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キャンペーン金利を有効活用しよう(C)日刊ゲンダイ
専門家が指南 「定期預金キャンペーン金利」の“損得勘定”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/162618
2015年8月12日 日刊ゲンダイ
銀行や信金のキャンペーン金利が花盛りだ。新規に口座を開いたり、退職金を預けると定期預金金利が上乗せされる。今の時期なら「ボーナスキャンペーン」と称して、定期預金金利が普段よりちょっぴり高い特別金利になる。元金を少しでも増やすためには、金利に敏感でいたい。お盆休みを前に、改めて損得を考えてみた――。
夏のボーナスを貯金しようとして、頭を抱えたサラリーマンは多かったはず。
メガバンクの1年もの定期預金金利は0.025%。100万円を預けても、1年後の利子はたったの250円。日本人は貯金が大好きとはいえ、貯蓄意欲を失いそうな数字ではないか。
かくして、ボーナスキャンペーンなどで“オマケ”の金利が上乗せされる商品に目がいく。
元銀行マンで久留米大商学部教授の塚崎公義氏が言う。
「キャンペーン金利は預金者にとって悪い話ではありません。特に“いつも利用している銀行”が上乗せ金利を実施している場合は、単純にトクです。ただし、キャンペーンには、もうひとつあってこちらは注意が必要。“ボーナスの半分を投資信託にしてくれたら、残りの半分を高い金利で預かります”という銀行です。仮に定期預金が“3カ月間は4%”だったとしても、1年では1%。そこから税金が差し引かれる。一方、定期預金分と同額の投信を買い、手数料が3%取られたら決して得とはいえません。引っかかってはダメです」
■「3カ月4%」は実質1年1%
キャンペーンでは、「3カ月もの4%」「6カ月もの2%」などの数字が躍る。いかにもたくさん利子が付きそうだ。
「3カ月間だけ年4%は、100円が101円になるだけ。“6カ月2%”“1年1%”とメリットは同じ。顧客への“見せ方”が違うだけです。単純な数字の大小に惑わされず、預け入れの期間の長さとの掛け算を忘れずにしてください。
一回満期になると、後は通常の低い金利で自動継続になる。それが銀行の狙いです。マメな人はすぐ下ろしますが、なかなかそれができない。ボーナスで新車を買う時、その前に3カ月分の金利を稼いでから車を買う!キャンペーン金利はこう利用したいですね」
金利優先とはいえボーナスごとに取引銀行を増やすのは考えもの。キャンペーン期間終了後も下ろさず、預金が寝てしまうケースが多いからだ。
■“いいとこ取り”に徹する
退職金用のキャンペーンだと、金利がさらにハネ上がりうまみがありそう。ネット上では「スーパー定期3カ月、年6%」などの広告もあって……。
「理屈は先の例と同じ。3カ月だけ“年6%”でも、その後が0.1%なら、ならせばそれほど高い金利ではない。私なら退職金を全部預けて3カ月分の金利を稼ぎ、あとは下ろして住宅ローンを返しちゃう。ま、退職後はヒマになるから、すぐに下ろせますしね」
高い金利のオイシイ部分は、しっかり享受したいものだ。
ネット銀行の場合、預金利率はずっといい。ネット犯罪は気がかりだが、外貨預金の両替手数料が安かったりするので、検討の余地アリだ。
■「プラス1」アドバイス
「ボーナスなどまとまったお金が入る時、まず“全額を銀行に預けるか、株や外貨などを買って分散させるか”を考えるべきでしょう。特に今は“インフレが来る”といわれているので、全額を預金するのは不安。株やドルなどインフレに強い資産を持っておくことも検討すべきです。半分はコレで、残り半分は預金するのもいいでしょう」(塚崎教授)
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