スズキとダイハツの軽２強、そろって最終減益　４月増税が国内販売を直撃
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150803-00000511-biz_san-nb
SankeiBiz 2015/8/3 18:02

　軽自動車大手２社の平成２７年４〜６月期連結決算が３日、出そろった。最終利益はスズキが６期ぶり、ダイハツ工業が２期連続の減益になった。４月の軽自動車税の引き上げや昨年の首位争いの反動で国内販売が低迷したことが響いた。

　スズキの国内軽販売は前年同期より２万７千台少ない１３万８千台で、国内事業全体の営業利益も６６億円減少した。長尾正彦常務役員は会見で「国内は非常に厳しい。お客さまに軽に対する痛税感がある」と述べた。

　ダイハツも国内軽販売は３万２千台少ない１２万８千台と苦戦した。

　スズキとダイハツは昨年、激しいシェア争いを繰り広げ、販売を伸ばした。一部ではディーラーがナンバー登録をして転売する未使用車も増えたとみられ、新車販売の重しになっている可能性もある。

　ただ、スズキは得意とするインドでの販売増で、売上高は８．８％増の７７２８億円、営業利益は過去最高となる８．３％増の５５１億円。インド子会社の利益はすべて反映されないため、最終利益は１５．５％減の３１７億円だった。

　米ヘッジファンド、サード・ポイントの株式取得について、長尾常務役員は直接の要求を受けたわけではないとしたうえで「（株主とは）対話を通じ（自分たちの）考えを発信していきたい」と述べた。

　一方、ダイハツは売上高が４．０％減の４１２１億円、最終利益が６０．９％減の５４０億円。国内に加え、インドネシアの販売も伸び悩んだ。
　

コメント
1. 増税反対 2015年8月04日 00:20:38 : ehcoR2LmdzYII : lP51oLFskQ 少子高齢化に加え可処分所得の大幅減。また、ちょっとした軽を買おうとしたら 、軽く１５０万円以上になってしまう。１５０万から２００万円出そうと 思ったら、デミオとかフィットなどが射程圏内になるので、耐久性とか 安全性なども考慮すると、軽の選択肢は無くなる人も居るのではないでしょうか。
2. 2015年8月04日 22:44:22 : a4DK8MzE1I ダイハツとスズキの違いだが、ダイハツはトヨタの連結子会社であり、トヨタグループの一員として、完全にトヨタにコントロールされている。かつてはシャレードやアプローズなど、独自の個性的小型車もつくっていたが、今はトヨタグループの軽自動車部門兼OEM車生産部門に過ぎない。これに対し、スズキは完全に独立した会社だ。 スズキは軽自動車で知られているが、世界的には小型車のメーカーだ。1リッタークラスのセレリオや、その上のカルタス、SX4、キザシなどで知られる。日本国内の軽自動車は、2強による消耗戦になっているから、小型車で国際展開するスズキは、こちらで利益を上げることができる。 税金面で有利だった軽自動車も、自民党政権による税率引き上げで逆風が吹いており、生産能力が余剰になりつつある。これに加えてスズキに対して、アメリカのヘッジファンドの株式取得は異変だ。儲けの少ない軽自動車事業の縮小を要求してくることは避けられない。 三菱自動車も、かつてダイムラーが支配していた時代、軽自動車を開発させてもらえず、これが原因で貴重なシェアを失った。アイはダイムラー撤退後、リッターカーとして開発されていた車種を、軽自動車に縮めて投入したようで、タンブルホームを無理やり縮めた造形がなされている。その後、日産と共同開発した三菱ekワゴンと日産デイズは、早くも息切れ状態だとか。 元々利益の出ない軽自動車だが、その割に価格は高い。安い税率や保険で守られていたに過ぎないのだ。軽よりリッターカーの日産マイクラ(マーチ)や三菱ミラージュの方が車体が安全だし、燃費も良い。軽自動車は完全に日本国内専用。安全基準も、三菱アイ・ミーブしかEURO CUPに合格できない。なので、市場は限られる。 その日本国内の市場も、縮小傾向。これらを総合して考えてみると、軽自動車に明るい未来はない。但し、今すぐにダメになることはないが。

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