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中国株は下げ止まっていない(C)AP
世界株安で日経平均も半値に…「中国株暴落」の最悪シナリオ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162253
2015年7月31日 日刊ゲンダイ
「日本市場はあまりに無警戒。真の恐怖はこれからやって来る」という関係者が増えてきた。
30日の日経平均は5日ぶりに反発したが、中国株の不安定な動きは相変わらずだ。主要指標である上海総合指数は6月に3週間で3割も暴落。中国政府はなりふり構わぬ株価維持策(PKO)を打ち出した。証券会社に合計2・4兆円の上場投資信託(ETF)購入を指示し、5%以上を保有する大株主に対しては売却を禁止した。市場メカニズムを無視した株価対策に先進国の金融市場はあきれ返ったが、PKOによって中国株は持ち直した。
ところが、今週に入り上海総合指数は再び暴落し、27日、28日の2日間で約10%も下げた。
「中国政府のPKOが機能しなかった証明でしょう。29日は落ち着いた取引でしたが、暴落はまた起きます。それなのに日本市場は中国株を軽視し過ぎています。上海が10%下げても、日経平均は1%しか下げなかった。次の中国株暴落で想定外の痛手を被るかもしれません」(株式評論家の倉多慎之助氏)
ロイター通信は、中国政府がPKOに5兆元(約100兆円)をつぎ込んだと報じている。
「中国GDPの1割に相当する巨額さです。2008年の経済危機で投じた4兆元より多い。それでも中国株は下げ止まらなかった。中国の債務残高はGDP比で300%前後と思われ、日米のバブル期を上回ります。これ以上、借金を増やせないとなれば、外貨準備を取り崩すしかない。つまり米国債の売却ですが、そうなると米国は黙っていない。中国が米国との経済戦争を避けようとすれば、PKOは行き詰まります」(経済評論家の斎藤満氏)
PKOは続かないと市場が判断したら、中国株は下げ止まらなくなる。
「そのタイミングで米国が利上げに踏み切ったら、中国株はパニックに陥るでしょう。利上げで投資マネーは中国から逃げ出し、米国へ向かいます。株式市場から買い手が消え、上海総合指数は現在の3800ポイント前後から、一気に08年安値水準の2000ポイントを切る恐れがある。直近高値から50%以上の暴落です。実は、米国が中国をこらしめるため、早期利上げに踏み切るという臆測が広がっています」(市場関係者)
もはや世界同時株安は避けようがない。日経平均が上海指数と同じく、直近高値(2万952円)から50%下落したら1万476円になる。頭に入れておいたほうがよさそうだ。
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