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父・武雄氏と面談するために訪韓した昭夫氏(C)AP
巨大企業「ロッテ」 骨肉バトルの出口ふさぐイビツな経営構造
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162393
2015年8月5日 日刊ゲンダイ
日本と韓国の総売上高は約6兆5000億円。日本海をまたぐ巨大企業グループ「ロッテ」のお家騒動がヒートアップしてきた。
「同じお家騒動でも、大塚家具の売上高=約520億円とは、文字通りケタ違いです。それでなくても、韓国では弁護士の力が強い。騒動に乗じてひと儲けしようという弁護士も絡んでくれば、ドロ沼化は避けられないでしょう」(韓国事情にも詳しいジャーナリストの太刀川正樹氏)
ざっとおさらいしておこう。
ロッテは昨年まで、創業者の重光武雄氏(92)が会長を務めるロッテHD(本社・東京)を頂点に、長男で副会長の宏之氏(61)が日本グループを、次男で同じく副会長の昭夫氏(60)が韓国グループを率いてきた。
「ところが今年1月、長男・宏之氏が副会長を解任された。日本の売上高に対し、韓国は10倍以上と差は歴然です。武雄氏が次男・昭夫氏を後継者に据えたともっぱらでした」(ロッテ関係者)
そこからスッタモンダが始まる。
「宏之氏は先月27日、武雄氏ら親族を引き連れてロッテHDに乗り込み、昭夫氏と“番頭格”の佃孝之社長(71)ら役員6人の解任を通告。対する昭夫氏は翌28日に取締役会を開き、武雄氏の代表権を外し、会長から名誉会長に追いやる人事を発表しました」(前出のロッテ関係者)
これに武雄氏が激怒。今月2日、「父を排除しようとすることは理解できず、許すことはできない」などと、昭夫氏は後継者ではないと批判する映像を公開……とまあ、骨肉のバトルを繰り広げているのだ。
「武雄氏を名誉会長にする人事は、近く開かれる予定のロッテHDの臨時株主総会で正式決定します。お家騒動の行方を左右しますが、弟の昭夫氏サイドは議決権の50%以上を確保したという。その一方で、兄の宏之氏サイドも親族などを含めて3分の2は自分の側だと主張。お互い一歩も譲らず、『武雄氏の判断力は鈍っている』などと誹謗中傷合戦になってきています」(経済ジャーナリストの岩波拓哉氏)
まさに大塚家具の“親子バトル”を彷彿させる展開だ。
「弟の昭夫氏が有利という見方もありますが、もし兄の宏之氏が敗れたとしても、父の武雄氏が大株主である事実に変わりはない。大塚家具と同じ構図です。ロッテHDの株式の3分の1近くは、武雄氏が代表を務める資産管理会社が保有している。父親の怒りが収まらない限り、第2、第3ラウンドと延々と続くでしょう」(岩波拓哉氏)
昭夫氏は昨3日に訪韓し、父親と面談したというが、果たして……。
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