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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
個人支出が大減速 暑くても“節約モード”で消費戻る気配なし
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162892
2015年8月19日 日刊ゲンダイ
4〜6月期のGDPは実質1.6%減(年率)と景気減速を裏付けた。なかでも個人消費の落ち込みは深刻だ。
「2015年4〜6月の家計調査をみると、消費支出は消費増税の影響を受けた昨年4〜6月期と同水準です。消費の落ち込みは予想以上に深刻かもしれません」(第一生命経済研究所主任エコノミストの藤代宏一氏)
14年4〜6月期の消費支出(2人以上世帯)は増税の影響で前年同期比マイナス5.2%とガタ減りした。普通なら、翌年はかなり盛り返すが、今年の同期間は0.5%増にとどまった。額にすると、3000円ちょっと支出が増えただけだ。1カ月だとわずか1000円増にすぎない。
GDP統計に使われる民間最終消費支出も大減速している。15年4〜6月期はマイナス3.0%で、08年リーマン・ショック後でみると、11年の震災直後、14年の消費増税後に次ぐワースト記録だ。
「家計は節約モードのままなのです。実質賃金は5月に横ばいとなったものの、それまで24カ月連続マイナスだった。消費が増える道理はありません」(市場関係者)
政府が消費の起爆剤として期待するプレミアム商品券は、消費押し上げにつながりそうにない。
「商品券で大量の日用品を購入しても消費を先食いするだけです。普段買わないぜいたく品に使われないと、政府が期待するような効果は得にくいでしょう」(藤代宏一氏)
小売業の売り上げ動向(7月)をみると、訪日客の爆買いで潤う百貨店は前年比プラスだが、通販のニッセンやシャディ、居酒屋「ワタミ」、カー用品の「オートバックス」、コンビニの「サークルKサンクス」、回転寿司「かっぱ寿司」など庶民に身近な流通業は前年同月比でマイナスだった。ユニクロも1.2%減だ。
ダイヤモンド・オンライン(ダイヤモンド社)が7月に実施した夏のボーナスに関するアンケートでは、「下がった」「変わらない・その他」が80%に上っている。
内閣府の7月消費動向調査(一般世帯対象)にある「収入の増え方」に対する回答は「やや良くなる」が4.0%、「やや悪くなる」が25.1%だった。賃金アップのメドがないのだから、消費が上向くはずもない。
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