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予想通りマイナスになったGDP成長の問題点
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2015年08月17日 NEVADAブログ
4−6月期のGDP統計が発表され、予想通りマイナスになっていますが(年率換算−1.6%)、専門家の中にはその中身を問題視する人もいます。
輸出の大幅な減少です。
−4.4%
これは大震災以来の大幅な落ち込みとなっており、今は大震災並みの異常事態になっていると言えるからです。
株も上がり円安にもなり、一見異常な事態は見えませんが、輸出だけを見れば、とんでもない事態が進んでいると言えるのです。
それは日本製品が海外で売れなくなってきている、ということです。
貿易統計を見ましても、輸出が減少しており、円安で金額ベースではかろうじてプラスになっていますが数量ベースではマイナスとなっており、今回の4−6月GDP統計でも<−4.4%>とかなりのマイナスとなっているのです。
GDP統計は全体を総括しての数字であり、政府支出は増加していますので当然プラスになります。
また在庫が増えればこれもプラスに勘案されますが、この在庫は、販売不振での在庫増加ともいえ、そのような中、仮に円高になれば、輸出数量が減っている中、円での手取り額も減る訳であり、日本経済にとり大打撃となります。
今は円安で時間稼ぎをしているとも言えますが、GDP統計がマイナスになっているということはその時間稼ぎが出来なくなってきているとも言え、一部専門家が指摘していますが、今年度のGDP成長率は昨年度の−0.9%に続き、マイナス成長になるかも知れません。
2年連続のマイナス成長という、デフレ時代に逆戻りするような事態になれば、バズーカ砲でお金をばらまいた日銀の信認は地に落ちます。
その時、何が起こるでしょうか?
円安・株高の逆回転が起こりましても何ら不思議ではありません。
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4〜6月期の実質GDP、年率1.6%減 消費と輸出が低迷(日経新聞)
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