★阿修羅♪ > 経世済民98 > 527.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
日本株も粘り切れず大幅安、前日までと異なるレベルのリスク(ロイター) 東京株終値は427円安 一時2万円割れに迫る
http://www.asyura2.com/15/hasan98/msg/527.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 06 日 18:03:15: igsppGRN/E9PQ
 

7月6日、海外リスクが日本株を揺さぶっている。ギリシャの国民投票は緊縮策を拒否、先行き不透明感が一段と濃くなった。写真は東証の近辺を歩く男性、1日撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)


日本株も粘り切れず大幅安、前日までと異なるレベルのリスク
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0PG0MB20150706
2015年 07月 6日 17:07 JST


[東京 6日 ロイター] - 海外リスクが日本株を揺さぶっている。ギリシャの国民投票は緊縮策を拒否、先行き不透明感が一段と濃くなった。中国株は相次ぐ対策にもかかわらずマイナス圏に軟化。

業績拡大や株主還元に期待の大きい日本株は一時「粘り」を見せて下げ渋ったものの、前日までとは異なるレベルに高まったリスクに大幅安を余儀なくされた。

<予想外の大差>

予想外の「ノー」だった。欧州連合(EU)が求める緊縮策の是非を問うギリシャ国民投票が5日行われ、約6対4と予想以上の大差で受け入れを拒否。ギリシャの世論調査では、賛成・拒否がきっ抗していたが、市場では「銀行の資金が枯渇し、預金者負担につながりかねない拒否をギリシャ国民が選択することはないだろう」(邦銀)との楽観的な見方が多かった。

驚きの結果に、東京市場が開く前のアジア太平洋市場では、ユーロが急落して円が上昇。ユーロ/ドルEUR=は1.1ドルを割り込み、ユーロ/円EURJPY=は134円前半、ドル/円JPY=は122円を割り込んだ。

日本時間に入っても、日経平均.N225が序盤で300円超の下落。「不透明感を嫌うリスクオフの動きがまず出た」(外資系証券)という。

JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マーケット・ストラテジスト 重見吉徳氏は「銀行預金のヘアカットとなれば、ギリシャ経済は大きく悪化する。EU側が今後どのように交渉していくかも読めず、不透明感の強まりを投資家は嫌う」と指摘。株式などのポジションを落とすリスクオフの動きが、強まりそうな展開になった背景を解説した。

<業績や還元に根強い期待>

ただ、日本株やドル/円は一時「粘り」もみせた。前場の市場では、日経平均は軟調だったものの、寄り付きで付けた2万0195円の日中安値を前場は一度も下回ることはなかった。

市場では、日本企業の業績拡大や株主還元への期待が大きく、押し目買いも根強い。日経平均の予想一株利益は1261円とITバブル時の4.3倍。PER(株価収益率)は16倍前半にとどまっている。ガバナンス重視の企業も増え、自社株買いや配当も増加している。

海外勢の日本株評価は高く、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ・グローバル・リサーチの報告書によると、6月30日までの過去19週のうち日本株ファンドには18週で資金流入超となった。メリルリンチ日本証券のチーフ日本株ストラテジスト、阿部健児氏は「デフレ脱却や賃金上昇で日本株の上昇トレンドは、消費再増税までは継続する」との見方を示す。

ドル/円でもリスクオフの円買いは一服している。6月米雇用統計はやや弱めだったが、米利上げ期待は依然として根強い。このまま1ドル120円を超える円安が続けば、東証1部上場企業の2016年3月期業績は15─20%増益が期待できると試算されている。

<相次ぐ対策でも中国株は一時マイナス>

しかし、国民投票の結果、ギリシャ問題の混迷度はさらに深まった。チプラス政権は、国民投票の結果をもって国民の支持を得たと再び交渉に入るとみられるが、トロイカ側も譲歩するのは難しい。「譲歩してしまえば、財政問題を抱える国に前例を与えてしまうことになる」(大手証券ストラテジスト)ためだ。

かといって、緊縮策の受け入れなしにECBが追加的な資金供給を継続するのは、容易ではないだろう。資金供給が止まれば、ギリシャの銀行休業や資本規制は長引かざるを得ず、同国経済は大きなダメージを受ける。

ユーロを離脱し、ドラクマ導入となれば、共通通貨圏の「理想」は大きく後退しかねない。いずれの道も、市場の嫌うリスクを増大させる。

一方、中国株のリスクも前週までとは違うレベルに上昇した。上海総合指数.SSECが前週まで約3週間で3割近く下落するなど止まらない株安に、中国では投資信託や証券会社、政府系機関投資家が、優良銘柄および優良銘柄を対象とするETF(上場投資信託)を買い入れると異例の表明をした。

だが、効果があったのは序盤だけ。上海総合指数は寄り付きで7%超上昇したあとは、ズルズルを上げ幅を削り、後場には一時マイナス圏に沈んでしまった。中国株安が続けば日本経済を支える「インバウンド消費」に影響が出かねない。

レベルアップしたギリシャと中国の「両面サイド攻撃」では、日本株もさすがに逆らえない。日経平均は一時500円を超える下落となり、2万円割れ寸前まで軟化した。

広告
市場では「前週までとは違うレベルの不透明感が広がった。個人投資家も日本株にようやく買い始めたが、あくまで押し目買い。上値を買いに行くのはやはり海外勢。ギリシャ問題や中国株が落ち着くまでは、重い展開となりそうだ」(大手証券トレーダー)との声が出ている。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)


         ◇

東京株終値は427円安 一時2万円割れに迫る、ギリシャ危機とアジア株安で
http://www.sankei.com/economy/news/150706/ecn1507060023-n1.html
2015.7.6 15:08 産経新聞

 6日の東京株式市場はほぼ全面安となり、5営業日ぶりに大幅反落した。日経平均株価の終値は、前週末比427円67銭安の2万0112円12銭。ギリシャ危機への懸念とそれによる円高ユーロ安、さらにアジア株の全面安もあって、下げ幅は一時500円を超え、半月ぶりの2万円割れに迫る場面もあったが、終盤に大きく巻き返した。

 日経平均株価は午前は300円前後の値下がりが続いたが、午後になってげ幅が拡大。一気に400円を超えて500円を超えた。安値は527円安の2万0012円。高値は午前につけた229円安の2万0310円で、この日の値幅は298円に及んだ。

 東京と並行して取引されているアジア市場もほぼ全面安となっている。前週に大幅下落が続いた上海総合指数は午前は反発したが、午後には一時続落に転じるなど、回復基調にはない。

 東証株価指数(TOPIX)の終値は、前週末比31.73ポイント安の1620.36。東証1部銘柄のうち91%超の1730が値下がり。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年7月06日 19:09:52 : nJF6kGWndY

国内景気も、踊り場にさしかかったことだし

本来なら、もっと前に暴落して然るべきなのが

逆に緩和継続期待(PKO恐怖)で攻めあぐねている状況

大台を切るのは難しいか



2. 2015年7月06日 19:48:22 : FfzzRIbxkp
ギリシャの首相を日本にお借りしたい。ギリシャ国民も日本にお借りしたい。

3. 佐助 2015年7月06日 19:54:57 : YZ1JBFFO77mpI : KTZjxPAPgA
株式の小暴落は前兆ではあるが、株価は以後何度も急上昇して、史上最高値をつける。そして、予告どおりのタイミングで戻し、大暴落が発生し、ゆっくりと2010年の十分の一の大底に向け、東京市場の株式バブル崩壊はスタートする。

1929年末の最高値へと移行した,2015〜17年の株大暴落への見えない移行と比較
┏━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃比較項目┃1929年のニューヨーク株式市場┃2015〜17年の東京株式市場   ┃
┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃投機資金┃世界の投機資金が直接大流入。┃世界の投機資金が直接的に大流入┃
┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃株取引比┃モルガン株取引量約75%寡占 ┃外資・日銀年金が約75%取引寡占┃
┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃資金源 ┃基軸通貨ドル高を安全弁に投機┃円安が迂回し投機資金化    ┃
┣━━━━╋━━━━━━━━━━┳━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃前兆  ┃三段階の株暴落   ┃上海の異常な株価暴落・ギリシヤ財政破綻┃
┗━━━━┻━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
2007年の株大暴落
┏━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃比較項目┃2007年の東京株式市場     ┃
┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃投機資金┃世界の投機資金が間接的に大流入┃
┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃株取引比┃外国企業・個人が約75%取引寡占┃
┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃資金源 ┃ゼロ金利の円が迂回し投機資金化┃
┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃前兆  ┃サブプライム・リーマンショック┃
┗━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━┛

世界恐慌の根因=1929年はポンド⇒ドル一極・2015年〜2017年はドル円ユーロ三極(多極化)

今日、世界のエコノミストは全員、超関税自由貿易主義者なのである。つまり、関税をゼロにし、自国の農業や中小企業を壊滅させても、世界信用収縮恐慌の再発は絶対に防止すべきだと信じているのだ。そのために、世界信用収縮恐慌を発生させる世界機軸通貨の交代は見えない。そして、迫りくるバブル崩壊のインジケーターの足音が振り切れるタイミングも予知できない。

政府日本銀行は、金利の上下動や、貸出枠を開閉すればコントロールできると信じている。このコントロールは、政府高官の口先介入と同じ一時的な効果しかない。政治は、その時その時の対症療法で、根本治療のタイミングを遅らせ、朝令暮改を繰り返すだけである。

1929年のニューヨークと2007年の東京株式市場を比較しておこう。共通しているのは、以後十年以上にわたる世界信用縮小恐慌がスタートする号砲として記憶されることだ。その遠因が、基軸通貨がキンとの交換を停止し、通貨の為替交換を自由(フロート)化したことにあるということは、経済学には、未だに全く見えていない。

基軸通貨のフロート化で、歯止めを失った世界の通貨は膨張し、株や土地を中心に信用膨張バブルを発生させる。その空前のバブル景気を謳歌した米国と日本が、次の表のように三段階の株暴落を経験し、新基軸通貨体制に移行するまで、収束復元できないのだ。


4. 2015年7月06日 22:17:20 : nJF6kGWndY

>>02 ギリシャの首相を日本にお借りしたい。ギリシャ国民も日本にお借りしたい。

ギリシャに移住したらいい

気候も良いし、火山も地震もあるから日本に似ているぞw



5. 2015年7月07日 08:33:53 : J73EH7M30E
最近の世界経済を眺めていると、なんとなく仏教の諸行無常と言うのを思い出してしまう。 今回はギリシャが先行したが、本命は共産党チャイナの終焉であり、それは直ぐにヨーロッパ・アメリカ・ジャパンに飛び火するだろう。 経済規模の縮小は避けられず、全ての面で生活水準の低下をもたらすに違いない。 ギリシャは貸付金の減免や返済時期の先送りで飼い殺しの状態にできるかもしれないが、それならスペイン・ポルトガル・アイルランドなどは、どうするのかの問題になる。 ヨーロッパはまだしもだろうが、最大のリスクはチャイナになるだろう。 誰も救える大きさではないし、見せかけだけとは言いながら強大な軍事力を持っているから、迂闊には手出しは出来ない。 自滅して分解してくれるのを、待つしかないと言う事になるかな。 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民98掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民98掲示板  
次へ