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シャープ、ソニー、東芝は凋落…(C)日刊ゲンダイ
役員全員が報酬1億円超 “万年3位”三菱電機独り勝ちの理由
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161254
2015年6月30日 日刊ゲンダイ
ウラヤマシイ限りだ。先週開示された「三菱電機」の役員報酬には驚いた。2億6000万円の柵山正樹社長を筆頭に、23人の役員全員が1億円を超えたからだ。東京商工リサーチによると、1億円以上の役員報酬を開示した企業165社のうち、断トツである(26日時点)。
1億円以上の報酬を得た役員の人数を開示した上位企業は別表の通り。業績不振で身売り危機説が流れる「シャープ」や「ソニー」、不明朗会計で大揺れの「東芝」など、家電業界はどこも低迷している。ところが、「万年業界3位」と呼ばれていた「三菱電機」はここ数年、好決算を記録している。
2015年3月期の連結売上高は前期比6.6%増の4兆3230億円、最終(当期)利益は52.9%増の2346億円といずれも過去最高だ。90年代に半導体事業の不振で1000億円を超える赤字を出し、一時は2兆円近い有利子負債を抱えた企業とは思えない。なぜ“独り勝ち”できたのか。株式評論家の倉多慎之助氏がこう言う。
「一言で言えば、早い段階から儲かる事業に経営資源を集中したからです。海外メーカーとの競争激化で利益が出ない洗濯機や携帯電話、さらにパソコン事業から撤退する一方、システム制御分野の『メカトロニクス事業』に力を注いだ。メカトロニクス事業とは、例えば、ビルや工場内のエネルギー使用量を分析し、効率的にエネルギーを管理する省エネ支援機器などがあります。この分野は販売後もメンテナンス事業などで収益を上げられます。ほかに人工衛星やレーダーなど、利益率が高く、同業他社が簡単に参入できない分野に注力してきた。競馬場に設置されたオーロラビジョンも三菱電機のシェアが圧倒的です。いま好業績なのは『万年3位』だったからでしょう。トップ企業ではなかったために、過去の成功にとらわれることなく、臨機応変の対応が取れたのです」
日本の製造業が生き残るヒントがここにあるかもしれない。
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