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難しい英語での「敬語」。上手く使いこなせば出世も夢じゃない?!(写真はイメージ)
出世するビジネスパーソンが使う、英語の「敬語」とは?〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150806-00000000-sasahi-bus_all
dot. 8月6日(木)7時9分配信
「英語に敬語はない」と思われがちですが、ビジネスにおいて、これは危険な誤解です。例えば、以下のようなことをよく耳にします。
・英語圏の人はフランクだから、直接的に伝える方がよい
・中学生レベルの英語で十分通用する
・ジョークを交えて話す方が受けがよい
これらはすべて間違いです。英語も日本語と同じで、敬語を用いて相手への心遣い・気遣いを示すことが、基本的なマナーです。
では、英語の「敬語」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか? その仕組みは、日本語と大きく異なります。『英語のお手本 そのままマネしたい「敬語」集』(マヤ・バーダマン著、朝日新聞出版)では、著者がゴールドマン・サックス勤務時代に学んださまざまな敬語表現を紹介しています。
英語の敬語のポイントは、コミュニケーション方法を「調節」することです。そのため、難しい単語やフレーズを新たに覚える必要はありません。では、さっそく具体例をみていきましょう。
Please update the file by the end of the day.
(ファイルを今日中に更新してください)
please(〜してください)はお願いするときの丁寧な言い方ですが、この文章をちょっと調節することで、印象は格段に変わります。例えば、
Please update the file by the end of the day. Thank you!
thank you!(ありがとう!)はカジュアルな表現ですが、相手への心遣いを示すという意味では立派な敬語と言えます。あるいは、
Would be great if you could update the file today.
このように、pleaseの代わりに(It) would be great if you could(〜してくださるとありがたいです)を使うと、より丁寧な表現になります。このように、文頭に添えることで文章全体を丁寧な表現にする機能を持つフレーズを、「クッション言葉」と言います。クッション言葉にはさまざまなバリエーションがあり、覚えておくととても便利なフレーズです。以下にいくつか例を挙げます。
・I understand that〜(〜と承知しておりますが)
・I am afraid that〜(申し訳ないですが)
・I am sorry to trouble you, but〜(お手数をおかけしますが)
・It seems (to me) that〜([私には]〜のように思われます)
・That may be true, but〜(それは正しいかもしれませんが)
敬語表現における調節には、クッション言葉で柔らかくする以外にも、リクエスト形式にする、つなぎ言葉で流れをつくる、単語を「格上げ」する、「波」で変化をつけるなど、さまざまな方法があります。仕事ができる人ほど、このようなちょっとした表現が重要であることをよく理解していて、丁寧な伝え方を心がけているのです。ぜひ、英語の「敬語」をマスターして、普段のメールや会話で活用してみてください。
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