生まれ変わるか。今後が見ものだ。
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