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梅雨が続けば…(C)日刊ゲンダイ
長梅雨が招く景気悪化 93年並み日照不足でGDP9000億円減
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/161585
2015年7月10日 日刊ゲンダイ
この夏、景気が急速に悪化する恐れが出てきた。原因は、日照不足だ。
気象庁によると、昨年6月から発生しているエルニーニョ現象によって、今年の梅雨は長引くという。第一生命経済研究所主席エコノミストの永浜利広氏が、梅雨の長期化と景気との関係について詳細なリポートをまとめている。
リポート「今年も政策対応を左右するエルニーニョ」によると、〈7―9月期の日照時間が前年比10%減少することで、同時期の実質家計消費を0.43%押し下げる〉という。
仮に今年の日照時間が、梅雨が長引いた1993年並みになると、家計消費を約1兆2000億円押し下げ、実質GDPは約9000億円ものマイナスになるという。93年といえば、記録的な冷夏による「平成の米騒動」で日本中がテンヤワンヤだった年だ。バブル崩壊後の「第1次平成不況」の時期ともピタリとあてはまる。同じく、梅雨が長かった03年も景気が落ち込んだ。
夏が短くなると、ビールや清涼飲料水、夏物衣料などの売り上げが落ち込み、冷房の使用時間も減少。天候不順が原因で外出を控える傾向も強まり、消費全体に悪影響を及ぼすという。夏は暑く、冬は寒い方が消費は増える。永浜利広氏はこう言う。
「今年の梅雨明けが93年並みになれば、秋以降の経済政策を大きく左右する可能性があります。アベノミクスにも悪影響を与え、政府は年末の補正予算で大幅な景気対策の実施を余儀なくされるかもしれません。また、日銀がもう一段の追加緩和に踏み切る可能性も高まります」
内閣府が発表した6月の景気ウオッチャー調査では、街角の景気実感を示す現状判断指数は前月比2.3ポイント下落した。ただでさえ庶民の暮らしはキツくなっている。8日の東京の日照時間はたったの11分。8日連続で30分を切っている。もし、予報通り梅雨が長引いたら、トンデモナイことになりそうだ。
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