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8月5日、原油価格の今回の急落は、長期の原油先物相場が主導しており、低迷が長引くとのシナリオが広まってきた。カールスバッドで4日撮影(2015年 ロイター/Mike Blake)
アングル:原油価格強気筋に暗雲、期先物下落「将来への警告」か
http://jp.reuters.com/article/2015/08/06/cru-o-idJPKCN0QB0G720150806
2015年 08月 6日 15:22 JST
[ヒューストン 5日 ロイター] - 原油価格が数週間前に2度目の急落局面に入ったが、強気のトレーダーやアナリストは、今年初めに起きたのと同じく下落は急でも短期に回復する相場だと見込んでいた。このときは投機筋の売りで1バレル当たり50ドルを割り込んだが、すぐに戻したからだ。
しかしこの見方が変わりつつある。今回の急落は長期の原油先物相場が主導しており、低迷が長引くとのシナリオが広まってきた。そうなれば、米石油大手エクソンモービル(XOM.N)やサウジアラビアなど、生産側も長期的に打撃を受けることになる。
北海ブレント先物の期近物は1バレル50ドルとまだ1月の最安値を約4ドル上回っているが、期先物、例えば2020年12月限LCOZ0は年初から8ドル近く下げ、4日の取引では安値が67ドルを切った。1年前は1バレル100ドル付近だった。
エネルギーコンサルティング会社、パイラ・エナジー・グループ(PIRA)は、今週の顧客向けノートで「市場の地合いが原油価格を低めに導いた。投機筋はもはや、将来の需給バランスのために価格上昇が必要だと考えなくなった」と指摘した。
一部の見方によると、最近の急落の背景には、中国株急落で不安を抱いた投機筋が資金を引き揚げたのに加え、メキシコが価格下落への防衛策として先物を売るなど、生産側がヘッジに乗り出したことがある。
もっと根深い要因が関係しているとの指摘もある。米シェール油田の生産コストの低下や、核協議の合意を受けて来年イランからの原油輸出が増えるとの見通しなどだ。そう考えると、長期の先物価格は将来への警告サインを点滅させているのかもしれない。
<新たな市場の均衡水準か>
長期の原油先物相場の後退が始まったのは昨年の終盤で、サウジアラビアが需給の緩みを解消するために減産することはない、との姿勢を鮮明にした時期と重なる。
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