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時速1200キロ「ハイパー・ループ」実験線の衝撃 <動画>2018年の実用化を目指す
http://toyokeizai.net/articles/-/76555
2015年07月10日 Reuters 東洋経済
エンジニアがクラウドファンディングで設立した新会社ハイパー・ループ・トランスポーテーション・テクノロジー(HTT)社は、革命的な輸送手段のテストコースの建設に着手することを明らかにした。
ハイパー・ループは、最大時速760マイル(時速1200キロ)というスピードで、乗客に鋼管の中を通過させる未来的な交通手段だ。
未来を夢見ている人々にとっては、このようなことは、まだまだ先のことのように思っていたかもしれない。しかし、この乗り物は、鋼管の中を時速800マイルに迫るスピードで移動するのだ。
HTT社の最高経営責任者であるダーク・アルボーン氏は言う。「チューブの中を浮いている、人々を一杯乗せたカプセルを想像してください。チューブの中では、高高度にある飛行機と酷似した低圧状態ができます。それで今やチューブの内側を移動するカプセルは、通常程の摩擦抵抗が生じません。それゆえカプセルはほんの少しのエネルギーで、実に速く移動することができるのです」。
事故が無く、環境にやさしく、チケットはただ同然だ。
これはかつてビリオネア(億万長者)の起業家、イーロン・マスク氏によって考え出されたアイデアだったが、それを現実化しようとしている会社は複数ある。そのうちの1人がアルボーン氏である。マスク氏のスペースXが最初の道を切り開き、実際の設計についてはコンペを行っているところだ。マスク氏は、コンペへの参加表明の締切りを9月15日に設定している。
こうした中でアルボーン氏と彼の経営するHTT社は、カリフォルニア州で独自に実験線を行う。HTTはクウェ・バレーで、来年にはテストコースをつくろうとしているのだ。
しかし、この計画はまだ始まったばかりだ。アルボーン氏は言う。
「それで我々はチケットが必要だろうか。収益を得るためには、その他の方法はあるのだろうか。支柱は単なるコンクリートからできている。それなら空気を浄化するコンクリートがある。中に庭園があってもよい。このようなコンクリートの支柱の内部には蜂の巣のようにスペースをつくれるかもしれない。様々なエネルギーのソリューションも考えられます。つまり、最新の技術作り出すために、我々のできることはたくさんあるのです」
アルボーン氏が新しく開拓しているのは、単なる技術だけではない。
彼と彼のHTTのおよそ360人のチームは、才能と労働力をクラウド・ソーシングによって集めており、迅速にプロジェクトを前進させている。その結果、このチームはほんの数年で、乗客を運ぶことになる可能性がある。
アルボーン氏は言う。「クウェ・バレーの実験線は本格的なものになるだろうし、我々は1年におよそ1000万人の人々を運ぶつもりです。2018年には開通することになるでしょう」。
ウイーンで乗車して早々食事にとりかかり、デザートを終える頃には、ロンドンに到着する、といったことが起きるかもしれない。かつての遠い夢は、今やますます現実に近づいているようだ。
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