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wizpra今西良光社長(32)[東京都新宿区]いまにし・よしみつ/起業前に大学院に入ったのは「事業を立ち上げる仲間を見つけたかったから」。共同創業者と出会い、プログラマーのアルバイトもキャンパスで集めた(撮影/編集部・庄司将晃)
社内外の人間関係を「見える化」するSNS その影響は〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150819-00000011-sasahi-sci
AERA 2015年8月17日号より抜粋
職場でのコミュニケーションは、仕事を円滑に進めるうえで重要なファクター。だが一方で、見えづらいものでもある。そんな把握しづらい仕事上の人間関係を「見える化」するツールを開発したベンチャー企業がある。
「忙しい時間帯に手伝ってくれてありがとう」「さっきの接客、良かったね」
従業員がこんなメッセージをスマホから社内SNSを通じて送り合い、お互いのモチベーションを高める。Wizpra(ウィズプラ)が2014年に始めた「ウィズプラカード」というサービスだ。
主なターゲットは、アルバイト店員の入れ替わりが激しい飲食やアパレルといったサービス業。やりとりの内容を自動分析するツールもあり、管理職はその情報をもとに孤立している人をフォローしたり、職場の雰囲気を盛り上げて貢献している人を表彰したりして、スタッフの定着率の向上につなげる。
すでに、飲食チェーンや旅行会社への導入実績があるというこのサービスは、今西良光社長(32)の体験から生まれた。
「私のことなんて分かっていないくせに、なぜそんな評価ができるんですか?」
女性のアルバイト店員が食ってかかってきた。東京都内のユニクロ店舗で店長の補佐役として人事管理をしていたときのこと。ほぼ同じ時期に採用した別のアルバイト店員だけを昇格させた直後だった。この女性は無愛想に見え、同僚とのチームワークが良くないと感じていた。しかし、職場で改めて聞いてみると、名指しで「あの人に接客してほしい」と言ってくる顧客がいるほど、評判が良かった。
「サービス業の現場はどこも忙しい。店長やマネジャーが売り場でアルバイトの働きぶりを細かく見たり、こまめに声をかけたりするのは至難の業です。私にはできませんでした」
思いついたのが、職場のコミュニケーションを「見える化」する、冒頭のカードだった。 今西さんは埼玉大学工学部を卒業後、日立製作所に営業職として4年ほど勤務。何となく起業という選択肢を考え始め、「小さな職場でもマネジメントを経験したい」と、ユニクロを展開するファーストリテイリングに転職した。新事業のヒントを得て12年3月に退職。起業準備のため早稲田大学大学院の商学研究科に入り、そこで知り合った仲間と13年3月にwizpraを設立した。
ビジネスが回り始めると、「社内だけでなく、顧客とのコミュニケーションも見える化してほしい」という要望が強かった。さっそく14年8月、新サービス「ウィズプラNPS」を始めた。
居酒屋なら「味」「価格」「メニュー」や、店員の顔写真入りのリストを示して接客の質も尋ね、客にスマホなどで点数を入力してもらう。年齢や性別、来店回数といった客層別に回答内容が自動分析され、店側は結果をサービス改善につなげる。主に米国で広まりつつある新しい分析手法を採り入れ、改善点や客に評価されている点が的確に分かるのがミソだ。スポーツクラブやホテル、カラオケチェーンなど70社ほどが利用している。
「社内外のコミュニケーションの見える化が進めば、企業はサービスの質を上げることができ、客が増えてもうかった企業はさらなるサービス向上のために投資できる。こんな好循環につなげられればいいですね」
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