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目標は40代後半から50代前半で十分に貯金をすること。そのためにすることは?(写真:IYO/PIXTA)
年収300万円でも、たっぷり貯金する方法 おカネがない人は「アレ」を味方につけよ!
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2015年08月05日 井戸 美枝 :CFP®、社会保険労務士 東洋経済
突然ですが、投資していますか?
これからの時代、老後の経済的安心を得るためには、公的年金だけをあてにしてはいけません。日本の公的年金は賦課方式といって、今、納めている保険料は、今の受給者への給付に充てられているわけですが、この方式は永遠に人口が増え、年齢が若くなるほど人口が多い、富士山型の人口ピラミッドが続くことを前提にしています。
■30代、40代の年金受給額は今より3〜4割減!
でも、今の日本の人口ピラミッドは、少子化の影響で若者の人口が少なくなったため、壺型といういびつな形になっています。
このままだと保険料を支払う人と受け取る人の人口が同じになり、もう支えきれない構造になっています。そこで、財政検証といって長期に年金を維持するために、給付の見直しが行われています。今、年金受給者が受け取っている額よりも3割〜4割近く減ることを覚悟しなければならないでしょう。
日本で生活していく以上、この問題と向き合わないわけにはいきません。20年後、30年後に年金を受け取る側になる30代、40代の人たちは、自分が年金を受け取る頃には、今よりも給付額が少なくなることを前提に、アクションを起こす必要があります。
さて、どうすれば良いのでしょうか。
老後の経済的安心を確保するための方法は、2つ考えられます。
ひとつは死ぬまで働き続けること。自営業者などは恐らく、その覚悟をすでにお持ちだと思います。国民年金だけでは、とてもではありませんが、普通の生活すらもできないでしょうからね。
とはいえ、自分の寿命が尽きるまで働くためには、何といっても健康が大事です。が、歳を取れば誰もが病気がちになります。身体の自由も利かなくなります。
「歳を取っても働き続けるなんてムリ!」
って思う人は、身体の自由が利くうちはギリギリまで働くとともに、他の方法で生活費を稼がなければなりません。そのために、もうひとつの方法である「資産運用」を、真剣に考える必要があります。
■目標は40代後半から50代前半で十分な蓄えを持つこと
資産運用を始めるなら、本人の年齢は若いほど良い。今、話題の「ジュニアNISA」なんて、もちろん親や祖父母から投資資金を贈与してもらう形ではありますが、0歳から投資を始めることができます。
若いうちから始めれば、今後数十年にわたって投資し続けられますから、時間を味方に付けることができます。
たとえば、運用途中で損失を被ったとしても、経済成長とともに、損失が利益に転じるのを待てるのです。それに、少しでも早く目標額を達成した方が、老後の生活費を心配せずに人生を楽しめる時間が長くなります。
社会人になった時から老後の心配をし、その不安を拭い去れないまま定年を迎えるのは、誰だって嫌なはず。
できれば、40代の後半、もしくは50代の前半には人生を楽しめるだけの蓄えを持っておきたいものです。そのためにも、やはり早いうちから投資を始めた方が良いのです。
では、隣のおうちは投資をしているのでしょうか。しているとしたら、どんな投資をしているのでしょうか。今回もマネーフォワードさんに協力してもらい、投資の実態を調査してみました。
「投資をしているか?」については男性の70%が「している」ですが、女性は半分にも満たない48%。特に国内株式やFX、外国株式は女性に比べて男性比率が高く、逆に投資信託や個人年金、外貨預金、保険商品は女性比率が高いという結果が出ました。
うん。まあ、そうでしょ。そうでしょ。男性は女性に比べて相対的にリスク度の高い投資商品がお好みというのが表れています。ただ、男女ともに資産運用をするとなると、国内株式と投資信託が多く利用されていることが分かります。
また円建ての預金も、資産運用の方法として非常に多くの人が利用していますが、現状、ここまで金利が低いことを考えると、円建て預金は資産運用の対象にならないと考えておくべきです。
■給料の少ない人ほど投資をすべき
次に年収別と貯金額の水準と、投資をしている人の割合を見ると、全体の傾向としては年収が高く、かつ貯金額が多い人の方が、投資に積極的であることが分かります。
年収が上がるにつれ投資をしている人の割合も上がる。特に女性は、年収が 500 万円以上 700 万円未満の人と 1000 万円以上の人との差は 20%以上も違った(マネーフォワード調べ)
ただ、この結果を見て、「お金が貯まったら投資をしよう」、「もっとお給料が増えて生活が楽になったら投資をしよう」などと誤解してはいけません。
そう考えている人ほど、いつまで経っても投資をしないものなのです。本当は逆で、「お金が貯まらないから投資をするべき」ですし、「お給料が少ないからこそ投資をするべき」なのです。
若いうちは、お給料も少ないですし、貯蓄だってそんなにありません。それでも、時間を味方につけるためには、若いうちから資産運用に馴染んでおく必要があります。
確かに、例えば年収300万円で投資に必要な資金を捻出するのは大変でしょう。だからこそ、月々1万円の投資信託積立でも良いので、とにかく資産運用への第一歩を踏み出すことが大事なのです。
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