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「「TPA法案成立か!」。。最大の勝者はウイキリークスだ。ついにアメリカで市民権を得た:すとう信彦氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17691.html
2015/6/25 晴耕雨読
「TPA法案成立か!」。。。2015-06-24 18:32:26 から転載します
http://blog.goo.ne.jp/sutoband/e/65f8e2c57cc14ff9496a14c96aa4ae5d
今日は早朝に民主党の農水部会でレクチャー。まあ、こんなタイミングになるとは思っていなかった。それでも、多くのかっての同僚が参加していて、以前とは異なり、みんな熱心にTPP問題を議論していて、正直、うれしく思った。
「TPA法案成立か!」。。。
いったん上院でTAA(貿易労働調整措置)付で下院に送られたTPA法案は分割審議となり、TPA部分は成立したもののTAA部分が否決されて不成立。
今度は下院のTPA独自案なるものがほぼ上下院賛成の年金法案にくっつけられて上院に送られ、22日に賛成60(反対37)のぎりぎりの賛成数で可決、23日の本会議を経て大統領に署名に送られることになった。
TAAはこれまたアフリカの開発法案にくっつけられて上下院で審議ということになる。
御用メディアは一斉に7月合意とか、TPP交渉に弾みとか書いてあるが、そんなものではない。
この一か月のインターバルでさえ、他の参加国のやる気を十分に喪失させるアメリカ議会のごたごたであった。
マレーシアやベトナムなども、「結局は金で転がす」みたいなアメリカ民主主義の実態におったまげただろう。
TPAが成立してもTPP交渉が抱える基本的な問題は簡単には解決しない。
そもそも交渉権限を持たないアメリカ大統領がこれまで交渉をリードしてきたことが異常なのだ。
今度ようやく正常な交渉になる。提灯記事などを見ると7月閣僚会議で大筋合意、11月フィリピンで合意署名みたいな予定になっているが、暑い夏と熱い大統領選前哨戦をどう乗り切れるか、見ものだ。
小生もこの一月ぐらいは、ひょっとしたらTPA採決でTPPサドンデスか?と熱心に見ていたが、考えればあまり状況は変わらない。
参加各国が「TPAがなければ閣僚会議に応じない」というのは、TPAを出汁に交渉を渋っていたからに他ならない。
まあ、でもともかくこのバラク・オバマという男にはがっかりさせられどうしだ。
GreatではなくSneakyという形容詞がふさわしいと思う。
今回のTPA騒動の最大の敗者は大統領選に臨む民主党で、最大の勝者はウイキリークスだ。ついにアメリカで市民権を得たと思う。
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