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ドラゴンの背に乗れ(1)ドラゴンに踏みつぶされない方法
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2015-06-21 ダークネスDUA
これからはますます多国籍企業の時代になる。多国籍企業とは、「多国籍」と頭に付くように、アメーバのように全世界に触手を伸ばし、覆い尽くし、そこから利益を得る体質になっている企業である。
たとえば、コカコーラやペプシはそれこそ70年以上も前から、全世界に販路を広げて炭酸飲料を売ってきた。
私たちはニカラグアの田舎に行っても、誰も名前すら知らないインドネシアの貧村に行っても、そこで多国籍企業コカコーラ、ペプシの炭酸飲料を見付けることができる。中国でもインドでもアフリカでも、それはごく普通に飲まれている。
これから、世界人口は減るのか増えるのか。もちろん、増えていく。地球の限界に達するまで世界人口は増えていき、多国籍企業の売り上げはさらに伸びる。
アメリカの多国籍企業はキラ星のごとく存在し、その多くが今後も全世界を覆い尽くしながら利益を吸い上げていく。
すでにアメリカの政治家の多くは、どこかの企業に金銭的支援を受けて選挙や議員活動を続けるのが当たり前になっている。
■政治家は、多国籍企業の捨て駒にすぎないのだ
議員が多国籍企業から献金を受けて当選したら、国民のためというよりも、自分を当選させてくれた多国籍企業のために働こうとするのは当然のことである。
多国籍企業はそのために多額の献金をして政治家を支援するのである。だから、アメリカの有力議員のほとんどは多国籍企業の代理人であるという見方は間違っていない。
つまり、もうアメリカの政治もとっくの前に多国籍企業が乗っ取っているわけで、国民がアメリカを動かしているというのは一種の幻想であると言ってもいい。
アメリカの政治家を分析しても、未来がまるっきり分からないのは、彼らが多国籍企業の捨て駒でしかないからだ。
どこの国民も、移民や多文化主義やグローバル化による単一文化を望んでいない。人々は自分の国の文化を大切にしたいと思っている。にも関わらず、政治家やメディアが口を揃えてグローバル化を推している。
なぜなのか。それは、多国籍企業にとってグローバル化がビジネスに都合が良いからである。
多国籍企業は自分たちの思想と合致する政治家を当選させるので、世界中の有力政治家がグローバル化を推進する。それで現在の社会ができあがっているのだ。
多国籍企業がグローバル化を推進するのは、グローバル化することによって全世界が市場になり、利益をさらに倍増することができるからである。
グローバル化によって文化が均一になれば、コストも削減できる。グローバル化によって国境がなくなれば、関税も考えなくても良くなる。参入障壁がなくなり、自由にビジネスを進めることができるようになる。
だから私たちは、多国籍企業が全世界を支配する中で、自分の人生が翻弄されると気付くべきなのだ。この社会の中で、私たちがすべき重要なことがひとつある。
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