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ギリシャ危機 支援交渉開始へ 債務軽減どう対応 IMF・ユーロ圏協調なるか
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150718-00000502-biz_san-nb
SankeiBiz 2015/7/18 20:29
【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)によるギリシャ支援の交渉開始が正式に決まったのを受け、最大860億ユーロ(約11兆6千億円)規模の支援の具体化に向けた交渉が近く本格化する。ギリシャの財政破綻とユーロ圏離脱はひとまず回避されたが、国際通貨基金(IMF)はユーロ圏諸国に対し、ギリシャの債務について返済猶予や削減などの措置を求めており、足並みがそろうかが注目される。
ユーロ圏財務相会合は17日、ドイツで議会が承認したのを受け、欧州委員会に交渉権を付与した。EUも同日、71億6千万ユーロの短期支援を決め、欧州中央銀行(ECB)に対する20日のギリシャ国債の償還など、直近の資金繰りを支える態勢も整った。
1カ月程度行われるとみられる交渉では、3年間の支援の詳細な条件や具体的計画を詰める。デイセルブルム議長(オランダ財務相)は17日の声明で「(交渉で)困難に直面するのは間違いないが、解決されると信じる」と強調した。
注目されるのは、国内総生産(GDP)比177%に上る政府債務への対応だ。ギリシャだけでなく、IMFも14日公表の最新の報告書で、「欧州側の従来の想定を越えた負担軽減措置」が必要と主張した。
報告書は債務のGDP比率が今後2年で200%近くまで膨らむと予測するなど、厳しい見通しを示した。ユーロ圏からの融資については「30年間の返済猶予」「大幅な債務削減」などの対応を取るべき選択肢に挙げた。
ラガルド専務理事は17日、「私たちが参加するためには完全な計画が必要だ」と強調。欧州メディアはIMFが支援からの撤退をちらつかせたと報じた。
一方、ユーロ圏は過去の対ギリシャ融資について、利払いを含む返済が2020年まで猶予されているとし、「問題でない」(ドムブロフスキス欧州委副委員長)との立場。一定の返済期間延長の用意は示すが、大幅延長すれば「(債務の)金銭的価値が減る」(独財務省)とし、難色を示す。
ただ、対ギリシャ支援ではIMFからの融資も見込んでおり、協力を拒まれれば支援の前提が崩れる。ドイツなど支援への反対論が根強い国では、第三者であるIMFの“監視”を必要としており、今後も議論が続きそうだ。
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