http://www.asyura2.com/15/hasan98/msg/804.html
Tweet |
破壊されるギリシャ国内経済と危機的な銀行システム
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4907412.html
2015年07月17日 NEVADAブログ
今回のギリシャ支援合意でギリシャ国内経済が破壊されるとみられており、その一例はレストランで飲食した場合、税率が一気に10%引き上げられて23%になることです。
この10%の引き上げは20日から実施されますが、10%も引き上げられて観光客はさほど痛みを感じないでしょうが、ギリシャ国民はまず外食はしないはずです。
結果、飲食関係のビジネスが壊滅的打撃を受けることもあり得るのです。
また、銀行は20日から順次再開されますが、ATMでの引き出しは一日60ユーロに制限されており(引き出しをしなかった金額の繰り越しが可能とされています)、海外送金は事実上不可能とされており、元に戻るには数ケ月かかると見られています。
この銀行システムですが、欧州安定メカニズムンの責任者であるレグリング氏は「ギリシャが債権団から第3次支援を受けられない場合、ギリシャの銀行システムは崩壊し、これはユーロ圏全体に影響が及ぶ」と警鐘を鳴らしています。
また、同氏は以下のようにも述べています。
「すべてが失敗すれば、ギリシャの銀行システムは崩壊するだろう」
「システム上、関連性の強い4大銀行が機能しなければ、ギリシャ国内だけでなく、ユーロ圏全体に重大な影響を及ぼす」
また、ギリシャ国内で政治家・国民の不満が高まってきており、今のままの政治体制が続くと見る向きは少なく、
近いうちに大きな変革が起こるかも知れません。
とにかく、今回は臭いものにはふたをした状態で事態を繰り延べたものだけであり、今後国民はチプラス首相に騙されたとなるのは避けられず、大混乱が起こり、チプラス首相の辞任・議会解散となれば、今回の支援の合意が吹き飛ぶことになります。
ユーロ金融システムが破壊されることを防げるかどうか。
綱渡りの状況が続きます。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。