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100円引越しから、2000円フーゾクまで！？. “激安”商品のカラクリ！
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150705-00010000-takaraj-life
宝島 7月5日(日)12時0分配信
ここのところ値上げのニュースばかりが目につくが、「激安」を売りにした商品・サービスも健在である。100円引越し、1000円宿、150円生ビールから2000円フーゾクまで！信じられない価格でなぜ利益が出るのか、安かろう悪かろうではないのか、はたまたハッタリか。
『宝島』7月号本誌では、激安のカラクリと裏側を徹底取材！
その一部を紹介します！
【激安ファイル3】「150円生ビール」の“発泡酒疑惑”を直撃 店長が語った意外な「儲けのカラクリ」
お通し300円也が儲けの主役。取材に訪れた日の通しは「ところてん」！
“生ビール1杯、常時150円！”
そんな激安価格を見て訝しがる向きもきっと多いだろう。「水増ししている」「安い焼酎を足している」「実は発泡酒」などの口さがない声も聞こえてきそうだ。
こうした噂をきっぱりと否定するのは東京・高田馬場の居酒屋「わっしょい」の店長。
客単価2000円前後という激安価格で、近くの早稲田大学生はじめ、社会人からも支持を得る一軒だ。
「ウチはちゃんとビールを出してますよ。混ぜ物なんかした日には、すぐにネットで悪評が立ってそれこそ命取り。そういう店は今はないんじゃないかな」
同店の場合、生ビール1樽の仕入れ値が8000円程度。330mlのグラスで60〜70杯になるというから1杯150円でも売価は1万円程度になり、一応赤字ではない。そんな原価ギリギリで出している生ビールだが、意外なことにあまり人気はないという。
「今は1杯200円のサワーのほうがよく出ます。こちらは原価30円ほどで、ウチとしてはそのほうが助かるんですが」
お酒で利益が出ないぶんを料理で儲けているのかというと、そうでもない。
同店としては高価なメニュー、1人前880円のカニや580円の大トロは、旧知の販売店で格安のものが出たときに大量購入しているというのだが……。
「仕入れ値はカニがワンパック2000円。これを3人前に分けて出しています」
原価率はおよそ75 ％。店舗の家賃や人件費まで考えれば儲けなどないに等しい。同店では中国人学生をアルバイトで雇っていて、それで人件費を抑えているのかといえばこれもNO。
「時給は800 円〜900円で、これは日本人学生も同じ。単に日本人学生がやりたがらないから中国の人を雇っているというだけで、そこに差別はありません」
ではいったい何で利益を出しているというのか。
「一番確実な儲けは、お通しですね」
最近の学生はあまり深酒しないため回転率は悪くなく、その度に入るお通し代300円也が、学生街の激安店を支えているのである。
【激安ファイル6】利用者急増中の「100円引越し」 運営会社の“業種”が儲けのカギだった
ネット契約新規獲得のため始めたサービス
引越し料金は、単身者で4万〜5万円。安くても2万円台といったところが相場だが、これをなんと“100円”で引き受けてくれる会社がある。
その名もズバリ、「100円引越しセンター」。
全国対応で、単身者ならば50キロ圏内、荷物の多いファミリーなら20キロ圏内（首都圏の場合。地方は30キロまで）と引越し時の移動距離に制限があるものの（それ以上になる場合は別途追加料金）料金が料金だけに仕方あるまい。
ちなみに50キロとは、東京都庁を起点とすると東は千葉市、西は八王子を超えて相模湖の近くまで。20キロだと東は新小岩、西は三鷹を越えたあたりまでがその範囲となる。
荷物量の目安は単身なら2トンショートトラック1台分。ファミリーは同ロングトラック1台分。50キロ圏内でも離島などへの引越しなど、条件によっては追加料金のかかるケースもあるが、その場合も事前の見積もりにおいて明示されるという。
それにしてもいったいどうしたら100円引越しで商売が成り立つのか。
「引越し時、お客様には弊社指定のインターネット回線に新規ご契約いただくことで、その契約手数料が弊社の利益となります」（100円引越しを運営する(株)ベルテクノス担当者）
ネット回線以外でも、スマホの新規契約もしくは機種変更、モバイルWi‐Fiルーターやウォーターサーバーの契約でも100円引越しは可能だという。
このベルテクノス社は、もともと電話関係の事業をネット展開する会社で、ネット契約新規獲得のために立ち上げたのがこの100円引越しだという。
値段のインパクトもあり、利用者は急増中なのだとか。
とはいえ、肝心の引越し作業についてはどうなのか。
「作業自体は弊社が行うのではなく、ハート引越センターなど専門業者に委託しております」
専門業者が行うのであれば、そうそう間違いはなさそうで、種々の条件が合致する場合には試してみる価値はありそうだ。
取材・撮影・文／宝島「激安」取材班
※ここで紹介してるサービス、料金は取材時のものです。変更になる場合もありますのでご了承ください。
※全文は『宝島』2015年7月号に掲載
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