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9日は乱高下だった日経平均(C)日刊ゲンダイ
ハゲタカが“相場操縦” 乱高下&円高で市場が警戒「8月危機」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161633
2015年7月11日 日刊ゲンダイ
あまりの乱高下に東京市場は震え上がった。9日の日経平均は一時600円を超す下げ幅を記録。その後盛り返し、終値は前日比117円高の1万9855円だったが、値動きの幅は740円に達した。
「安定感を失ったジェットコースター相場です。ボラティリティー(変動率)が高過ぎて一般の投資家は手を出しづらい。海外の機関投資家が日本市場を荒らしているのです」(市場関係者)
日本株の乱高下ぶりは他の主要市場に比べ激しい。1日の値動きの幅はNYダウが1.8%(8日)、ドイツのDAX指数は2.5%(8日)に過ぎないが、日経平均は3.7%(9日)に達している。
「日本市場は実体経済の伴わない官製相場。それだけに底が浅く、ハゲタカに狙われやすい。株価が激しく動けば、儲けのチャンスは増えます。上海のパニック相場を利用したハゲタカによる“相場操縦”ともいえるでしょう」(証券関係者)
こうなると、来週の日本市場は大荒れ必至だ。1日に600円どころか、1000円幅で上下しかねない。
「上げ下げしているうちはまだ安心です。乱高下を伴いながら、株価水準が大きく下がっていくようだと危ない。1万9000円を割り込み、下手をすると1万8000円台もあり得ます。カギを握るのはドル円相場でしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
ギリシャ危機や上海株暴落で、世界の金融市場は安全資産に資金を振り向けるリスクオフになっている。安全資産とみられる「円」は買われ、ここへきて円高傾向が顕著だ。ギリシャ問題が混乱を極めるまで1ドル=122円台だったものが、8日には120円台後半まで円高は進んだ。
「ギリシャや中国株の影響で、米国の利上げが先延ばしされる可能性が出てきました。そうなるとドル買い(円売り=円安)期待が薄れます」(松井証券シニアアナリストの窪田朋一郎氏)
1ドル=120円が分岐点だという。
「119円台に入った途端、株式市場は大幅下落するでしょう。115円も視野に入ってくるし輸出企業を中心に業績悪化は避けられない。日経平均は1万8000円の攻防を覚悟しなくてはなりません」(倉多慎之助氏)
今月20日と8月20日の両日、ギリシャは4000億円規模の巨額償還を控える。
「今月20日を乗り切っても、8月は本格デフォルトとみなされる」(市場関係者)
市場環境は悪化し、日本株の下落トレンドはますます加速していく。“8月危機”が市場を直撃しかねない。
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