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ベネッセHD原田会長兼社長(右上)とソニー平井社長/(C)日刊ゲンダイ
赤字・無配当でも報酬「1億円」以上 “厚顔”経営者20人リスト
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161745
2015年7月15日 日刊ゲンダイ
この3月期決算で1億円を超える役員報酬をもらった経営者は、211社、411人で過去最多を更新した。有価証券報告書ベースで東京商工リサーチが最終集計したもので、昨年に比べ20社、50人増加した。
「円安を背景に電機や商社で人数が増えた」(東京商工リサーチ情報本部・坂田芳博氏)ことが背景にあるが、見過ごせないのは、業績が赤字決算(単体)や無配当の企業にも1億円プレーヤーがいることだ。別表の通り、16社、20人に上る。
牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーHDは、連結決算で1997年の上場来初の赤字に転落したうえに無配当。そんなボロボロ状態にもかかわらず、小川会長兼社長は1億2400万円を受け取っている。
ソニーの平井社長は、昨年、赤字なのに1億8400万円をもらってひんしゅくを買ったが、今年も無配なのに報酬額は3億円以上。「これでも年収ベースで半額」と言い訳していたが、株主は不満だろう。
最もブッたまげたのは、ベネッセHDの原田会長兼社長だ。原田氏は今年3月まで日本マクドナルド会長も兼務していて、そのマックからも14年12月期に3億3900万円(退職慰労金含む)を受け取っているのだ。2社合わせて4億8000万円超!
マックでは消費者の動向を読み違えて業績を悪化させ、ベネッセは昨年、顧客情報漏洩が問題になったが、原田氏の億単位の報酬は揺るがなかった。
経済ジャーナリストの有森隆氏はこう言う。
「基本給は業績に関係なくもらうのが当然という感覚なのでしょう。報酬委員会のお墨付きを得ているというが、赤字や無配当なのに高額報酬では、上場会社としてガバナンスがきいているのか疑わしい。そのうえ、報酬額が公表されるのは株主総会後です。業績に見合った金額なのかどうか、本来は総会できちんと株主に説明すべきですよ」
ソニーだけじゃなく、日本通信、日本板硝子、ユニデン、ホシデン、シャクリー・グローバルGの5社は、昨年も単体赤字決算もしくは無配当なのに1億円以上の役員報酬を払っていた。2年連続なんて、“お手盛り”批判は免れない。
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