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本当の修羅場はこれから?(C)日刊ゲンダイ
巨額損失処理の恐れ 東芝を襲う“米ウエスチングハウス爆弾”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162167
2015年7月29日 日刊ゲンダイ
本当の修羅場はこれからやって来る――。「不正会計」で大揺れの東芝に対し、市場から不気味な声が漏れてくる。
「東芝の最大の爆弾は06年に買収した原子炉メーカーの米ウエスチングハウス(WH)です。今回の不正発覚で、東芝経営陣が口をつぐんできたWH絡みの巨額損失が表に出てくる可能性が高まっているのです」(市場関係者)
06年に東芝陣営は54億ドル(約6000億円)でWH社を買収。東芝は42億ドル(約4800億円)を負担したが、買収額は相場の3倍ともいわれ、市場は「高い買い物では?」と危惧した。
「当時のWH社の企業価値(純資産)が2000億円だとすると、買収金額のうち4000億円が“のれん代”になります。WH社が絶好調であれば、会計処理も難しくはなかったでしょうが、東日本大震災で原発ビジネスは大きく落ち込んだ。会計上、減損(損失を決算書に反映させる)する必要があったのに、東芝は処理していないといわれています」(株式評論家の倉多慎之助氏)
東芝が採用する米国会計基準では、「価値が失われた時点で減損処理を行う」のがルールだ。WH社の価値が大きく毀損したのだから、減損は当然だろう。
「東芝は毎年実施している減損テストで、WH社関連の大きな処理をしていません。不思議なことに、第三者委員会の調査報告書もWH社の減損処理に関して全く踏み込んでなかった」(証券アナリスト)
市場は、のれん代を含め3500億〜4000億円規模の減損が生じかねないと囁く。第三者委員会が指摘した利益のかさ上げ1562億円をはるかにしのぐ巨額さだ。
「WH社問題をつつかれたくない東芝経営陣と監査法人が手を組み、歴代3社長の辞任で幕引きを狙ったという見方も浮上しています。何らかの事情で監査法人が代わったら、WH問題は一気に表面化するでしょう」(倉多慎之助氏)
“WH爆弾”が東芝にトドメを刺すかもしれない。
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