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ギリシャ問題(銀行紙幣枯渇)とアメリカ一人勝ち政策の完結
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4902042.html
2015年07月07日 NEVADAブログ
ギリシャの銀行の一部は紙幣が枯渇したために特別に認められた年金の一部支払いが出来ない事態に陥っており、事実上銀行が払い出しに応じることが出来ない事態に陥っています。
ECBは流動性枠を認めていますが、支払いの現場では紙幣が枯渇しており、暴落してきていますギリシャ国債を担保にいつまでECBが融資をするか、極めて微妙になって来ています。
その暴落してきていますギリシャ国債ですが、2年債利回りは先週金曜日の35.3%から47%にまで急騰しており、10年債利回りは14.8%から17%にまでなって来ており、次第にデフォルトを織り込む利回りとなりつつあります。
サムライ債、ECB向けの償還が相次いでくるギリシャ国債ですが、果たしてこれをデフォルトするのかどうか。
国民投票という最大のイベントが終り、後はギリシャが金を払うか払わないか。これだけにかかっています。
解決方法は、払いたくても払えないと述べている点にあり、ギリシャが払える金額にまで債務を縮小させリスケを認めるしか方法はありません。
即ち、パリクラブ並みの債務カットと支援をするしかありません。
ギリシャは今や財政的に事実上バランス財政を達成しており、今後借金が増えることはない訳であり、過去の借金をどのように消すかだけであり、出来ない(再建出来ない)話ではないはずなのです。
必要としている支援金最大で10兆円をユーロ圏が被りそれを30年間で分担するようにすれば年間では大した負担ではありません。
その10兆円を出せるかどうか。
ドイツ次第になっています。
このままいけばギリシャはロシアと中国の手に落ちます。
それを認めるのかどうか。
10兆円でギリシャをロシア・中国に売り渡すような愚策をドイツが選択するようなことがあれば、ドイツの外交的信頼は地に落ちると世界の外交関係者の中で言われており、そうなれば、ヨーロッパはガタガタになり、これはロシア・中国そしてアメリカにとり願ってもない事態になりますし、対ドルでパー以下にユーロは売られることになります。
《アメリカ一人勝ち政策》の完結となります。
それが分かっていてドイツはその道をとるのかどうか。
ドイツに残された時間はそうありません。
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