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国民投票のお祭り騒ぎから一夜明け、ATMに並ぶギリシャの人々=6日(共同)
ギリシャ、カネ詰まり深刻 銀行の営業停止延長 すっからかんATM続出
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150707/frn1507071541006-n1.htm
2015.07.07 夕刊フジ
5日の国民投票で、欧州連合(EU)の財政緊縮策にノーを突き付けたギリシャだが、一夜明けて厳しい現実が待っていた。国内銀行の資金繰りは一段と悪化が予想され、営業停止は8日まで延長。現金が底をつくATM(現金自動預払機)も出始めた。チプラス首相はドイツやフランスに新提案を行うと表明するが、残された時間はほとんどない。
欧州中央銀行(ECB)は6日の理事会で、ギリシャの銀行が緊急融資を受ける際に差し出す担保の価値を引き下げることを決めた。同国が事実上のデフォルト(債務不履行)に陥り、国債などの価値が低下していると判断した。ギリシャの銀行は追加の担保や融資返済を迫られる恐れがあり、資金繰りが一段と厳しくなるのは確実だ。
ECBは同時に、ギリシャ側から増額を求められていた緊急融資枠の規模を現在の890億ユーロ(約12兆円)に維持。ギリシャに支援協議での早期合意を迫った。
ギリシャのチプラス首相はドイツのメルケル首相と6日に電話会談し、EUなどによる金融支援再開に向け、7日に開かれるEUのユーロ圏首脳会議で新たな財政再建策を提案すると伝えた。
メルケル首相と会談したオランド・フランス大統領は、記者団に「対話の扉は開いている」と強調。「ギリシャの真剣な提案を待つ」と述べた。しかし、メルケル首相は「交渉再開の前提が全て整ったわけではない。ギリシャを除くユーロ圏18カ国の反応も極めて重要だ」と指摘し、支援協議でのEU側の大幅な譲歩にくぎを刺した。
反緊縮が世論の大勢を占めるギリシャ側が、ドイツを納得させられる新提案を出せるかは不透明で、「いったん支援再開で合意してもユーロ離脱のシナリオは残る」(国内シンクタンク)。
ギリシャの銀行は6月29日からほぼ営業を停止し、預金引き出しが制限されたままだ。当初は1日60ユーロ(約8100円)が引き出せたが、現在は50ユーロ。一部では現金が切れ、ATMを探し回る市民も。ギリシャ国民の不満が一転して政権側に集まる懸念も残る。
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