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LIXILは氷山の一角 海外M&Aで日本企業がハマる落とし穴
http://wjn.jp/article/detail/8985005/
週刊実話 2015年7月9日 特大号
アベノミクス効果というべきか、円安の逆風にもかかわらず日本勢が海外企業を猛然と買いあさっている。
東京海上HDは6月10日、米保険会社『HCCインシュアランスHD』を9400億円で買収すると発表した。日本企業の海外M&Aでは歴代8位の規模だ。
保険会社では第一生命が2月に米保険会社『プロテクティブ』を5800億円で買収。結果、売上高に相当する保険料収入で屈辱の2位に転落した日本生命は、海外企業の買収に「最大1兆5000億円を投じる」と発表した。
その他、今秋の上場を控える日本郵政がオーストラリアの物流会社『トールHD』を6200億円、キヤノンが監視カメラの世界トップ企業『アクシス』(スウェーデン)を3337億円、旭化成が米化学品メーカー『ポリポア』を2600億円など、日の丸企業による怒涛の海外買収ラッシュが続いている。
「手元資金が潤沢になった今、これを有効に活用する近道として各社が海外M&Aに打って出た図式ですが、仲介役としてフィナンシャル・アドバイザーを務める欧米の投資銀行には“格好のカモ”でしかありません。買収価格をつり上げれば彼らの成功報酬に跳ね返る。たとえ赤字タレ流しのボロ会社でも少し細工を施せば日本企業は簡単に見抜けないし、将来性を強調すればバカ高いプレミアムにも平気で飛びつく。これがメディアをにぎわせている海外M&Aの実態です」(大手証券役員)
先ごろ住宅設備最大手のLIXILが、海外子会社の破産に伴い660億円の損失を計上した。その“原点”は2年前に3800億円で買収したドイツの住宅設備企業にあった。この会社の中国子会社が長年にわたり行っていた粉飾決算を、買収時に全く見抜くことができなかったのだ。
実態は赤字企業というのはよくある話。昨今の海外M&Aが“高値づかみ”だったとしても不思議はない。
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