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マクドナルド、1〜6月期最終赤字262億円 回復の兆しも
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXLASDZ12HKC_12082015EA2000
2015/8/12 22:07 日経新聞
日本マクドナルドホールディングスは12日、2015年1〜6月期の連結決算は最終損益が262億円の赤字だったと発表した。前年同期は18億円の黒字だった。中国の取引先が使用期限切れの鶏肉を使うなどの品質問題が相次ぎ業績を直撃した。客離れも深刻だったが、昨年7月の問題発覚から1年が経過し、浮上のきっかけも見えてきた。
日本マクドナルドの1〜6月期の売上高は前年同期比29.5%減の852億円、経常損益は195億円の赤字(前年同期は32億円の黒字)だった。15年12月期連結業績は売上高が前期比10%減の2千億円、経常損益が310億円の赤字で4月公表の予想を据え置いた。
大幅な赤字は避けられないが回復の兆しもある。7月の既存店売上高は12.6%減。問題発覚から丸一年となる22日以降だけみれば前年実績を数%上回った。
8月についても12日記者会見したサラ・カサノバ社長は「今のところ良い状況」と自信をみせた。期間限定の「アボカドバーガー」(390円)が好調だ。関西のフランチャイズ(FC)オーナーは「家族客が戻ってきた」と安堵する。
下半期は既存店売上高をプラスに転じさせる計画を描く。カサノバ社長は「業績回復の起爆剤はメニューだ」と強調した。北海道産のチーズや長野県産の巨峰など、地域の名産品を使った独自商品や海外のマクドナルドの人気メニューを売り出す考え。野村証券の繁村京一郎アナリストは「消費者目線の施策を取り入れることは評価でき、販売が底を打つ可能性がある」とみる。
4月に発表した経営再建策の一部は難航も予想される。通期で131店を予定する不採算店閉鎖は上半期ではゼロ。500店の改装計画は27店にとどまった。不動産所有者やFCオーナーとの協議に「ある程度時間がかかる」(同社)。
不採算店の撤退予定地は競合のファストフードチェーンの格好の標的だ。閉鎖対象の131店中、東京都内の店は35%。最大マーケットの首都圏でマクドナルドの存在感がさらに薄くなる懸念がある。FC店の場合、改装費はオーナー負担が原則だ。今回は本部が一部補助する考えだが減収で余裕のないオーナーが応じるかは不透明だ。
米マクドナルドの全世界の4〜6月期の売上高は前年同期比0.7%減。依然厳しいが欧州が1.2%増収と盛り返した地域もある。英マクドナルドは顧客の健康志向に合わせてメニューを見直し業績改善につなげた。
マクドナルドのブランドが完全に力を失ったわけではない。日本マクドナルドもほのかに見えた改善の兆しを、確実に反転攻勢へと結びつけられるかが問われる。
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