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金銭管理が心配なら……
おひとりさまが我が家を終の棲家にするために越えるべき“ハードル”〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150717-00000004-sasahi-life
dot. 7月17日(金)7時9分配信
我が家を終のすみかにしたいと考えるおひとりさまが増えています。その実現でハードルとなるのは何でしょうか? 在宅看護や介護、特別養護老人ホームの現場で働く3人のプロフェッショナルに事情を聞きました。
■金銭管理ができるか心配なとき
地域の社会福祉協議会が提供する日常生活自立支援事業では、金銭管理のサービスを受けられます。相談をはじめ、生活費の払い戻し、公共料金・家賃・医療費などの支払いのための金融機関への同行、代行を依頼できます。通帳・印鑑の預かりや、郵便物の管理もおこなっています。
「95歳で判断能力のある元気な女性から、唯一の身寄りの甥は遠くにいるからと、10年以上の付き合いがある当グループへ『何かあったときに金銭管理をお願いしたい』と依頼がありました。そこで公正証書を作成し、金融機関へ一緒に行き、意向を伝えてもらいました」(ボランティアグループすずの会代表・社会福祉士・介護支援専門員 鈴木恵子さん)
■認知症について知っておくべきことは
自宅での最期を望むのであれば、認知症などの病気になる前に、書類や手紙でも、周囲の誰かにその意思を伝えておくことが大事です。その内容は『こうしてほしい』よりも『どう生きていきたいか。どういう最期を望んでいて、何を望まないのか』がポイントです」(日本在宅看護システム 在宅看護研究センター付属訪問看護ステーション・看護師 鈴木紀子さん)
意思表示ができなくなるほど進行したケースでは、医師が在宅医療を続けることを難しいと判断することもあります。
「最期に対する本人の意思を尊重してくれる医師と出会えるといいと思います。しかし、症状が進んでしまっている場合には医療施設に入るケースもあるでしょう」(同)
お金の管理については地域の社会福祉協議会の金銭管理サービスがあります。徘徊については「徘徊SOSネットワーク」という、行方がわからなくなった認知症患者を地域ぐるみで捜索、早期発見、保護をする取り組みをおこなっている地域もあります。認知症になったら、周囲や地域のサポートは必須です。
■ペットがいるから在宅しか道はない?
ペットと入居できる特別養護老人ホームとして、その取り組みが注目されているのが、神奈川県横須賀市の「さくらの里山科」です。ここは犬猫であればともに入居することが可能です。入居者が先に亡くなっても、ペットは一生同施設で育ててもらえます。
入居したペット以外に施設側が保護した犬猫もいます。同居できる専用区画を犬猫それぞれで設けているため、動物が苦手な入居者との接点はありません。
ペットとともに入居する人のほか、一人暮らしでペットを飼うことをあきらめていた人の単身入居も多いといいます。施設長の若山三千彦さんは「同様の施設が全国に増えてほしい」と願っています。
■身寄りがいないが大丈夫?
「介護サービスを毎日24時間すき間なくコーディネートするのは難しいことです。『最期にそばにいてほしい』と思える友人や、訪問看護師など専門職の信頼できる人を、一人ではなく数人持ちましょう。遠方ではなく、近所の人がおすすめ。不安なときにすぐ駆けつけてくれる人がいれば心強いです」(鈴木恵子さん)
信頼できる人がいるかがおひとりさまの在宅ではとても重要です。
こうした環境を作るためには、日ごろから地域との付き合いを大切にしておくことも肝心です。
自治体には支援が必要な人を支えるさまざまなサービスがあります。どんなサービスが受けられるのか、各市区町村に問い合わせてみましょう。たとえば、声掛けをおこないながらごみや資源を戸別収集する「ごみ出し支援ふれあい収集事業」や、食事を定期的に提供し、配食訪問時に利用者の安否確認をおこなう「食の自立支援事業」、緊急ボタンを設置する「緊急通報システム」などがあります。
※週刊朝日MOOK「自宅で看取るいいお医者さん」より抜粋
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