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旬、国産、限定などのキーワードが並ぶトマトジュース
トマトジュース夏の陣 王者カゴメを伊藤園とデルモンテ追撃
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150819-00000005-pseven-bus_all
NEWS ポストセブン 8月19日(水)7時6分配信
夏野菜を代表するトマト。その収穫期真っ盛りの今、好調な売れ行きを見せているのがトマトジュースだ。
トマトジュースが一大ブームを巻き起こしたのは、3年前の2012年。トマトに脂肪の燃焼を促進する成分が含まれているとする研究結果が発表されたことで、「メタボ対策にもってこい」と、果実だけでなく飲料やケチャップなどトマト関連商品の品薄が相次いだ。
トマトジュースの市場規模も、2012年は前年比2倍強となる250億円、飲料総研の調べによれば、販売数量も全体で約1200万ケース(1ケース190ml×30本換算)と倍増したという。
しかし、加熱ぎみのブームは1年も経たずに去り、その後は年2割ずつ販売減少に見舞われてきた。
そこで、トマトジュースの復権をと健闘しているのがトップシェアを誇るカゴメだ。同社は「世界有数のトマトカンパニー」として知られ、売り上げのおよそ半分をトマトジュースはじめ野菜ジュース類の製造販売が占める。
カゴメのトマトジュースが消費者から根強い支持を受けている理由は、トマトに関するあらゆる消費者ニーズを汲み取っている点にある。
2010年よりジュースの原料となるトマトの全量国産化を進めるとともに、2013年から夏場の数量限定で、国産ストレート果汁100%を売りにした『トマトジュースプレミアム』を販売し、販売増に大きく貢献した。今年も8月11日より発売し、すでに小売店では200mlの紙パックだけでなく、720mlのペットボトルを手に取る消費者の姿も目立つ。
前出の飲料総研取締役、宮下和浩氏がトマトジュースプレミアム人気の要因を解説する。
「国産トマトにこだわることで消費者に品質の良さをアピールできているのはもちろん、美味しさを追求している点も評価できます。本来、こうした野菜ジュースは製造段階で加熱加工をして濃縮還元するのが普通ですが、カゴメのトマトジュースプレミアムはストレート果汁のみを使う製法で、トマトの自然な味を出すことに成功しました。
私も飲んでみましたが、サラリとしている割にはトマトの風味が十分に感じられる商品。これなら、今までトマト好きでもジュースはちょっと苦手という人でも飲みやすいと思います」
だが、王者のカゴメといえども、トップシェアを永続できる保証はない。
伊藤園がトマトの「甘み」と「酸味」の絶妙バランスで仕上げた『理想のトマト』を出したり、キッコーマン傘下のデルモンテも『国産 旬にしぼったトマトジュース』でカゴメに対抗するなど、この時期はトマトジュースの競合がひしめいている。その他、キリンビバレッジ、生協、ヤクルト、大手小売店のPB商品……など消費者の選択肢は多い。
飲料総研によれば、今年の1〜6月はカゴメの最大のライバルともいえる伊藤園のトマトジュースの売れ行きが良く、出荷数量はカゴメに肉薄しているという。さらに、ライバルはトマトジュース同士とは限らない。
「野菜ジュースの類は日本人の健康志向に訴え、日々飲んでもらう“習慣化”を促すことで継続的な売れ行きを保ってきましたが、いまはコンビニコーヒーの台頭により、朝の飲料需要も奪われています。
トマトが最も新鮮で美味しい夏場にいかに固定ファンを繋ぎ止め、新たな需要を掘り起こすことができるかで、年間の勝負は決まってしまうといっても過言ではありません」(宮下氏)
さて、今年の「トマトジュース夏の陣」を制するのはどのブランドか。
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