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生保、商品設計見直し加速 市場先細り、脱横並びで需要喚起
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150820-00000002-biz_fsi-nb
SankeiBiz 2015/8/21 08:15
生命保険業界で、若年層や女性、高齢者などの需要掘り起こしを狙い、保険商品の設計を見直す動きが活発化している。生保商品はこれまで横並び色が強かったが、各社は工夫を凝らして個性的な商品を相次いで開発。販売ルートの拡大にも乗り出した。
日本生命保険では4月に発売した医療保険「5つ星」の契約が7月末までに16万件を突破した。従来の保険商品を見直し、死亡保障額を低く抑える代わりに、がん、急性心筋梗塞、脳卒中の保障を重視したのが特徴だ。「生存中の保障を手厚くしたいとのニーズを持つ、結婚前の若年層や女性などを中心に販売が拡大している」(担当者)という。
同商品がターゲットとする顧客層を取り込もうと、新たな販路も開拓した。ニトリホールディングスと業務提携し、家具店「ニトリ」店舗内に保険代理店を10月に開く。就職や結婚を機に引っ越したり、出産で家族が増えたりして家具を購入する来店客の間で同商品の需要が高いと判断したためだ。
明治安田生命保険は、学資保険「つみたて学資」を今月2日に発売。同社によると、学資保険としての受取率を業界最高水準まで高めたという。30歳男性が5年間の支払いで280万円受け取れる保険に加入した場合、支払総額は230万3220円となる。同社は「学資保険を呼び水に、子育て世代の需要を喚起したい」としている。
一方、高齢者向けの商品を充実させたのは住友生命保険だ。銀行窓口での販売向けに設計した一時払い終身保険を営業職員チャネルでも販売し始めた。
「ロングジャーニー」は従来に比べ、契約可能年齢を80歳から85歳に引き上げるとともに、契約者が健康状態を告知する義務をなくした。担当者によると、「貯蓄性に加え、死亡保険金の非課税枠を使った節税対策としてのニーズも高く、高齢者からの引き合いは多い」という。
第一生命保険は、子会社「ネオファースト生命」を通じ、たばこを吸っていないことを条件に保険料を割り引く医療保険の販売を今月から開始した。入院や手術の費用などをカバーする医療保険での割引は初めて。若年層などに浸透を図っていくという。
生保各社は、人口減少による10〜20年先の国内市場の先細りを見据え、米国でのM&A(企業の合併・買収)の動きを活発化させているものの、中心が国内事業であることに変わりはない。今後も営業職員での対面販売を軸に、幅広いニーズに応えていく方針だ。(飯田耕司)
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